今日もワインを飲んでます そして思いついたことを書きつづる

ファッラ・ディゾンツォ(Farra d’Isonzo)

プレゼント専門シエル・エ・ヴァンの店長・ハヤシです。
今回はファッラ・ディゾンツォ(Farra d’Isonzo)について勝手に語ります。

 

 

スロベニアとの国境の都市であるゴリツィア(Gorizia)から西南西へ9kmという位置に、ファッラ・ディゾンツォ(Farra d’Isonzo)があります。人口はわずかに1,700人程度のコムーネです。イタリア共和国フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州ゴリツィア県にあり、イタリアでもワイン産地として知られています。
首都のローマから離れた地域なので、標準イタリア語だけでない言語も使われています。すぐ隣のスロベニア語では「Fara ob Soči」、フリウリ語では「Fare」という名称になっています。この「Farra」はランゴバルド語に由来したものです。ランゴバルドといえば、6世紀後半にランゴバルド王国として、イタリア半島の大部分を支配したことがありました。ゲルマン系民族です。ランゴバルド王国は773年、フランク王国のカール大帝によって征服され、781年にカール大帝の息子のピピンがイタリア王国の王となりました。

 

ランゴバルド語というのは、現在では死語ですが、一部の説ではキンブリ語とモケーニ語がランゴバルド語から派生した方言として生き残ったともいわれていますが、定かではありません。言語としては、ゲルマン民族なので、当然ながらゲルマン語派に属しています。すでに7世紀には衰退してきたようです。その後は極断片的にしか残らず、詳細は分かっていません、しかもランゴバルド語で書かれた文書がないのです。
ただ、第二次子音推移があることから高地ドイツ語との共通点があり、エルベ・ドイツ語か上部ドイツ語の方言に分類するのが一般的なようです。また、単語は英語の単語と似ているようです。

 

ランゴバルド王国以前のローマ帝国時代には、イゾンツォ川を渡る木造橋と statio(駅伝制の宿駅)が設けられていました。日本で言えば宿場みたいなものでした。
村には、1728年に建てられたイル・パラッツォ・カリーチェ(Il palazzo Calice)があり、現在は村役場になっています。ここはヴィットーリオ・エマヌエーレ3世広場(piazza Vittorio Emanuele III)に面した場所で、小さな村の中心部になっています。
そして何といってもファッラ・ディゾンツォ天文台(Osservatorio Astronomico di Farra d’Isonzo)が有名です。ファッラ・ディゾンツォ天文文化サークル(Circolo Culturale Astronomico di Farra d’Isonzo)が運営する非営利の民間天文台ですが、ここで多くの小惑星が発見されています。その数は220の発見と39の命名という実績だそうです。もともとは1975年にアマチュアの天文愛好家たちが集結し、1980年にこの天文台が開設されたものでした。

 

 

最後にこの村の見どころをひとつ。
ファッラ・ディゾンツォのマイニッツァ地区には、一般的に「フォード・グラットン博物館」(Museo Ford Gratton)と呼ばれる自動車・技術博物館(Museo dell’automobile e della tecnica)があります。パオロ・グラットン(Paolo Gratton)の個人コレクションを展示しているのですが、彼はイタリア最大のフォード・ディーラーのひとりでした。
旧車で人気のT型フォードなど、さまざまな種類のクラシックカーからオートバイ、それ以外にもラジオなどが展示されています。

 

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