今日もワインを飲んでます そして思いついたことを書きつづる

アフロディーテのキスより甘いコマンダリア

プレゼント専門シエル・エ・ヴァンの店長・ハヤシです。
今回はコマンダリアについて勝手に語ります。

 

 

愛と美の女神アフロディーテのキスより甘いと形容された甘口のワインがコマンダリアです。
地中海に浮かぶキプロス島のワインです。
また、古代では、ローマのアントニウスは、クレオパトラにこのとろけるような甘いワインをプレゼントした際に、キプロス島までも一緒にプレゼントしたともいわれます。
12世紀になってからは、イギリスのリチャード1世がキプロスで結婚披露宴を行いましたが、そのときにコマンダリアを客にふるまいました。コマンダリアについて「王のワイン、ワインの王」と褒め讃えたともいわれています。
13世紀では、フランス王のフリップ2世が世界初のワインテイスティング大会を開催しましたが、その中にコマンダリアを選ばれていました。
ドイツでは、ビスマルクが好んでいたといいます。

 

それほどまでに甘美なワインは、キプロスの地元産ブドウであるジニステリ種やマブロ種などだけを使っています。
発酵も自然発酵で、天日干しをして乾燥させてから行うもので、さらには発酵が終ってからも4年間の樽熟成が必要とされています。
そこまで手間暇をかけたワインは、濃厚で、糖度はかなり高く、蜂蜜のような甘さにまでなります。アルコール度数は15度以上です。

 

さらに、キプロスの甘口ワインは、女神アフロディーテやクレオパトラの逸話があるように、その歴史はとても古いのが特長といえます。
キプロス島そのものの歴史も古く、先史時代から文明があったといわれています。
ただ、トルコの南の東地中海上に位置することから、それぞれの時代で覇権を握った国々の支配を受けてきました。ペルシャ、ギリシア、ローマと続き、ローマ帝国分裂後は東ローマ帝国に長く支配されました。
中世には十字軍に占領されたり、テンプル騎士団や、ヴェネツィア共和国、オスマン帝国、イギリスと、支配者は移っていきます。
ちなみにオスマン帝国の侵略は、コマンダリア目当てだったともいわれるほどでした。
20世紀になってから独立を果たしますが、トルコの占領もあり、南部がキプロス共和国でギリシャ系住民が支配する地域で、北部が北キプロス・トルコ共和国としてトルコ系住民が支配する地域となっています。

 

甘美なワインは他の地域にもありますが、アフロディーテのキスより甘いといわれるのはコマンダリアだけです。いつか飲んでみたいワインです。

 

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