今日もワインを飲んでます そして思いついたことを書きつづる

ファドゥーツ(Vaduz)

プレゼント専門シエル・エ・ヴァンの店長・ハヤシです。
今回はファドゥーツ(Vaduz)について勝手に語ります。

 

 

以前にリヒテンシュタイン公国(Fürstentum Liechtenstein)を紹介した(リヒテンシュタイン公のワイン)ことがありましたが、今回はその首都であるファドゥーツ(Vaduz)へご案内します。コロナ禍の今、せめてこのブログの中でも知られざる都市へと向かいたいと思います。

 

スイスとオーストリアに囲まれたミニ国家であるリヒテンシュタイン公国は、神聖ローマ帝国解体後に主権独立国家となりました。その首都がファドゥーツ(Vaduz)です。レティコン山塊の北西麓にあり、住民はドイツ系アレマン人が中心です。首都とはいっても人口はわずかに5千人程度です。飛び地も多く、日本人から見るとわかりにくい都市といえます。
首都でありながら市域内に空港や鉄道の駅はありません。そのため主要交通機関はバスになります。実際にはシャーン・ファードゥツ駅(Bahnhof Schaan-Vaduz)というのがありますが、鉄道の駅で最も近いのはスイスのゼーフェレン駅で、停車列車も多くなっています。

 

ファドゥーツといえば、何といってもファドゥーツ城(Schloß Vaduz)です。リヒテンシュタイン公の官邸となっています。そのため、城にはリヒテンシュタイン家が居住していて、観光目的のための一般公開はされていません。この城の創建は12世紀頃といわれています。建設したのはサルガンス伯爵といわれていますが、実は詳細がよくわかっていません。城には聖アンナ礼拝堂があり、後期ゴシック様式で、中世の建築と推定されています。
リヒテンシュタイン家が所有するようになったのは、ファドゥーツの伯爵の地位を得た1712年です。このときに城も取得しました。
20世紀になってからは、城は大規模な修復が2度行われました。また、フランツ・ヨーゼフ2世は城の拡張も行いました。

 

リヒテンシュタイン家は、ファドゥーツ伯領を購入する前にも1699年にはシェレンベルク男爵領を得ています。これは神聖ローマ帝国議会の議席の条件となる所領を求めたことによります。これにおって、神聖ローマ皇帝のカール6世により領邦国家に公認されました。正式に首都となったのは1938年で、ヨーゼフ2世がファドゥーツの城に移ったことによりました。

 

 

リヒテンシュタイン公国はミニ国家であり、首都のファドゥーツも小規模な都市です。しかし、リヒテンシュタイン家は国外に所有地を多く持っていて、公国の領土よりはるかに広い面積を有しています。そのため、国外の所有地の生む財力が背景にあります。しかも、リヒテンシュタイン家は公国からの歳費が支給されていないため、経済的な完全自立状態になっています。これは、もともとがリヒテンシュタイン家の財産は公国のものではなく、神聖ローマ帝国のハプスブルク家の重臣として蓄積されたものだからです。
また、現在の君主はハンス・アダム2世ですが、オーストリアの国籍も有しています。これは日本人には理解できないことかもしれません。

 

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