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シャトー・オー・ブリオン
Chateau Haut-Brion
| データ | |
|---|---|
| 国 | フランス |
| 主AOC | ペサック・レオニャン |
| 格付け | メドック 1級 |
| 畑面積 | 43.2ha |
| 年平均生産量 | 150,000本 |
| 栽培ぶどう品種 | 赤)カベルネ・ソーヴィニヨン45% メルロ37% カベルネ・フラン18% 白)セミヨン63% ソーヴィニヨン37% |
| 公式サイト | http://www.haut-brion.com/home/en/ |
シャトー・オー・ブリオンの解説

地区違いの格付け1級『シャトー・オー・ブリオン』
ボルドーのグラン・クリュ・クラッセとして代表的な、1855年のメドック格付け時、メドック地区でないにも関わらず(グラーヴ地区)、余りにも偉大な名声から唯一例外として組み入れられたグラーヴ地区の超一流シャトー、「シャトー・オー・ブリオン」。
シャトー・オー・ブリオンは、地区違いというのに、メドック1級の栄光を獲得しました。
シャトー・オー・ブリオンの歴史は500年以上にも及び、あらゆるブドウ畑の中で最も古く、輝かしいものの一つです。17世紀の終わり頃、オー・ブリオンの名声は既にヨーロッパ中に広まっていました。日記作家サミュエル・ピープスが、1663年4月10日にロンドンのロイヤル・オーク・タヴァーンでオー・ブリオンを飲み、後にこう指摘したことはとても有名です。
『私はそこで、”ホー・ブライアン”という名のフランスワインのようなものを飲んだ。それは私が今までお目にかかったことのない、素晴らしく、特別な味がした。』
1787年5月25日、当時パリ在住の米国特命全権公使であったトーマス・ジェファーソンがオー・ブリオンを訪れ、翌日ヴァージニアの友人フランシス・エップに宛ててこう書いています。
『このワインを味わってみて欲しいという気持ちを打ち消すことができない。”オブリオン”という名前のブドウ畑で、最上といわれている4つの内の一つだ。ヴィンテージは1784年。6ダースの瓶を箱詰めにして、分けて君の送る。』
ジェファーソンは、ボルドーの名誉米国領事に宛ててもこう書いています。
『シャトー・オー・ブリオンは1級クラスのワインで、私がフランスで味わったどのワインよりも米国人好みのようだ。』
彼の手紙によると、贈呈や進言により、オー・ブリオンはホワイトハウスでも飲まれていました。それはジェファーソンが大統領だったときだけではなく、ワシントン、マディソン、そしてモンローが大統領だったときもです。
個性溢れるオー・ブリオンのスタイル
オー・ブリオンのワインのスタイルは、年々変化を遂げてきました。
1950年代から1960年代初めにかけては素晴らしくリッチで、土っぽく、殆ど甘口ですらあったワインは、1966年から1974年の間にはより軽く、やせた、おおらかな、いくぶん単純なスタイルの赤ワインに変わり、1級シャトーに期待されるような豊かさや深みに欠けていました。
これが意図的なものなのか、あるいは単に低迷していただけなのかはわかりません。
1975年のヴィンテージからは再び、1966~1974年の時期以前に備わっていた、本来の土っぽい豊かさと凝縮感を取り戻しました。現在のシャトー・オー・ブリオンは、紛れもなく1級シャトーの地位に相応しいワインを造っています。事実、1979年以降のオー・ブリオンは一貫して、ボルドーで生産される最高のワインの一つとして認められています。
興味深いのが、いわゆる5大シャトー(5つの1級シャトー)でブラインド・テイスティングをすると、オー・ブリオンはもっとも香り高いと同時に、もっとも外向的でライトなワインと評価されます。しかし実際にはライトなのではなく、単にオークが強くタニックなメドックのワインや、柔らかくてメルロが支配的な右岸のワインとは異なっているというだけです。

最高のヴィンテージにおいては、早熟であるにもかかわらず、オー・ブリオンは重量感とともに舌触りも増し、かなり長期の熟成能力をもっており、他の1級シャトーのどのワインよりも飲み頃の期間が長いといえます。特に香りの面では、シャトー・オー・ブリオンの偉大なヴィンテージの右に出るものはありません。
シャトー・オー・ブリオンは、特段、濃く風味も凝縮しているというわけではありませんが、それはフィネスに重きをおいたスタイルだからです。平凡なヴィンテージでも、愛好家を喜ばせるシルキーなタンニンを有し、そのテクスチャーにはこの上ない貴族的な上品さがあります。燻製の香りを備え、欠点を見つけることが難しいブーケは、すぐに他と識別できる個性を持ちます。
同アぺラシオンの他のワインとの違いは、20~30年経った頃から際立って現れ、良作のヴィンテージは100年以上にわたって若い頃の輝きを保ち続けます。
シャトー・オー・ブリオンの醸造及び育成
若いワインは、温度調整機能付きのステンレスタンクで(オー・ブリオンは1961年にこれを導入した最初の主要なシャトー)15~20日間、発行とマセレーションを行います。その後オークの新樽100%(18世紀からのシャトー・オー・ブリオンの伝統)に静かに移され、ヴィンテージの持久力と力強さに応じて22~26ヵ月間寝かせます。卵白で清澄を行い、濾過は必要な場合のみ行います。
ファースト : シャトー・オー・ブリオン
セカンド : ル・バーン・デュ・オー・ブリオン
世界の最高峰に君臨する、偉大な 『プレミアム・ワイナリー』 を以下にリストしました。また成長著しい中堅・新鋭の優れた生産者もご紹介しております。
メドック
ボルドーワインの象徴「メドック格付け」。1~5級から成る序列で、高い品質とステイタスが保証されています。中でも特に偉大といえる生産者を選抜しました。
| 1級 | シャトー・オー・ブリオン シャトー・マルゴー シャトー・ムートン・ロートシルト シャトー・ラトゥール シャトー・ラフィット・ロートシルト |
|---|
| 2級 | シャトー・グリュオ・ラローズ シャトー・コス・デストゥルネル シャトー・デュクリュ・ボーカイユ シャトー・ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランド シャトー・ピション・ロングヴィル・バロン シャトー・ブラーヌ・カントナック シャトー・モンローズ シャトー・ラスコンブ シャトー・レオヴィル・バルトン シャトー・レオヴィル・ポワフェレ シャトー・レオヴィル・ラス・カーズ シャトー・ローザン・セグラ |
|---|
| 3級 | シャトー・カロン・セギュール シャトー・キルヴァン シャトー・ジスクール シャトー・パルメ シャトー・マレスコ・サン・テクジュペリ シャトー・ラグランジュ |
|---|
| 4級 | シャトー・タルボ シャトー・デュアール・ミロン・ロートシルト |
|---|
| 5級 | シャトー・カントメルル シャトー・クレール・ミロン シャトー・グラン・ピュイ・ラコスト シャトー・ダルマイヤック シャトー・ポンテ・カネ シャトー・ランシュ・バージュ |
|---|
| ブルジョワ | シャトー・シャス・スプリーン シャトー・ソシアンド・マレ |
|---|
ソーテルヌ、バルサック
貴腐ワインの銘醸地。特別1級、1級、2級の3層から成る序列で、27の甘口白ワインが格付けされています。その頂点に立つシャトー・ディケム(イケム)と、2番手と名高いクリマン及びリューセックをあげました。
| シャトー・クリマン シャトー・ディケム(イケム) シャトー・リューセック |
グラーヴ
グラーヴ格付けは16のクリュが選ばれました。格付け内に階層はありません。16の内の1つは、メドック1級でもあるオー・ブリオンが含まれています。以下に特に偉大なシャトーをリストしました。
| シャトー・オー・ブリオン シャトー・オー・バイイ シャトー・パプ・クレマン シャトー・ラトゥール・オー・ブリオン シャトー・ラ・ミッション・オー・ブリオン ドメーヌ・ド・シュヴァリエ |
サン・テミリオン
サン・テミリオンの格付けは、第1特別級A、第1特別級B、特別級、特級の4層からなりますが、別格として2つのシャトーが第1特別級Aに君臨します。格付けが見直されるサン・テミリオンでは競争原理が強く働き、野心を抱く生産者たちがしのぎを削っています。以下に特に偉大なシャトーをリストしました。
| 第1特別級A | シャトー・オーゾンヌ シャトー・シュヴァル・ブラン |
|---|
| その他 | シャトー・アンジェリュス シャトー・カノン・ラ・ガフリエール シャトー・ド・ヴァランドロー シャトー・ボーセジュール・ベコ シャトー・ラ・モンドット シャトー・ル・テルトル・ロートブッフ |
|---|
ポムロール
ポムロールに公式な格付けはありません。しかし世界の富裕層から愛される、スーパーリッチなワインが多く産出されています。以下にポムロールを牽引するワイナリーをあげました。
| シャトー・トロタノワ シャトー・ネナン シャトー・ペトリュス シャトー・ル・パン シャトー・ラフルール シャトー・レグリーズ・クリネ シャトー・レヴァンジル |
コート・ド・ニュイ
小規模経営が多いため二流三流の生産者も多く、看板となるAOCよりも生産者の見極めが重要です。世界最高峰のピノ・ノワール・メーカーが綺羅星のごとく連なる産地です。
| DRC アルマン・ルソー アンヌ・グロ アンリ・ジャイエ エマニュエル・ルジェ クロ・ド・タール/モメサン グロ・フレール・エ・スール コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ ジョルジュ・ルーミエ デュジャック ドニ・モルテ ベルナール・デュガ・ピィ メオ・カミュゼ ルロワ |
コート・ド・ボーヌ
世界最高峰の白ワイン(シャルドネ)で有名な地区ですが、近年では赤(ピノ・ノワール)の品質向上も目覚ましく、赤白ともに優れた生産者が活躍しています。
| セバスチャン・マニアン ジャン・フランソワ・コシュ・デュリ デ・コント・ラフォン ドーヴネ ニコラ・ロシニョール ルフレーヴ |
ブルゴーニュその他
シャブリやコート・シャロネーズなど、コート・ドール以外からブルゴーニュの品質向上を牽引する注目の生産者をピックアップしています。
| フランソワ・ランプ |
偉大なワインは世界中に存在します。フランス以外の注目すべき造り手をご紹介しております。
| オーパス・ワン ヴィーニャ・エラスリス |









