![]()
シャトー・アンジェリュス
Chateau Angelus
| データ | |
|---|---|
| 国 | フランス |
| 主AOC | サン・テミリオン |
| 格付け | 第1特別級B |
| 畑面積 | 23.4ha |
| 年平均生産量 | 70,000本 |
| 栽培ぶどう品種 | 赤)メルロ50% カベルネ・フラン47% カ ベルネ・ソーヴィニヨン3% |
| 公式サイト | http://www.angelus.com/ |
シャトー・アンジェリュスの解説
サン・テミリオンで最も重要なクリュの一つ『シャトー・アンジェリュス』
シャトー・アンジェリュスは、ブーアール・ド・ラフォレ家の7代にわたる熱心な貢献の賜物です。
アンジェリュスの名前は、所有する畑の一区画にいると、地元のマゼラ聖堂、マゼラの聖マルタン教会、そしてサン・テミリオン教会という3つの教会のお告げの鐘(アンジェリュス・ベル)がすべて同時に聞こえてくることから名づけられました。
シャトー・アンジェリュスは、非常に人気の高いサン・テミリオンのブドウ園です。生産量が多いこと(その多くは輸出されています)、美しいラベル、そして魅力的でしなやかなワインのスタイルから、サン・テミリオン愛好家の間でもアンジェリュスの信望者はとても多いものです。
アンジェリュスはマゼラ・ヴァレーに位置しており、畑は石灰質の粘土質ロームと、下方斜面の粘土と砂が入り混じった土壌にあります。畑全体が完全な南向きを享受しているのです。
1960年代と1970年代におけるアンジェリュスのワインは、若い内は魅力的でフルーティな強烈さを持つものの、ほんの数年経つとそれが崩壊していました。しかしそれは、1980年代になってガラリと変わったのです。ボルドーの著名なエノロジスト、ミシェル・ローランがコンサルタントとして迎え入れられ、彼はワインを100%オーク樽で熟成させるべきだと主張しました。
それまで、ワインは発酵槽で熟成されており、オーク樽は全く使われていませんでした。
ワインを(ポムロールのル・パンのように)小さなオーク樽で発酵させることで、並外れたレベルの複雑性と強烈さが加わりました。小規模のシャトーか、労働力に多額の資金をつぎ込むことをいとわないシャトーしか、このような熟成方法を採用することはできません。時間のかかる、骨の折れる方法をシャトー・アンジェリュスは採用しているのです。
1996年にプルミエ・グラン・クリュ(第1特別級)へ
これらの試みにより、シャトー・アンジェリュスは驚くほどの品質向上を成し遂げました。
アンジェリュスは1985年のサン・テミリオンの格付けにおいてプルミエ・グラン・クリュ(第1特別級)へ昇格することができませんでしたが、後年1996年に見事認定されました。
「新しい」アンジェリュスのスタイルもまた、強烈で、リッチで、しなやかで、ふくよかな果実味を持つ、若い内から飲めるという特徴が強調されています。しかし、今ではこのワインの色は深みを増し、より凝縮感があり、よりよく熟成するためのタンニンも多くなっています。
これは常識的なブドウ栽培技術を採用し、低収量、果実がより熟してからの収穫、そしてワイン造りに著しく干渉しないことによって達成され、今も実践されています。アンジェリュスは発酵前の低温浸漬、樽内でのマロラクティック発酵、そして澱と接触させたままでのワインの育成など、ブルゴーニュの伝統的な醸造技術を採用しています。
”現代ボルドーワイン”系統の代表格『シャトー・アンジェリュス』
昔より濃い色調と濃密で力強いアロマを特徴とする”現代のボルドーワイン”スタイルの典型がシャトー・アンジェリュスです。勘違いしないでいただきたいことは、この造りは、優れたテロワールがもたらすフィネスや偉大なヴィンテージのハーモニーを妨げるものではありません。
このようなワインを実現するために、ユベール・ド・ブアールは、他のシャトーの手本となるような厳しい栽培を手掛けています。また収穫量を低く抑制し、さらにブドウが理想的な状態まで成熟した時点で収穫するためにリスクを負っていることを、誇りにしています。
シャトー・アンジェリュスの醸造及び育成
少なくともブドウを摘む要因と同じくらいの人数が、選果テーブルにも当てられるほどブドウの選果にはこだわっています。ポンプや発酵槽へ移すための管は使わず、発酵槽(スチール、木、及びセメント製)に果実を丸ごと運ぶためにベルトコンベイヤ―が導入されています。発酵槽は、果皮との接触を最大限にするため、高さよりは幅があり、長時間のマセレーションの際にはパンチング・ダウン、ポンピング・オーバーが採用されています。
ワインは早くから樽に移され、樽内でマロラクティック発酵を行い(1983年以降)、6~8ヵ月間澱と接触させ(1988年以降)清澄と濾過は行いません(1988年以降)。
樽熟成は年によって20~28ヵ月間。翌年の空きに瓶詰めします。
ファースト : シャトー・アンジェリュス
セカンド : カリヨン・ド・ランジェリュス
世界の最高峰に君臨する、偉大な 『プレミアム・ワイナリー』 を以下にリストしました。また成長著しい中堅・新鋭の優れた生産者もご紹介しております。
メドック
ボルドーワインの象徴「メドック格付け」。1~5級から成る序列で、高い品質とステイタスが保証されています。中でも特に偉大といえる生産者を選抜しました。
| 1級 | シャトー・オー・ブリオン シャトー・マルゴー シャトー・ムートン・ロートシルト シャトー・ラトゥール シャトー・ラフィット・ロートシルト |
|---|
| 2級 | シャトー・グリュオ・ラローズ シャトー・コス・デストゥルネル シャトー・デュクリュ・ボーカイユ シャトー・ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランド シャトー・ピション・ロングヴィル・バロン シャトー・ブラーヌ・カントナック シャトー・モンローズ シャトー・ラスコンブ シャトー・レオヴィル・バルトン シャトー・レオヴィル・ポワフェレ シャトー・レオヴィル・ラス・カーズ シャトー・ローザン・セグラ |
|---|
| 3級 | シャトー・カロン・セギュール シャトー・キルヴァン シャトー・ジスクール シャトー・パルメ シャトー・マレスコ・サン・テクジュペリ シャトー・ラグランジュ |
|---|
| 4級 | シャトー・タルボ シャトー・デュアール・ミロン・ロートシルト |
|---|
| 5級 | シャトー・カントメルル シャトー・クレール・ミロン シャトー・グラン・ピュイ・ラコスト シャトー・ダルマイヤック シャトー・ポンテ・カネ シャトー・ランシュ・バージュ |
|---|
| ブルジョワ | シャトー・シャス・スプリーン シャトー・ソシアンド・マレ |
|---|
ソーテルヌ、バルサック
貴腐ワインの銘醸地。特別1級、1級、2級の3層から成る序列で、27の甘口白ワインが格付けされています。その頂点に立つシャトー・ディケム(イケム)と、2番手と名高いクリマン及びリューセックをあげました。
| シャトー・クリマン シャトー・ディケム(イケム) シャトー・リューセック |
グラーヴ
グラーヴ格付けは16のクリュが選ばれました。格付け内に階層はありません。16の内の1つは、メドック1級でもあるオー・ブリオンが含まれています。以下に特に偉大なシャトーをリストしました。
| シャトー・オー・ブリオン シャトー・オー・バイイ シャトー・パプ・クレマン シャトー・ラトゥール・オー・ブリオン シャトー・ラ・ミッション・オー・ブリオン ドメーヌ・ド・シュヴァリエ |
サン・テミリオン
サン・テミリオンの格付けは、第1特別級A、第1特別級B、特別級、特級の4層からなりますが、別格として2つのシャトーが第1特別級Aに君臨します。格付けが見直されるサン・テミリオンでは競争原理が強く働き、野心を抱く生産者たちがしのぎを削っています。以下に特に偉大なシャトーをリストしました。
| 第1特別級A | シャトー・オーゾンヌ シャトー・シュヴァル・ブラン |
|---|
| その他 | シャトー・アンジェリュス シャトー・カノン・ラ・ガフリエール シャトー・ド・ヴァランドロー シャトー・ボーセジュール・ベコ シャトー・ラ・モンドット シャトー・ル・テルトル・ロートブッフ |
|---|
ポムロール
ポムロールに公式な格付けはありません。しかし世界の富裕層から愛される、スーパーリッチなワインが多く産出されています。以下にポムロールを牽引するワイナリーをあげました。
| シャトー・トロタノワ シャトー・ネナン シャトー・ペトリュス シャトー・ル・パン シャトー・ラフルール シャトー・レグリーズ・クリネ シャトー・レヴァンジル |
コート・ド・ニュイ
小規模経営が多いため二流三流の生産者も多く、看板となるAOCよりも生産者の見極めが重要です。世界最高峰のピノ・ノワール・メーカーが綺羅星のごとく連なる産地です。
| DRC アルマン・ルソー アンヌ・グロ アンリ・ジャイエ エマニュエル・ルジェ クロ・ド・タール/モメサン グロ・フレール・エ・スール コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ ジョルジュ・ルーミエ デュジャック ドニ・モルテ ベルナール・デュガ・ピィ メオ・カミュゼ ルロワ |
コート・ド・ボーヌ
世界最高峰の白ワイン(シャルドネ)で有名な地区ですが、近年では赤(ピノ・ノワール)の品質向上も目覚ましく、赤白ともに優れた生産者が活躍しています。
| セバスチャン・マニアン ジャン・フランソワ・コシュ・デュリ デ・コント・ラフォン ドーヴネ ニコラ・ロシニョール ルフレーヴ |
ブルゴーニュその他
シャブリやコート・シャロネーズなど、コート・ドール以外からブルゴーニュの品質向上を牽引する注目の生産者をピックアップしています。
| フランソワ・ランプ |
偉大なワインは世界中に存在します。フランス以外の注目すべき造り手をご紹介しております。
| オーパス・ワン ヴィーニャ・エラスリス |









