今日もワインを飲んでます そして思いついたことを書きつづる

ハンザの女王

プレゼント専門シエル・エ・ヴァンの店長・ハヤシです。
今回はリューベックについて勝手に語ります。

 

 

リューベック(Lübeck)は、シュレースヴィヒ=ホルシュタイン州に属するドイツの都市です。正式名称はハンザ都市リューベック(Die Hansestadt Lübeck)で、かつて「ハンザの女王」と呼ばれました。
都市の歴史としては、1143年にホルシュタイン伯アドルフ2世によって建設された街です。
この都市のホルステン門(Holstentor)が、かつての50マルク札に描かれていたことが印象的です。

 

このホルステン門は旧市街の入り口にあり、ここはトラベ川とトラベ運河に囲まれた島になっています。
人口22万人程度の都市なので、それほどの規模があるわけではなく、旧市街の移動も徒歩で十分です。
他のドイツの都市と同じように中心部にマルクト広場があり、それに面して市庁舎があります。リューベックの市庁舎は黒レンガ造りで、なかなかの荘厳さがあります。さらにその隣にはマリエン教会がり、こちらはゴシック様式です。
確かに「ハンザの女王」といわていただけあって、同じようなハンザ同盟の港湾都市、例えばハンブルクや「ブレーメンの港」を意味するブレーマーハーフェン( Bremerhaven)などと比較すると、女性的な印象があるのは事実です。

 

しかし、今から30数年前に初めてリューベックを訪れたとき、強烈にインパクトがあったのは、犬と一緒に道端にいるホームレスの多さでした。
ホルステン門からマルクト広場に向かう道路沿いに、あまりにホームレスが多く、しかもなぜか犬が一緒というシーンは、後にも先にもこの街でしか見たことがありません。現在はどうかは分かりませんが、強烈な印象でした。

 

さて、このリューベックですが、魚介類の保存との関係で発展した経緯もあります。
14世紀頃から、タラ漁やニシン漁が北海で盛んになりました。それを保存し、流通させるために塩の需要が一気に高まったのです。
実はリューベックから南方へ100キロ弱の地域に塩泉のあるリューネブルクがあります。
リューベックは海運の街でしたから、リューネブルクからリューベックに塩が運ばれ、北海での漁業を行う北欧諸国を中心とした各地へと運ばれていったのです。
また、魚をリューベックで塩漬けにしたりもして、商取引は隆盛を極めました。

 

実はここでリューベックとワインが関係してきます。
リューベックに集まる船は塩の積み下ろしだけでなく、帰路にフランスの樽ワインなどを積んで戻ってくるようになりました。
そのためドイツだけでなく、北欧諸国を含めた北ヨーロッパのワイン取引の拠点がリューベックになったのです。
白ワインはドイツでの流通が多かったことから、取引はフランスの赤ワインが中心だったようです。

 

日本のツアー旅行でリューベックに訪れるものがあるかどうか知りません。
しかし、北ドイツに縁のあるものとしては、ぜひともお勧めしたい都市です。

 

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