今日もワインを飲んでます そして思いついたことを書きつづる

飲酒戒

プレゼント専門シエル・エ・ヴァンの店長・ハヤシです。
今回は飲酒戒(おんじゅかい)について勝手に語ります。

 

 

何気なく見ていた「WEB版新纂浄土宗大辞典」に、「飲酒戒(おんじゅかい)」が出ていました。まずは引用させて頂きましょう。

 

『梵網経』に説かれる四十八軽戒のうちの第二戒で、酒を飲むことを禁止するもの。『梵網経』では、酒を飲むと酒による過失が様々に起きることから、仏の弟子たる者が自ら飲むこと、また他人に対して酒を勧めることを禁止しており、この戒に違反した場合は軽垢罪に当たる。同じく酒に関わる戒としては十重禁戒の第五に酤酒戒もある。また、五戒のひとつとして酒を飲むことを戒めるもの。
【参考】恵谷隆戒『改訂円頓戒概論』(大東出版社、一九七八)
【執筆者:山極伸之】

 

要するに、仏教を信仰するものであれば、酒は飲むべきものではない、まして僧侶であれば、決して飲んではならないとしています。この経典の扱いが各宗派によって異なるかもしれませんが、『梵網経』という経典で説かれているのは事実なので、仏教もイスラム教と同じように酒を飲まないという文化が根付いてもおかしくなかったといえます。しかし、実際にはそうはなりませんでした。
しかも僧侶であれば、より禁酒を厳守しなければならない筈なのに、酒を「般若湯(はんにゃとう)」と言って、ある種、公然と飲んできていました。ちなみに現代では、「麦般若(むぎはんにゃ)」も登場したといいます。これはビールの隠語です。大体において僧侶の仕事である葬儀や法事には、酒はいわばセットとなるといっても過言ではありません。これが日本の仏教界の真実ですから、イスラム教のような禁酒とは比較になりません。

 

イスラム教の場合であれば、禁酒しなければならない理由が、仏教ほど不明瞭ではありません。実にシンプルで、飲酒をする人は、天国に行けないと考えているからです。従って、酒を禁止するのは現世の世界だけで、天国に行けば、そこには酒の流れる川があり、しかも飲むのは自由だというのです。さらにいえば、天国ではいくら酒を飲んでも悪酔いしないともいわれているのです。

 

飲酒戒と対極の宗教もあります。
身近なものでは日本の神道の御神酒、ゾロアスター教のハオマ、バラモン教のソーマなど、原始的な霊的体験を伴う宗教の場合は、酒をツールにして、「酔う」状態などを霊的なものと絡めている可能性もあります。

 

何だかんだといっても、現在の日本ではワインを気軽に飲めるわけですが、飲みすぎたときには飲酒戒を思い出すのも良いのかもしれません。

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