1959年のワインとヴィンテージ概観

1959 - 時をキザむ

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1959年ワイン - ヴィンテージ概観

1959年はワイン史において大変重要です。「世紀の当たり年」、「超グラン・ヴァン」、「歴史に残るビッグ・ヴィンテージ」といわれる1959年。各アぺラシオン毎に多少の差はあれど、フランス全土で秀逸なブドウが育ったとても評価の高いヴィンテージです。

ボルドー赤は「過熟過ぎて酸味に欠ける」と一部の批評家からマイナスの苦言も吐かれていましたが、完成されたワインたちは完璧な出来で、メドック、サン・テミリオン、ポムロール、グラーヴと、右岸/左岸ともに非常に出来が良く、特に甘口白ワインのソーテルヌ/バルサックは最大評価を受けており、今でもグラン・ヴァン(偉大なワイン)や貴腐ワインの1959年産のワインは美味しく安心して飲めるはずです。(もちろん保管状態によりますが)
ボルドー白辛口は相変わらず情報不足ですが、他アぺラシオンの状況からして秀逸なことは間違いないでしょう。ただし、ボルドー辛口白ワインの1959年のワインはすでに市場に固体はなく、現実に飲むことが出来ませんので試飲から確証を得るということは不可能です。

ブルゴーニュもこの1959年は、歴史に残る偉大な赤ワインが数多く産まれました。一流の造り手の上級キュヴェなどは、果皮の薄いピノ・ノワールといえど未だに美味しく飲めます。白もヴィンテージ評価としては非常に評価に優れる1959年。しかし実際にワインを飲んで美味しいかどうかは疑問です。果皮や種を除いて造られる、特に繊細なシャルドネから造られるブルゴーニュの白ワインが、50年以上の熟成に耐えられるかどうか。1959年のワインを購入する際は、最悪「飲めないことも有り得る」といった覚悟が必要かもしれません。これくらいのオールドになりますと、希少性や価格的に、売り手も試飲をするということはできないので通常のスティル・ワインのご購入は原則自己責任となります。

ローヌ、ロワール、アルザスも1959年は完璧だったようです。特にボルドー、ブルゴーニュに次ぐ三大銘醸地といわれるローヌの、特に北部のスペシャルなワインは今でも確実に美味しく飲めるでしょう。ただし、やはりこれらのアぺラシオンの1959ヴィンテージ詳細情報は不足気味です。良かったのか悪かったのかくらいしか情報がありません。

以上のように1959年は最高に評価できるヴィンテージです。
ただし、ヴィンテージチャートは各機関によって評価にバラツキがあるもので、特に1959年当時の情報は信頼性が高いといえるものではありません。正確な調査・情報を収集するには、技術的にも時代背景的にも大変難しい時代だったのです。

またヴィンテージチャートとは、あくまでも各産地におけるブドウ作柄評価をチャート化したものです。その収穫されたブドウを原料とし、各生産者が最終的に造り出すワインの出来とは随分と乖離していることも珍しくありません。
良質なブドウでも、人の技術が劣れば低品質なワインとなり、出来の悪いブドウでも、匠の技により見事なワインが産まれます。
最終的に完成されたワインの評価は、各生産者やキュヴェの違いはもちろん、飲むタイミング(熟成期間)によりヴィンテージチャートとはまったく異なった評価となるのです。

1959年のボルドー地方の天候及び収穫日

1959年の降水量 331mm(平年の86%)
積算温度 3310(平年の104%)
30℃以上の日数 21日
収穫日 9/23~10/3日頃まで

各ヴィンテージの概観

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