プレゼント専門シエル・エ・ヴァンの店長・ハヤシです。
今回はファールス(Vaals)について勝手に語ります。
三国点の迷路(Labyrint Drielandenpunt)でお馴染みのファールス(Vaals)はオランダの南東端に位置しています。
ベルギーとドイツに接している国境の町で、実際の国境は中心部からわずかに数百メートル離れた場所にあり、そこはファールス山(Vaalserberg)です。実はこの山はオランダ本土では最も標高の高い山です。といっても、わずか海抜322.5メートルなので、丘のようなものです。ここに三国国境点(Drielandenpunt)があり、ウィルヘルミーナ展望台や公園があります。この公園内に迷路もあります。
このような国境というと、1816年から1919年までの期間のモレネ中立地帯が有名です。これは、ナポレオン戦争の終結後のことでした。
モレネ中立地帯は面積約3.4平方キロメートルで、細長くなっていました。中立地帯となったのは、菱亜鉛鉱の主要な産地をめぐるドイツ、オランダの争いによります。そのためにどの国にも属さない中立地帯が設定され、自治権も認められました。人口も当初は256人だけでしたが、5000人近くまで増えていきましあ。しかし、それも第一次世界大戦によって終焉を迎えました。
ファールスはオランダの町ですが、ドイツ人の居住者割合が約26%もいます。
観光客もドイツのアーヘン(Aachen)から立ち寄る人が多いようです。
コロナ禍で海外旅行に行けない今年は、こんな場所でも調べてみるのも良いかもしれません。
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