今日もワインを飲んでます そして思いついたことを書きつづる

タラゴナ(Tarragona)

プレゼント専門シエル・エ・ヴァンの店長・ハヤシです。
今回はタラゴナ(Tarragona)について勝手に語ります。

 

 

スペインのカタルーニャ州にあるタラゴナは、歴史あるワイン産地です。その歴史はローマ時代にまで遡ることができます。
生産範囲が広いため、生産されるワイン種類も多いといえます。
最も多いのはテンプラニーリョ種の赤ワインで、タラゴナのワインの半分近くを占めているようです。他でもブドウ品種は黒ブドウが多いようですが、シャルドネによる白ワインもつくられるています。

 

タラゴナは、バルセロナにも近く、電車なら1時間から1時間半程度の場所になります。毎時2、3本の電車が定期運行しています。
タラゴナ近郊の都市を含めたタラゴナ都市圏としては、人口は約34万人で、タラゴナ県の県都になっています。
この地方では、標高の高低が異なる2つの地域があります。
一つはエブロ川流域のタラゴナ・カンポと、丘陵地帯のリベーラ・デブラです。タラゴナ・カンポの標高は約200mで、リベーラ・デブラは200mほど高い約400mです。わずか200mの差ですが、タラゴナ・カンポは地中海性気候、リベーラ・デブラは季節変動が激しく、夏と冬の気温差が大きのが特徴です。これは標高だけでなく、海岸線に近いか、山に囲まれているかの差も影響していると思われます。

 

そしてこのタラゴナには古代ローマ時代の遺跡が多い場所としても知られています。世界遺産「タッラコの考古遺跡群」として登録されています。
古代ローマ時代には、タラゴナはイベリア半島の中心地して繁栄していたようです。しかも紀元前100年頃には巨大都市となっていて、人口も100万人を超えていたのではないかとわいわれるほどです。
ローマ皇帝カエサルの時代に都市整備が進み、ローマ皇帝直属の都市になったことで、ローマの建築物が大量に建造されていきました。具体的には円形競技場、大聖堂、水道橋、凱旋門、長官公邸などです。
この中で円形競技場は1世紀後半に建てられたといわれますが、収容人数は14,000人を誇る巨大な競技場でした。船で運んできた猛獣を見世物にもしていたようです、地下から競技場まで滑車を使って猛獣を引き揚げることができる手動エレベーターもありました。
ローマ時代の水道橋としては、ラス・ファレラス水道橋があり、こちらは円形競技場より古く、紀元前1世紀頃の建造だといわれます。
アウグストゥスの命令で造られたといわれています。全長が217m、高さ27m、幅2mという大きさがあり、二層のアーチ構造になっています。かなりの規模であることが分かりますが、スペインで現存する水道橋としては、セゴビアの水道橋が最大で、ラス・ファレラス水道橋は2番目になります。
また、この橋は、娘と悪魔が賭けをして、負けた悪魔が一晩で橋を架けたという伝承があり、このことから「悪魔の橋」とも呼ばれています。
建設の速さだけでなく、驚くべきことにこの橋は、18世紀まで現役で市民に水を供給していたそうです。古代ローマの建築物の耐久性には恐れ入るとしかいいようがありません。

 

このように古代ローマ時代に大発展したタラゴナですが、スペインはその後に西ゴート族やウマイヤ朝の侵入がありました。
さらにイスラム教勢力からキリスト教に戻すためのレコンキスタなどもあり、激動の歴史を辿っていきます。
スペインのワインの歴史を語る上で、古代のカルタゴやローマは切り離せないものですが、その後の激動の時代も大きく影響しています。このタラゴナも世界遺産の見学だけでなく、ここで生産されるワインもぜひ味わいつつ、歴史に思いをはせるのも良いかもしれません。

 

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