今日もワインを飲んでます そして思いついたことを書きつづる

アラタウの真珠

プレゼント専門シエル・エ・ヴァンの店長・ハヤシです。
今回はカザフスタンについて勝手に語ります。

 

 

天山山脈の支脈で、中国とカザフスタンに跨るジュンガル・アラタウ山脈があります。
「アラタウ」とは、古テュルク語で「色とりどりの花の色」という意味だそうです。そのような名がつくほどまでにアラタウ山脈は美しいといわれます。
そのアラタウ山脈には、かつては「アラタウの真珠」と呼ばれていた湖がありました。
その湖はイシク湖で、イシクはカザフスタンのアルマトイの東方に約40km行った都市の名でもあります。

 

イシクはカザフスタンワイン生産の約80%を占める地域です。
カザフスタンはブドウ栽培に適した土地が少なく、ブドウ栽培可能地域は国内面積に対して、わずかに約4%程度しかありません。それにも関わらず、国内で2360万リットル以上のワインが生産されているそうです。
その中心地がイシクというわけです。

 

では、イシク湖はというと、これは1万年前くらいに前に誕生したといわれています。
イシク川周辺に地滑りが起こり、自然のダムができたことで、堤防の高さが300メートルに及ぶ自然ダム湖が誕生したようです。
湖の色はエメラルド・グリーンで、豪快な瀧もあり、大自然が形成したダム湖は、「アラタウの真珠」と呼ばれるにふさわしい美しさだったそうです。

 

しかし、1963年に劇的な変化が起こりました。
イシク川の上流のジャルサイ山より土石流がイシク川を襲ったのです。その破壊力は凄まじく、自然形成のダムを壊してしまいました。
これにより、湖を越えた土石流はますます激しさを増し、下流のイシクに多大なる被害を齎したのです。
イシク湖はこの被害により事実上消え失せました。かすかすに川よりは湖らしい姿が見えるだけでした。
そして次の展開がありました。
1990年代になって、今度は人工的にダムを作り、以前のような美しい湖を取り戻したのです。

 

さて、カザフスタンですが、ブドウ栽培の最も古い痕跡は7世紀頃といいます。場所はマトイ州の天山山脈山麓で、ブドウは欧州経由ではなく、新疆ウイグル自治区やウズベキスタン、サマルカンドなどの交易により持ち込まれたといわれています。
7世紀頃といえば、その前世紀にエフタルが突厥とサーサーン朝によって滅ぼされ、突厥の領土となっていた時期です。
20世紀はソ連構成ですが、この間の歴史は、まさに劇的です。機会があればぜひ語りたい内容です。

 

現在のカザフスタン共和国になったのは、ソビエト連邦崩壊後の1991年12月16日です。
世界最大の内陸国であり、宗教はイスラム教が70%、キリスト教が26%です。
構成的にイスラム教国家といえなくはないですが、カザフスタンのイスラム教の戒律は緩いようで、飲酒も公然と行われていることから、ワイン消費量が多いのも頷けます。

 

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