今日もワインを飲んでます そして思いついたことを書きつづる

フランシスコ・デ・カラバンテス司祭から始まるチリワイン

プレゼント専門シエル・エ・ヴァンの店長・ハヤシです。
今回語るのは、チリワインです。入院生活3日目ですが、いつものように勝手に語ります。

 

 

ワインの「新世界」と「旧世界」について語ったことがあります。
新世界と旧世界
新世界といっても大阪の通天閣周辺のことではなく、ヨーロッパ以外の新興ワイン国のだと述べました。日本で多く流通しているチリワインもこの新世界ワインです。

 

チリのワインはヨーロッパから伝わったので、関係するのは大航海時代のスペイン人です。
単に征服者というだけでなく、宣教師も帯同して、キリスト教を広める目的もありました。その宣教師の一人が、フランシスコ・デ・カラバンテス司祭です。1548年にフランシスコ・デ・カラバンテス司祭がチリにブドウの苗木を持ち込んだという記録が残っています。
ブドウの苗木を農園に植えたのはフランシスコ・デ・アギーレといわれ、栽培、収穫した記録もあるようです。

 

17世紀に入ると、スペインは新大陸の新たなブドウ植樹を禁止しました。これは本国でのワインの独占貿易を保護することが目的でしたが、チリでは有名無実な禁止令でした。

 

チリワインに大きな変革が訪れたのは19世紀に入ってからでした。
フランス系品種が持ち込まれたのです。この時代、ヨーロッパでは害虫によってブドウの生産に大打撃が加えられました。ブドウの主要生産地は軒並み全滅へと向かう悲劇的な状況でした。
このような背景で、職を失ったワイン醸造家たちが、が新天地を求めて南米へと向かったのです。その際にフランス系の品種がチリに入ってきました。今までとは異なる高級品種でした。これにより、現在のチリワインの基礎が出来上がりました。

 

20世紀は激動の時代になりました。
酒税の増税、新アルコール法によるブドウの新植禁止、さらには第二次世界大戦により、農業機械や醸造機械の輸入禁止などがあり、チリワインの停滞期ともいえる時期となりました。

 

皮肉なもので、アルコール法が撤廃されると、今度は生産過剰によって価格急落になったりしましたが、1990年代には新自由主義改革があり、その後はチリワインは発展しました。

 

現在のチリワインは、ブドウ産地・ワイン銘醸地の中心地がセントラル・ヴァレーを中心とした地域になります。
もともとは北部からブドウ栽培がスタートし、やがてペドロ・デ・バルディビアにより、中央部でのブドウ栽培も始まったようです。
ちなみにセントラル・ヴァレーといえば、一般的にはアメリカのカリフォルニア州の中央部を占める広く平らな谷を指しますが、チリのセントラル・ヴァレーは首都サンティアゴ周辺のマイポ・バレー、カチャポアル・バレー、コルチャグア・バレー、クリコ・バレー、マウレ・バレーを含む地域を指します。この地域はアンデス山脈と太平洋沿いの山脈に囲まれた盆地です。ブドウ栽培に適してた盆地と言われます。

 

現在のチリワインは日本では比較的安価で販売され、コストパフォーマンスに優れているといえます。味は好みがありますから、新世界のワインのほうが好きだという人も多いかもしれません。

 

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