今日もワインを飲んでます そして思いついたことを書きつづる

マロン典礼カトリック教会

プレゼント専門シエル・エ・ヴァンの店長・ハヤシです。
今回はマロン典礼カトリック教会について勝手に語ります。

 

 

マロン典礼カトリック教会(Maronite Church)をご存知でしょうか?
キリスト教東方典礼カトリック教会の一派ですが、中心地は中東のレバノンです。

 

レバノンは、中東にあり、公用語がアラビア語の国ということで、イスラム圏のイメージもあるかもしれませんが、実は国民の約40%がキリスト教なのです。
そのキリスト教の中で最も多数を占めるのがマロン典礼カトリック教会です。
ワインと関係の深いキリスト教信者が多いことから、レバノンはアラブ圏で随一のワイン産地になっています。
位置的にも地中海があることから、気候も地中海性で、ブドウ栽培に適した穏やかな気候に恵まれています。

 

また、レバノンは中東諸国の中で砂漠が存在しない唯一の国といえます。
それだけ気候的には恵まれていて、南北に貫くレバノン山脈には雪も積もります。
何より紀元前7000年にはすでにワインが造られていたと言われるほどの地域なのです。世界最古のワイン産地の一つに数えることができます。

 

では、話を戻して、マロン典礼カトリック教会とは何でしょうか?
マロン派は、ローマ・カトリックでも、東方正教会でもなくスタートしました。そもそも、マロン派が誕生した頃には、ローマ教会は東西分裂していなかったからです。
創始者は聖マロンで、当初はキリストの人格にはただ1つの意志があるのみとする単意論(Monothelitism)を採用していました。
この単意論は、カトリックでは度々議論されていましたが、のちの641年のローマでの公会議、649年のラテラン公会議、最終的に681年の第3コンスタンティノポリス公会議で異端とされました。カトリックでは、ここまでの公会議で単意論論争は終結しました。

 

マロン派も1180年にカトリックに帰属することになりました。
そのため単意論ではなく、教義もカトリックと同一となりました。
これは対イスラム勢力との関係で、十字軍の存在が関係していました。

 

しかし、マロン派が完全なカトリックの一派になったのかと、いえば、必ずしもそうとはいえませんでした。
マロン派独自の典礼はそのまま引き継がれたのです。教会組織もマロン派独自の体制であり、古シリア語やアラビア語もそのまま使われました。
現代でもローマ教皇をトップとする組織でありながら、教義はカトリック教会、レバノンの組織や典礼はマロン派の伝統を維持しています。

 

あまり身近に感じないマロン派ですが、日本には馴染みのある有名人がマロン派にいます。

 

カルロス・ゴーン(Carlos Ghosn)です。
また、レバオンの歴代大統領も、メディアの女性キャスターや歌手なども、すべてマロン派です。
ワインについては改めて語る機会があるかもしれませんから、本日は、ここまでにしましょう。

 

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