今日もワインを飲んでます そして思いついたことを書きつづる

セトゥーバル(Setúbal)

プレゼント専門シエル・エ・ヴァンの店長・ハヤシです。
今回はセトゥーバル(Setúbal)について勝手に語ります。

 

 

モスカテルというブドウ品種があります。フルーティーな香りが特徴で、アロマティックな部分を持ち合わせた品種です。もともとは中東地域の地中海沿岸が原産ですが、ローマ人によってイベリア半島に持ち込まれたと言われています。そのためか、モスカテルのブドウ畑はイベリア半島でも沿岸部の砂地にあります。
色は栗色に近く、濃いマホガニー色で、香りが秀逸です。ワインになると、辛口、甘口、ともに軽い感じになり、夏向けといわれています。また、酒精強化ワイン「モスカテル・デ・セトゥーバル」にも使われています。
このモスカテルのワイン産地がセトゥーバル(Setúbal)です。

 

セトゥーバルは、ポルトガルにあり、首都のリスボンから約40km南に位置します。サド川の北岸に街が広がっています。
歴史のある都市で、古代ローマの時代まで遡ることができます。ローマ支配の前からフェニキア人が訪れていた場所で、ここを交易拠点としていたようです。古代ローマ時代の地理学者だったったクラウディオス・プトレマイオスによると、サド川を挟んだ対岸に塩田があり、カイトブリガという町があったといいます。実はこのカイトブリガが、サド川の対岸に移転して現在のセトゥーバルのもとになったようです。
ただし、街の名がセトゥーバルになったのは、イスラム帝国支配の時代でした。さらに時代が進み、大航海時代になると、セトゥーバルが大西洋に面していたことから、都市としての重要性が増していき、街としての繁栄にも繋がりました。

 

この都市を襲った大きな悲劇は、1755年の大地震でした。このときに街の多くの建物が破壊され、都市機能は一時的に壊滅状態になりました。
漁業関連の中心的な都市へと発展したのは19世紀後半からでした。ポルトガル初の缶詰工場ができたのでした。海から陸へと水揚げされた魚類を缶詰にし、それを開通したばかりの鉄道による輸送も始まりました。このときに水揚げされた魚類は、イワシが中心でした。
さらに20世紀には、缶詰工場だけでなく、各種製造業の生産拠点となり、ポルトガルを代表する工業都市に変貌を遂げました。ただし、21世紀近くになると、製造業が衰退してしまいました。そのため、大量の失業者で溢れることになったのでした。

 

 

現在は、製造業の業種が変化し、観光業にも力を入れています。特に隣接するアラビダ自然公園は観光拠点となっていて、貴重な手付かずの自然への入り口となっています。ポルトガル観光の穴場といえます。

 

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