今日もワインを飲んでます そして思いついたことを書きつづる

先印欧語(Pre-Indo-European languages)

プレゼント専門シエル・エ・ヴァンの店長・ハヤシです。
今回は先印欧語(Pre-Indo-European languages)について勝手に語ります。

 

 

先印欧語(Pre-Indo-European languages)とは聞きなれない単語かもしれませんが、日本語を母語とするわれわれには興味深いことかもしれません。要するにインド・ヨーロッパ語族が占めている地域にありながら、それ以前から存在していた言語のことです。
アジアの一部にもありますが、コーカサスやヨーロッパでは、そのままワイン産地でもあります。現在、多くは死語になってしまいましたが、フランスとスペインにまたがる地域には、現在でも生き残っている先印欧語があります。

 

それがバスク語(euskara)です。
バスク地方固有の言語で、話者はバスク人です。スペインでは、バスク州全域とナバーラ州の一部でスペイン語とともに公用語になっています。現在のバスク人は、スペイン居住者はスペイン語とバスク語、フランス居住者はフランス語とバスク語を話します。
この言語は、現在使われているどの言語とも系統関係が立証されていません。フランス語圏とスペイン語圏に位置していても、それらの言語とも一切関係ありません。まさに孤立した言語です。

 

唯一、バスク語と系統関係のある言語とされているのは、アクイタニア語(Aquitanian language)だけだといわれます。ただし、この古代言語は中世初期には消えてしまいました。
紀元前58年のガリア戦争以前からバスク地方に居住していた人々がアクイタニア人で、話されていた言語がアクイタニア語でした。これがバスク語の祖先、あるいは近縁言語だとされています。他の地域ではバスク語に近い言語はありませんでした。
バスク語については、文献や碑文などで残っています。特に10世紀以降になると、バスク語の人名、地名などが記された文献が増加しています。

 

非インド・ヨーロッパ語ということで、具体的にどのような言語なのか、想像するのが難しいのですが、文法的には能格言語(Ergative language)だといいます。自動詞の主語と他動詞の目的語が同じように扱われる言語で、他動詞の主語だけが能格性といって、別扱いを受けるというものです。
これに対して日本語の場合は対格言語になります。自動詞の主語も他動詞の主語も助詞が付き、他動詞の目的語にも助詞が付きます。自動詞の主語と他動詞の主語が同じ標識で示される場合が主格となります。他動詞の目的語の格が対格となります。そのため能格性ではなく対格性となるわけです。

 

バスク語の発音は、母音、二重母音、中母音、子音・半母音に子音と3種類の無声摩擦音が存在します。また語幹末の低母音の削除と交替などがあります。
文字はラテン文字を使っています。スペイン語のアルファベットと同じです。そのため、基本の26文字に変音の「Ñ」が加わります。ただし、「C, Q, V, W, Y」は外来語専用表記です。

 

日本語も独自性の強い言語で、孤立した言語(language isolate、isolated language)でもありますから、先印欧語にも親近感がわいてきます。

 

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