今日もワインを飲んでます そして思いついたことを書きつづる

世界で最も成功した黒ブドウ

プレゼント専門シエル・エ・ヴァンの店長・ハヤシです。
今回はカベルネ・ソーヴィニヨンについて勝手に語ります。

 

 

世界で最も成功した赤ワイン用の黒ブドウであり、世界で最も広く栽培されている品種のひとつであるのがカベルネ・ソーヴィニヨンです。
ワイン産出国の主要な国では、ほぼ全てと言っていいくらい栽培されているかもしれません。
したがって日常で気軽に飲むワインから、超高級なワインまで、カベルネ・ソーヴィニヨンから生産されるワインにはものすごい幅があります。
しかし、この品種には欠点があり、冷涼な気候には向いていません。
そのためワインベルトでも北に位置する地域、具体的にはドイツ以北のワイン生産地では、あまり見かけることがありません。もちろん皆無ではありません。カナダのオカナガン・ヴァレーのような冷涼地でも栽培されているからです。

 

ただカベルネ・ソーヴィニヨンといえば、フランスのボルドーを連想する人も多いことでしょう。
ボルドーは標高も低く、海岸線に近いため海洋性気候になっています。土壌は砂利質でも問題のない品種のため、この気候・風土はカベルネ・ソーヴィニヨンが「個性」を出せる場所といえるのかもしれません。
もちろんボルドーといえば、ブレンドですから、メルローやカベルネ・フランとブレンドされることが多いのが特徴です。
ボルドーではフランスのAOC認証(参照:アペラシオン・ドリジーヌ・コントロレ)もされていますが、法定栽培品種の規定によって、他の地域では認証されていません。

 

世界のワイン産業では、カベルネ・ソーヴィニヨンは重要な品種になっていますが、ワインの歴史が太古より始まっているのに対し、実は歴史が浅いともいえます。
誕生したのは17世紀といわれています。
カベルネ・フランとソーヴィニヨン・ブランが自然交配して生まれたようです。もちろん場所はフランスでした。

 

なぜ世界中に広まったかといえば、やはり栽培する上での利便性が大きかったといえます。
特に病害や害虫に対する抵抗性が強いのは利点が大きく、それに加えて、ワインになった際に、個性が現れやすいという味の部分も影響したようです。
そのため世界のあらゆる地域に広がり、それにともなって知名度も上がり、販売側にも集客しやすいブランド的な品種になりました。
無名産地でもカベルネ・ソーヴィニヨンのワインと言うだけで販売しやすいというのは、絶大な効果を生み出したといえるでしょう。
しかしその代償として、固有の土着品種によるワインが減少し、カベルネ・ソーヴィニヨンが中心の品種になってしまった地域もあります。まるで幕末の日本に黒船が現れて以降、一気に西洋化が進んだように、価値観の大転換のようなワインになってしまったのは、はたして良いことなのかどうか? わかりません。

 

カベルネ・ソーヴィニヨンについては、まだまだ語る気になればいくらでも語れますが、とりあえず今日はここまで。

 

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