今日もワインを飲んでます そして思いついたことを書きつづる

  • ワインを安く買う方法【プリムール】1

    さて、ワイン愛好家の皆さんならプリムールってご存知と思いますが、ボルドーでは歴史のある取引形態です。

     

     

    ボルドーワインは秋にブドウを収穫し醸造が施され、翌年春からオーク樽にて1~2年間ほど熟成を行います。(樽熟期間はワインにより異なる。基本的に上級キュヴェほど長い。)

    そして樽熟後、ボトリングしてシャトー(生産者)より出荷されます。

    今であれば、2008年物の樽熟がスタートし、2010~11年の春先に出荷されるといった具合です。

     

     

    生産者からして見れば、樽熟中はお金が入って来ないので資金繰りが厳しい。

    そこで樽熟中に予約販売を行い、資金を調達します。

    これがプリムール販売です。

     

    これは生産者にとっては非常に都合が良い。

    しかしバイヤーからすれば、お金を払ってからワイン入荷まで1~2年間も待たなければなりません。

    そこで生産者は、ボトリング時の最終卸価格よりも安い価格を特別に設定します。

     

    ・生産者 = 早く資金調達できる。

    ・バイヤー = 安く買える。

    双方の利害が一致するわけです。

     

     

    このプリムール価格は、一定期間経過後、価格の見直し(値上げ)が行われます。

    一番最初の価格をファーストプライス、次がセカンドプライス、次がサード……最後にボトリング時の卸価格となり、早く買うほど安く買えます。

    当たり前ですが、生産者は早くお金を入れてくれるバイヤーを優遇するのです。

     

    プリムール2に続く

  • シャトー・フェラン・セギュール1981

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    CA390683

     

    以前にブログでも紹介しましたフェラン・セギュール。

     

    前は1979年だったが、今回は1981年ヴィンテージ。

    生産者から直買いし、フランスより空輸したもの。

     

    クリュ・ブルジョワに格付けされるこのワインは、非常に優れたテロワールの恩恵を受けている。

     

    81年は平凡な年だが、前回の79年よりは少し良い年として位置づけされている。

     

     

    ブーケは誘惑的で、甘く、肉厚であった。

     

    味も同様であったが、タンニンがエキスにより昇華されるにはまだ至っていない。

     

     

    かなりの成長能力を秘めているこのワイン。

    後5年後に飲みたい。

     

  • シャトー・マルキ・ド・テルム1994

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    旨安ワインばかりを飲んでいたここ最近。

     

    久しぶりにフランスはメドック格付け第4級シャトーの逸品です。

     

    格付けワイン……「グラン・クリュ・クラッセ」

    懐かしい響き。。

     

    AOCマルゴーのこのワインは、1855年の格付け以後、そのステータスにふさわしいワインを造っていた。

    しかし90年代の10年間ヴィンテージの評価ははっきりいって低く、日本での知名度も低い。

     

     

    実は私はワインにハマりだした頃、マルキ・ド・テルムの97年を飲んだ。

    評価の低い90年代だ。

     

     

     

    感動した。

     

    「こんなに旨いワインは初めて飲んだ!」

     

    心の中でそう想った。

     

     

    以後、96年と98年も飲む。

    やっぱり旨いと思った。

     

    もちろんそれ以後、更に素晴らしいワインに数多く出合ってきたが、当時の私にとって、あの時あの瞬間の感動は、今も色あせることはない。

     

    AOCマルゴーの真髄を、教えてくれたワインである。

     

     

     

    この94年は、自己でフランスから空輸したもの。

     

    色調は濃く、肉厚で素晴らしいブーケを放つ。

     

    瓶詰から15年近くが経過しているが、トースト香と樽香が前面に香る。

    非常に長期の熟成能力が伺える。

     

    香りはかなり立つ。

    カシス、ミント、枯れた草に、若干青臭さもある。
    味わいは、タニックにも関わらず、かなり軽い感じがする。
    それは「中身が詰まっていない」という意味で、ライトボディということではない。
    ボディとしてはミディアムボディ。

    酸味はあまり感じられない。

     

    良くも悪くもAOCマルゴーの特徴を兼ね備えており、古典スタイルのワインだ。

     

     

    私のようにカベルネ主体物の最高頂は「ボルドー」だと信じて疑わない者には、非常に面白みに富むワインだ。

     

    このワインと美味しく付き合うには、それなりのエスコートが必要である。

     

  • シャトー・ラローズ・トラントドン2004

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    旨安ワインのレビューです。

     

    旨安ワインの候補に挙げてますが、AOCはオー・メドック。

    しかもクリュ・ブルジョワのシュペリュールにしっかり格付けされている逸品です。

     

    価格は近所のスーパーで2500円。

     

    実は1週間程前に一度飲んで、「旨くなかった」のです……が評判はよく、しかも2006年ヴィンテージ物はフランス本国で名誉ある賞も受賞しているワインなので、もしかすると自分の体調が悪くそう感じたのかもとの思いで、昨日再度飲みました。

     

     

    結果は

     

    やっぱり旨くないですね。。

     

    セパージュはカベルネ・ソーヴィニヨン60%とメルロ40%。

    結構メルロの比率が高い。

     

    第1アロマはクレーム・ド・カシスの甘い香り。

    しかし同時に前回も感じた青野菜臭さがある。

    いわゆるピーマン香。

     

    それと妙な渋みがある。

     

    それはボルドーの、特にAOCマルゴーが持つ貴族的な「気難しさ」で、飲み手がさまざまな条件をエスコートすれば、最高のアロマやテクスチャーを放つワインへと変貌するような「面白い」ものではなく、カラムしようが何をしようがどうしようもない、本来の成分構成から来る悪い意味での「気難しさ」である。

     

    しかも渋いのだが、それはタニックというようなものとは少しニュアンスが違い、薄く安っぽいタッチの渋さ。

     

     

    まぁ、ボルドーワインが放つ「爽やかさ」は持ち合わせているが、かなり期待していただけに残念です。

     

     

    ラローズ・トラントドンの名誉を守るために補足しておくと、このワイン、イギリスへ輸入されたワインを日本へ再輸入したものであるのと、裏ラベルには「リーファー」と記載されているが、同じインポーターの立場として価格面から考えて100%常温での海上輸送であることは明白であり(このワインをリーファー輸送すると小売価格3千円にはしないと採算が合いません)、かなりコンディションが悪かったのかも知れません。

     

    ちなみにリーファー輸送と記載されているワインの8割は、常温輸送です。

    本当です。

    食品の産地偽装や賞味期限のごまかしなどと同じく、ワイン業界ではリーファー偽装が常識化しているという現実があります。

    困ったものです。

     

    何はともあれ、私が飲んだワイン自体はお勧めできるレベルのワインではなかったです。

    旨安ワイン度=60~68点

     

    機会があれば、自分でシャトーから直に空輸したものを飲んでみようと思います。

    また違った意見が出るかもしれません。

     

  • 失敗!シャトー・オリヴィエ・ブラン 1988

    シャトー・オリヴィエ・ブラン 1988 


    グラーヴはペサック・レオニャンのシャトーが造る逸品。

     白ワインとしての評価はまだまだ高いとは言えないが、昔に一度飲んで結構気にいったので、88年(20年物)が近所のスーパーにあったので思わず買ってしまいました。 

    古酒の白なのでちょっと不安だったのですが、案の定……もうNG。 

    飲めたもんじゃない!

    クリュ・クラッセに必要とされるコク、豊満さ、余韻に欠けている。

    枯れた白ワインの典型的な香りである「干し草」のアロマもキャッチ。

    通常、白ワインは熟成するほどにまろやかなコクや甘味が増すものだが、逆に抜けた感がする。

    グラス2杯飲んだところで、ジョボジョボ……台所に流しました。

    う~~ん、やはり白の古酒は余程完璧な保存をしなければ……残念。 


    銘柄:シャトー・オリヴィエ(Chateau Olivier)
    ヴィンテージ:1988
    アぺラシオン:ペサック・レオニャン
    格付け:格付けなし
    購入先:某大手スーパー(某大手インポーター取扱物)

  • シャトー・フェラン・セギュール1979

    シャトー・フェラン・セギュール1979 シャトー・フェラン・セギュール1979

    モンローズとカロン・セギュールの間に畑があり、両ワインの特徴を併せ持つワイン。
    メルローの比率が比較的高いので、骨格がしっかりしていながらも、口当たりは柔らかくソフトです。

     

    ボディを前面に押し出さない、味わいとタンニンが実にエレガントな魅力あるワイン。

    決して派手ではないが、完璧にバランスが取れたこのワインは、非常に長期熟成に耐えられるポテンシャルを秘めているように思われた。

    テロワールの血筋の良さを最大限に表現している。

     

    クリュ・ブルジョワ・シャトーで、ぶどうの平均樹齢は35年で、熟成は新樽50~60%で18ヶ月と上級クラスのワインに一歩も引けを取らない醸造を行っており、それでいて比較的安いので私のお気に入りワインの一つです。

     

    銘柄:シャトー・フェラン・セギュール(Chateau Phelan Segur)
    ヴィンテージ:1979
    アぺラシオン:サン・テステフ
    格付け:ブルジョワ級
    購入先:生産者直買い

     

  • ラ・ダーム・ド・モンローズ1985

    ラ・ダーム・ド・モンローズ1985 ラ・ダーム・ド・モンローズ1985

     

    私の大好きな2級シャトー、モンローズのセカンドです。

    主観ですが、ラ・ダーム・ド・モンローズは、AOCサン・テステフのセカンドの中で、間違いなくもっとも上品なキュヴェだといえるでしょう。

    評判としては、「気品があるが硬い」といわれるワインですが、それも若い内の話であり、20年以上の熟成により完全に開花している。

     

    液面レベルもボトムネックと、23年物としては極上品です。

    シャトーのカーヴにて木箱内保存だったのでエチケットも真新しく、オールドヴィンテージマニアとしては若干物足りないかも知れません……まぁここら辺は好き嫌いの問題でしょう。

     

    カシスのアロマはしっかり感じられ、ボディは強すぎず弱すぎず……どちらかというとフィネスよりもボディの力強さが見立ちました。

    非常に風格のあるタンニンを包み込むような果汁には、優れた丸みと厚みがあり、古酒ならではの複雑さも見られる。

     

    典型的な「クラシックスタイル」、良い意味での「古典主義」が、このワインに見られた。

     

     

    銘柄:ラ・ダーム・ド・モンローズ(La Dame de Montrose)
    ヴィンテージ:1985
    アぺラシオン:サン・テミリオン
    格付け:メドック2級 セカンドワイン
    購入先:生産者直買い
     

  • 35年の古酒、シャトー・カノン1973

    シャトー・カノン1973 シャトー・カノン1973

    この美しさを見てください。。

     

    永らくの間、湿度の保たれた場所で動かされずに時を経たワインの枯れ感、ハァハァ……たまりません。

     

    これはレストラン出しで、木箱ではなくカーヴにワインむき出し状態で保存されてたのでエチケットはさすがにボロボロです。

    しかし私のようなオールド・ヴィンテージワイン好きには、この経年変化による枯れ感が芸術作品のように思えてしまいます。

     

    更にこの液面の高さ!

    35年物でここまで液面を保っている代物は、国内では有り得ません!

     

    実際、知り合いのソムリエさんに、「これ、リコルクしてるの?」といわれ、「してません」というと「有り得ない!」と疑いの目を向けられる程です。

     

    シャトー・カノン1973 シャトー・カノン1973

    フォイル内は想像通り、かなり砂埃で汚れてます。。この汚れも私のテンションを上げてくれます。

    一応、念の為、コルクが割れるかもしれないので茶こしも用意。

    これは古酒を飲むときの必需品です。まぁゆっくり抜けば、95%以上は失敗しませんが...。

     

    シャトー・カノン1973

    さて、カノンと言えば一時期(1980年後半から90年前半)貯蔵庫の汚染が原因でブショネワインを連発し、テクスチャも滑らかさを失っていたが……、こいつはどんなものか。。

     

    縁はオールド・ヴィンテージに相応しいレンガ色。でも中心は透明感のあるきれいなガーネット。

     

     

    あまぁ~~く、まろやか。

    とてもとても優しい香り。

    そのテイストは……もう最高というしか表現方法がありません。

     

    お気に入りのミモレットとのマリアージュで、ものの1時間で1本開けてしまいました。

     

    銘柄:シャトー・カノン(Chateau Canon)
    ヴィンテージ:1973
    アぺラシオン:サン・テミリオン
    格付け:第1特別級B
    購入先:パリのレストラン
     

     

  • カリュアド・ド・ラフィット・ロートシルト1988

    五大シャトーならぬ、一大シャトーと言われるシャトー・ラフィット・ロートシルトのセカンドヴァン、カリュアド・ド・ラフィット・ロートシルトの88年物を飲みました。

     

    素晴らしい☆

     

    セカンドとはいえ、さすがラフィット。。ちょい枯れなテイスト好みの私には、まだまだ若かったです。

     

    間違いなくメドックで最上のテロワールを持っていると実感してしまう代物。

    石灰質を基盤とする砂利層の土壌は、粘土質の上に砂利が多い近隣のシャトーとは大いに異なる。

    この土壌から世界で無二のエレガントで天性のフィネスを誇るワインが生まれる。

    また西洋スギ、スミレを思わせる卓越したアロマは、ボディの重さに決して負けることのない神がかりといえるほどの複雑なタンニンと結びついている。

     

    さすがはカベルネ・ソーヴィニヨンの最高銘醸地ポイヤック物といった感じで、20年熟成でもまだタンニンはしっかり過ぎるほど残っている。

    ヴィンテージ的にも、ラフィットにとって88年は感嘆させられる素晴らしい出来だったので、そのせいかも。

    セカンドといえど、並みのクリュ・クラッセのファーストでは太刀打ちできないポテンシャルを秘めている。

    それはラフィット(ファースト)のキュヴェが、平均して生産量の1/3しか残さないという徹底したセレクションが成す結果であろう。

     

    色もオールドヴィンテージワインとは思えない程しっかりとしたガーネット。

    十分力強いが、フィネスがそれをはっきりと上回っているエレガントな仕上がり。

    いずれにしても、とっても素晴らしい☆ワインでした。

     

    銘柄:カリュアド・ド・ラフィット・ロートシルト(Carruades de Lafite Rothschild)
    ヴィンテージ:1988
    アぺラシオン:ポイヤック
    格付け:メドック1級 セカンドワイン
    購入先:パリのオークション

  • シャトー・ブラーヌ・カントナック1976

    シャトー・ブラーヌ・カントナック1976 シャトー・ブラーヌ・カントナック1976

    大好きなAOCマルゴーの、2級シャトーです。

    テクスチャーの密度、輪郭のはっきりしたアロマが素晴らしい。
    よくAOCマルゴーのワインは、良い意味で「曖昧さ」のあるワインと評されますが、曖昧という表現はいかがなものか……。
    複雑といった方がマッチすると個人的には思う。
    力強さとフィネスという本来相反するスタイルが、高いレベルで混在する。
    まさにグラン・ヴァン!
    76年はヴィンテージ的には「標準」、、、既に飲み頃の出口に差し掛かっており、オールドヴィンテージワインとしての醍醐味を満喫できる逸品。
    最高でした☆
    銘柄:シャトー・ブラーヌ・カントナック(Ch Brane Cantenac)
    ヴィンテージ:1976
    アぺラシオン:マルゴー
    格付け:メドック2級
    購入先:生産者直買い

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