今日もワインを飲んでます そして思いついたことを書きつづる

アペラシオン・ドリジーヌ・コントロレ

プレゼント専門シエル・エ・ヴァンの店長・ハヤシです。
今回はアペラシオン・ドリジーヌ・コントロレについて勝手に語ります。

 

 

品質・文化・知名度の三つの部分で、ワインといえばフランスという図式が成り立っています。
これは歴史的なことだけでなく、フランス政府もワイン品質の維持・管理・向上に取り組んでいる結果とともいえます。それはAOC法(アペラシオン・ドリジーヌ・コントロレ/ Appellation d’Origine Contrôlée)を制定していることからもうかがわれます。

 

AOCの原点は古く、最初はワインではなくブルーチーズでした。
何と15世紀の話で、フランス最古のチーズといわれるロックフォールが議会の布告によって規制されたのです。
このAOCは、製造過程や最終的な品質評価によって、特定の条件を満たしたものにのみ付与される品質保証で、そのためにこの認証を得るということはフランスの国家が認めた製品であるともいえるのです。
現在、フランスの全てのAOC製品は、ラベルなどに認証が印刷され、もし認証製品でないものにAOCのラベルが使われた場合は、不当表示として扱っています。

 

ワインの場合は、INAOによってAOCの認定から運用まで行われています。
このINAOとは、フランス農林省管轄の組織で、行政だけでな、生産者や消費者を含めた三者によって構成された組織です。設立は1935年です。
AOC認証のワインにはラベルに必ず「Appellation Contrôlée」の文字が入り、生産地域を入れたりします。その場合、例えばボルドーであれば「Appellation d’Origine Bordeaux Contrôlée」、またブルゴーニュ・ワインについては、さらにブドウ畑の名称まで入り、例えばロマネ・コンティであれば「Romanée Conti」が入るというように徹底しています。
またAOCの規制は、産地だけでなく、ブドウ品種による最低アルコール度数、最大収穫量、栽培法、剪定法、場合によっては熟成方法なども含まれます。これは品質を保持し、産地名称を保護することを目的としているからです。
生産地の呼称についてもフランス国立原産地名称研究所(Institut National de l’Origine et de la qualité, INAO)によって管理されているため、ここまで厳しい管理は他の国には見られないかもしれません。

 

個人的にはここまで管理されたAOC認証のワインだけでなく、もう少し統制の緩いVDQSワインでも何ら問題なくおいしく飲めると思っていますし、何よりフランス人の誇りであるワインは、どの製品も優れています。
むしろ「好み」を優先させて飲むほうが、ワインを楽しめる気がします。
それでもフランスのこの認証制度は産地偽装や生産過程の透明性など含めて、ただただ感心させられます。

 

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