今日もワインを飲んでます そして思いついたことを書きつづる

ドイツ語入門(Übersicht)

プレゼント専門シエル・エ・ヴァンの店長・ハヤシです。
今回はドイツ語入門について勝手に語ります。

 

 

国別ワイン生産量でベスト10に入り、ヨーロッパでは4位を誇るドイツでは、当然ながらドイツ語が話されています。
ドイツ語の話者人口は約1億3000万人なので、日本語に近い人数を誇ります。インターネットの使用人口の全体の約3パーセントがドイツ語といわれ、ウェブページの数では、全サイトの約6%を占めているようです。これは英語に次ぐ数の多さで、ヨーロッパ全域でもロシア語に次ぐ多さを誇ります。欧州での共通言語的な役割を担うのは英語でしょうが、実際の話者ではドイツ語は英語に次ぐ規模の人数になっています。
ただ、ヨーロッパでは話者が多いものの、他の大陸では話す人は少なく、それが英語、フランス語、スペイン語との差になっています。

 

日本の場合、大学の第二外国語ではフランス語と並んで定番といえますが、日本でのドイツ語教育は世界的にかなり特殊です。
特に1格、2格、3格、4格という分類方法は独特で、かつてはそれぞれ、主格、属格、与格、対格といっていました。これを男性名詞、女性名詞、中性名詞の定冠詞と不定冠詞にあわせて変化させるように覚えさせるのが一般的です。この手法は、おそらく日本固有のもので、世界中どこを探しても他ではこのようなやり方をしていないでしょう。即刻めたほうが良いものですが、日本ではこれでマスターした人間がドイツ語を教えているので、難しいだろうとも思います。
また、このやり方は古典的なドイツ語の読解方法としては機能しますが、総合的な学習、特に会話をマスターするには邪魔以外の何物でもありません。

 

このような日本のドイツ語学習方法は、格変化を数式的にまとめたもので、裏を返すとドイツ語文献を機能的に読解するための日本人の知恵ともいえます。
この格変化ですが、実は英語にもあります。しかし、わずかに代名詞くらいしか関係しないので、英語の学習経験者からすれば、厄介なものになるのかもしれません。ちなみに、英語の場合は、一人称単数の人称代名詞で「私は」という主語になる場合は「I」、「私の」という所有格は「my」、他動詞を使った際の目的格「私を、私に」だと「me」と変化する、この変化パターンです。ドイツ語の場合は、代名詞だけでなく、冠詞や形容詞も、日本的ドイツ語教育方法でいう1格から4格まで変化するわけです。
この名残で、大学時代に第二外国語でドイツ語を選択していた人に、覚えているドイツ語があるかときくと、結構な確率で「der des dem den」とか「die der der die」「das dem dem das」という格変化だけ覚えているという人がいます。これをドイツ人にいうと、全く意味不明という顔をされます。

 

さて、そんなドイツ語ですが、フランス語やイタリア語と同様に方言が多岐にわたっています。
その中で標準ドイツ語と呼ばれるのは、発音では低地ドイツ語地域のハノーファー周辺の言葉といえます。これはオストファーレン方言(Ostfälisch)の地域ですが、ドイツのテレビでアナウンサーが話す発音に近く、日本人のドイツ語学習者も一番聞きやすいかもしれません。北低ザクセン方言(Nordniedersächsisch)に慣れている立場からしても、この地方の発音は違和感もなく、耳に心地よいドイツ語に聞こえます。
逆にミュンヘンのあるバイエルンやウィーンを中心とするオーストリアのドイツ語は、特に「s」+母音の発音が濁らないので、油断すると全く意味不明になって聞こえることもあります。また独特な省略もその地方ならではのものがあるので、その違いを許容することが重要です。ちなみにスイスのドイツ語は難しいです。
ただ、基本的にドイツはどこでも訛りがあると考えていたほうがよいので、むしろ訛りを気にしないのが一番かもしれません。

 

イタリア語と同様に母音はローマ字読みが基本なので、この点は英語より楽です。ただ、ウムラウトがありますので、これには注意です。特に「Ö, ö」です。旅行会話集などに、「ありがとうございます」をドイツ語のカタカナ表記で「ダンケ・シュエーン」と書かれたりしていますが、この中に「ö」が使われていますので、そのように言っても、ドイツ人には通じません。日本語にはない音だからです。かなり練習しない限り、ありがとうと、日本人はドイツ語で言えません。
ちなみに「Ö, ö」は、「o」を発する口で「e」と言う音です。

 

久しく使っていなくて忘れていたドイツ語ですが、この機会に勉強しなおそうかと思っています。

 

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