今日もワインを飲んでます そして思いついたことを書きつづる

ムルシア(Murcia)

プレゼント専門シエル・エ・ヴァンの店長・ハヤシです。
今回はムルシア(Murcia)について勝手に語ります。

 

 

「骨太なワインといえばムルシア」と言われるほど、ムルシアのワインは力強いのが特徴でしたが、最近では必ずしも力強いワインだけでなくなりました。比較的軽いワインの生産量も増加してきているのです。ただ、ムルシアといってもあまり知名度は高くないかもしれません。

 

都市としてのムルシア(Murcia)は、スペインのムルシア州の州都で、人口は約42万人です。スペインで7番目に大きな都市で、都市圏人口は56万人に及んでいます。ワイン産地はムルシア州の中に散らばっていて、北東部でムルシア州の中では標高の高い場所にあるのがイエクラ、州の中央に位置するのがブージョス、州の北部にはフミージャなどがあります。

 

ムルシアは、もともとスペインの都市というより、後ウマイヤ朝の都市といえます。つまりアラブ人が建設した都市となります。灌漑設備の優れた技術により、用水路の整備がされていました。この灌漑システムは、近代のシステムの先取りともいえるものでした。
後ウマイヤ朝は継承争いで大きく衰退していきました。29年の間に10人のカリフが即位するという異常事態でした。ムルシアもコルドバのカリフが倒れると、支配者がアルメリア、トレド、セビリアと変化していきました。1172年にはムワッヒド朝の支配下なり、1223年からは独立王国となりました。
しかし1243年になると、カスティーリャ(Reino de Castilla)によりムルシアが支配され、1296年にはアラゴン王国の支配下になりました。その後、1304年にトレラス条約によりカスティーリャに編入されました。

 

カスティーリャといえば、レコンキスタ(国土回復運動)の中心的役割を果たし、後のスペイン王国の中核となった国です。その支配地域になったムルシアは、18世紀になって絹織物業によって繁栄しました。今に残る教会などもこの時期の建設でした。
何度か洪水の被害を受けた経験もありますが、1829年には地震に襲われました。この地震で約6,000人もの死者が出たといわれています。

 

 

ちなみにムルシア州で話されているスペイン語はムルシア方言で、標準スペイン語と比較すると、かなり特殊なアクセントに聞こえるようです。さらに独特のアクセントだけでなく、地元特有の表言方法もあり、スペイン語とは別言語のように聞こえます。
その背景としては、かつて支配されていたアラゴン語と古アラビア語の影響があるともいわれています。

 

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