プレゼント専門シエル・エ・ヴァンの店長・ハヤシです。
今回はヴォーヌ=ロマネについて勝手に語ります。
ロマネ・コンティ(Romanée-conti)といえば、ブルゴーニュワインを代表するというより、フランスを代表するワインとえいます。
そのロマネ・コンティを始め、単独でAOCを名乗れる特級畑が6つもあるコミューンがヴォーヌ=ロマネ (Vosne-Romanée)です。
セーヌ川の源泉を擁する場所にあるコート=ドール県(Côte-d’Or)に位置します。
コート=ドール県はフランスでは珍しく、国内で唯一、地理的な名称ではありません。何と、「黄金の丘」という意味のついた県名なのです。
命名者はブルゴーニュ=フランシュ=コンテ地域圏の首府であり、コート=ドール県の県庁所在地であるディジョン(Dijon)の議員だったシャルル・アンドレ=レミ・アルノーによります。
さらに付け加えれば、ブルゴーニュ州から分割されたことで誕生した県になるため、その際に命名されたという逸話があります。
ヴォーヌ=ロマネは人口わずかに500人に満たないほどで、ここから世界ナンバーワンの赤ワインが生産されています。その代表格はロマネ・コンティです。
ブドウはピノ・ノワールで、当然ながらAOC認定です。
ロマネ・コンティの生産量は少なく、年間6,000本程度です。ブドウ畑の面積も少ないのですが、収穫したブドウもかなり厳選したものが使われることもあり、希少価値があるのは事実です。
とにかく高価なワインの生産地がヴォーヌ=ロマネで、庶民には縁のないワインです。
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