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ドメーヌ・ルロワ
Domaine Leroy
| データ | |
|---|---|
| 国 | フランス |
| 主AOC | ヴァン・ド・コート・ドール |
| 畑面積 | 21.99ha |
| 年平均生産量 | 65,000本 |
| 栽培ぶどう品種 | 赤)ピノ・ノワール 白)アリゴテ71% シャルドネ29% |
| 公式サイト | http://www.domaine-leroy.com/ |
ドメーヌ・ルロワの解説
ブルゴーニュの宝石 『ドメーヌ・ルロワ』
現在、ドメーヌ・ルロワは、ブルゴーニュにおける最も偉大なワインであり、反論の余地がないほど長命で強烈な、妥協のないワインを造り出しています。
100年以上も前の1868年、フランソワ・ルロワはムルソーに近いちっぽけな村、オーセー・デュレスにメゾン・ルロワを設立しました。それ以来、ルロワは伝統的な家族経営により今もなお存続しています。
19世紀末にフランソワの息子ジョゼフとその妻のルイーズ・カーテリーは、ブルゴーニュ最上のワインと最良のブドウを栽培している最上の畑を選ぶようになり、小規模のワイン仲介業を拡大しました。
彼の息子アンリ・ルロワは1919年に家業に加わりました。アンリは、コニャックの近くにオー・ド・ヴィー・ド・ヴァンを造る子会社を設立しました。彼はまた、グランド・シャンパーニュ地方の中心のセゴンザックに蒸留所を設立しました。1942年にジャック・シャンボンからドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティの所有権の半分を購入して、その後の40年間、このワイナリーに献身して、ここを発展させ、世界の鑑定家たちに、「ブルゴーニュの花飾り」、「ブルゴーニュの珠玉」と言わしめました。
銘醸地コート・ドールの主AOCを網羅
アンリの娘であるラリーは、情熱的で、痩せているがたくましく、小さな火の玉のような人物で、1955年に家業に加わりました。誠実な「テロワール至上主義者」であるラリーは、それぞれの畑のそれぞれのテロワールの本質的な特徴を絶え間なくテイスティングすることで学びました。
ラリーは、1988年までは家業であるネゴシアン業、ドメーヌ・ドーヴネの経営に満足していました。その年、彼女はルロワ所有の畑を増やす決断をし、ヴォーヌ・ロマネのシャルル・ノエラの14ヘクタールの地所とジュヴレ・シャンベルタンのフィリッピ・レミの3.4ヘクタールの畑を購入しました。
現在のルロワの畑は、ブルゴーニュ・ルージュ、ブルゴーニュ・ブランとブルゴーニュ・アリゴテを網羅しています。
またルロワは、グラン・クリュの地区(約6.9ヘクタール)に9つの畑を所有しています。コルトン・シャルルマーニュ、コルトン・ルナール、リシュブール、ロマネ・サン・ヴィヴァン、クロ・ド・ヴージョ、ミュジニー、クロ・ド・ラ・ロッシュ、ラトリシエール・シャンベルタンとシャンベルタンです。
1992年1月1日までルロワはドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ(DRC)のワインの販売業者であり、現在もなおルロワ家はDRCの株式を50%所有しています。
ブルゴーニュにおいて、ラリー・ビーズ・ルロワには多くの批判があります。あれほど深い色のワインを造っているために、一部の生産者は彼女が法律に反してワインに手を加えていると非難します。また、ルロワの収量は「そんなはずがないと思われるほどの低さ」なので、彼女が別のセラーにグラン・クリュを何百本も隠していると主張する者もいます。
もちろんすべて根拠無い批判です。他のワイン醸造家がラリーの進んだ道に続こうとするかも知れない、と死ぬほど怖がっている生産者による、あきれるような嫉妬の言動であることは言うまでもありません。文字通りの意味でも、またブルゴーニュが産み出すことができる最上のワインへの追求という比喩的な意味でも、約15年間、ビーズ・ルロワはブルゴーニュのピラミッドの頂点に、ただ一人で屹立しているのです。
誰もが認めるブルゴーニュ・ファインワインの筆頭
ルロワのワインは、並外れたブドウの完熟感、とろみ、豪華さがあり、硬いタンニンが見つからないところから、誰もがこう思います。
「低収量は、生理学的に熟した果実味と凝縮感のあるワインと無情の品質をもたらすのだ」と。
言うまでもなく、セラーのすべてのワインは、フレンチ・オークの新樽100%で熟成されており(凝縮感があるためにワインからは樽香は感じられない)、清澄や濾過を経ずに瓶詰めされます。
精力的なマダム・ラリー・ビーズ・ルロワについては多くのことが言われています。その中には悪意のあるものもあれば、厳密にいえば陰湿な嫉妬が動機となっているものもあります。
確かに、彼女の値付けの体系(ブルゴーニュで最も高額なワイン)について文句をいうのは簡単です。しかし、ブルゴーニュワインのあるべき姿についての彼女の哲学は、決して批判されるべきではありません。ルロワのワインは、ブルゴーニュにおけるピノ・ノワールとシャルドネの、最も高貴で最も純粋な表現物なのです。ワインは、過保護児童のように世話をされて、決して清澄されることもなく、樽毎に瓶詰めされています。ルロワのワインの大きさと力強さとしっかりした構造を考えると、冷涼な気温と湿度のあるセラーで25~30年は良好な熟成を続けるでしょう。
ルロワのワインがブルゴーニュワインの指標であると確信している業界関係者は多く、中でも著名な醸造学者であるジャック・プサイは、
「我々はルーヴル(美術館)にいる。これらはワインとその言語に関する文化的な記念碑だ。」
非常に人気のあるライター、ジャン・ルノワールは、ルロワのセラーを、偉大な芸術作品を参照するための場所であるフランス国立図書館になぞらえています。
そしてロバート・パーカーJrは、
「私は、ラリー・ビーズ・ルロワほどブルゴーニュの偉大な伝統を守ることにこだわっている人物に逢ったことがない。」
と語っています。
ドメーヌ・ルロワの醸造及び育成
ドメーヌ・ルロワのワインは、バイオダイナミクス農法で造られており、除草剤、殺虫剤、合成肥料を含むすべての化学薬品の使用が禁じられています。また、地球の周期と年間を通した本質的なリズムの重要性を強調しています。
畑においては、それぞれの台木がその特有の個性とその土地らしさをそれなりに表現しなければなりません。ルロワは、吸枝(根元などから出る不要な枝)と余分な未熟ブドウの除去については頑固です。ワイナリーでは厳格な選別を行い、徐梗は行いません。また、長期キュヴェイゾン(浸漬)は伝統的な木製の発酵槽で行っています。
世界の最高峰に君臨する、偉大な 『プレミアム・ワイナリー』 を以下にリストしました。また成長著しい中堅・新鋭の優れた生産者もご紹介しております。
メドック
ボルドーワインの象徴「メドック格付け」。1~5級から成る序列で、高い品質とステイタスが保証されています。中でも特に偉大といえる生産者を選抜しました。
| 1級 | シャトー・オー・ブリオン シャトー・マルゴー シャトー・ムートン・ロートシルト シャトー・ラトゥール シャトー・ラフィット・ロートシルト |
|---|
| 2級 | シャトー・グリュオ・ラローズ シャトー・コス・デストゥルネル シャトー・デュクリュ・ボーカイユ シャトー・ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランド シャトー・ピション・ロングヴィル・バロン シャトー・ブラーヌ・カントナック シャトー・モンローズ シャトー・ラスコンブ シャトー・レオヴィル・バルトン シャトー・レオヴィル・ポワフェレ シャトー・レオヴィル・ラス・カーズ シャトー・ローザン・セグラ |
|---|
| 3級 | シャトー・カロン・セギュール シャトー・キルヴァン シャトー・ジスクール シャトー・パルメ シャトー・マレスコ・サン・テクジュペリ シャトー・ラグランジュ |
|---|
| 4級 | シャトー・タルボ シャトー・デュアール・ミロン・ロートシルト |
|---|
| 5級 | シャトー・カントメルル シャトー・クレール・ミロン シャトー・グラン・ピュイ・ラコスト シャトー・ダルマイヤック シャトー・ポンテ・カネ シャトー・ランシュ・バージュ |
|---|
| ブルジョワ | シャトー・シャス・スプリーン シャトー・ソシアンド・マレ |
|---|
ソーテルヌ、バルサック
貴腐ワインの銘醸地。特別1級、1級、2級の3層から成る序列で、27の甘口白ワインが格付けされています。その頂点に立つシャトー・ディケム(イケム)と、2番手と名高いクリマン及びリューセックをあげました。
| シャトー・クリマン シャトー・ディケム(イケム) シャトー・リューセック |
グラーヴ
グラーヴ格付けは16のクリュが選ばれました。格付け内に階層はありません。16の内の1つは、メドック1級でもあるオー・ブリオンが含まれています。以下に特に偉大なシャトーをリストしました。
| シャトー・オー・ブリオン シャトー・オー・バイイ シャトー・パプ・クレマン シャトー・ラトゥール・オー・ブリオン シャトー・ラ・ミッション・オー・ブリオン ドメーヌ・ド・シュヴァリエ |
サン・テミリオン
サン・テミリオンの格付けは、第1特別級A、第1特別級B、特別級、特級の4層からなりますが、別格として2つのシャトーが第1特別級Aに君臨します。格付けが見直されるサン・テミリオンでは競争原理が強く働き、野心を抱く生産者たちがしのぎを削っています。以下に特に偉大なシャトーをリストしました。
| 第1特別級A | シャトー・オーゾンヌ シャトー・シュヴァル・ブラン |
|---|
| その他 | シャトー・アンジェリュス シャトー・カノン・ラ・ガフリエール シャトー・ド・ヴァランドロー シャトー・ボーセジュール・ベコ シャトー・ラ・モンドット シャトー・ル・テルトル・ロートブッフ |
|---|
ポムロール
ポムロールに公式な格付けはありません。しかし世界の富裕層から愛される、スーパーリッチなワインが多く産出されています。以下にポムロールを牽引するワイナリーをあげました。
| シャトー・トロタノワ シャトー・ネナン シャトー・ペトリュス シャトー・ル・パン シャトー・ラフルール シャトー・レグリーズ・クリネ シャトー・レヴァンジル |
コート・ド・ニュイ
小規模経営が多いため二流三流の生産者も多く、看板となるAOCよりも生産者の見極めが重要です。世界最高峰のピノ・ノワール・メーカーが綺羅星のごとく連なる産地です。
| DRC アルマン・ルソー アンヌ・グロ アンリ・ジャイエ エマニュエル・ルジェ クロ・ド・タール/モメサン グロ・フレール・エ・スール コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ ジョルジュ・ルーミエ デュジャック ドニ・モルテ ベルナール・デュガ・ピィ メオ・カミュゼ ルロワ |
コート・ド・ボーヌ
世界最高峰の白ワイン(シャルドネ)で有名な地区ですが、近年では赤(ピノ・ノワール)の品質向上も目覚ましく、赤白ともに優れた生産者が活躍しています。
| セバスチャン・マニアン ジャン・フランソワ・コシュ・デュリ デ・コント・ラフォン ドーヴネ ニコラ・ロシニョール ルフレーヴ |
ブルゴーニュその他
シャブリやコート・シャロネーズなど、コート・ドール以外からブルゴーニュの品質向上を牽引する注目の生産者をピックアップしています。
| フランソワ・ランプ |
偉大なワインは世界中に存在します。フランス以外の注目すべき造り手をご紹介しております。
| オーパス・ワン ヴィーニャ・エラスリス |









