今日もワインを飲んでます そして思いついたことを書きつづる

フランケンワインとローテンブルク

プレゼント専門シエル・エ・ヴァンの店長・ハヤシです。
今回はローテンブルクについて勝手に語ります。

 

 

フランケンワインはドイツのフランケン(Franken)産のワインのことですが、この地方は日本人にはロマンティック街道のある場所といったほうがわかりやすいかもしれません。
見た目で特徴的なのはボトルで、通常のワインボトルと異なり平たく、丸いものです。この形には歴史があり、古代ローマ時代から受け継がれているといわれます。

 

そのフランケン地方にあるロマンティック街道ですが、観光名所として人気の街はいくつかあり、中でもローテンブルクはこの街道で最も知名度が高いかもしれません。
このロマンチック街道(Romantische Straße)は、一般的に「ローマへ続く道」という意味が強く、ローテンブルクもその街道沿いで、タウバー川を望む丘の上 (oberhalb der Tauber)に城が建てられたことで誕生した街です。西暦970年のことで、ライニガーという名の東フランケン地方の貴族による創設です。

 

他のロマンティック街道沿線都市と同じように、旧市街が程よく残っていて、そこへ入るためには門があります。というより、旧市街そのものが城壁に囲まれているのです。
ローテンブルクの場合は、レーダー門、ブルク門、コポルツェラー門、シュピタール門、ガルゲン門、クリンゲン門の6つの門があります。
門は塔とセットのようになっていて、さらにそこから城壁が市街地を囲んでいます。そのため、古い城へ来た感覚になりますが、これこそがドイツの伝統的な都市の姿です。
要塞に入ると、そこはタイムスリップしたかのような中世の雰囲気を残す旧市街です。

 

実際に街の要塞化がスタートしたのは1170年以降のようで、市の中心には今でも残るヤコブ協会とマルクト広場があります。
1274年には、ハプスブルク家のルドルフ1世から帝国都市の特権を与えられ、市内に3つの市場もできました。
この帝国都市は、神聖ローマ帝国の「皇帝直属の領土」という意味で、都市の格付けとしてはかなり高いものでした。

 

しかし、中世最大の悲劇を齎した三十年戦争、ペストによる犠牲、さらにはフランス軍の占領、第二次大戦での空爆被害までありました。
それでも多くの資金援助によって、街は忠実にもとの姿を取り戻しています。

 

三十年戦争の際、「甲冑をまとった修道士」と呼ばれたティリー伯ヨハン・セルクラエスとフランケンワインの逸話もあります。
史実ではないような伝説ですが、このローテンブルク名産のフランケンワインの美味しさを表す内容になっています。これも含めて三十年戦争は日本人が知らないほど、悲惨でドラマティックなものなので、別の機会に詳しく語りましょう。今日はローテンブルクでのプロローグです。

 

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