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ヨーロッパ(Europa)の基礎知識 11

プレゼント専門シエル・エ・ヴァンの店長・ハヤシです。
不定期連載のヨーロッパ(Europa)の基礎知識ですが、今回は第11回になります。

 

 

前回の第10回は、ヨーロッパの路面電車を取り上げました。2021年最初の今回は古代ローマに戻ります。第7回からの続きになります。

 

王政ローマの最後の王は第7代のタルクィニウス・スペルブスでしたが、紀元前509年に追放され、王政ローマから共和制ローマへと変化しました。帝政になる紀元前27年までの期間です。共和制ローマの時代に、イタリアの単なる都市国家から、地中海世界を支配するまでの巨大国家に成長していきました。

 

しかし、共和制として新たにスタートしたローマですが、決して順調な滑り出しとはいえませんでした。それは権力が王に集約していたものを執政官(コンスル)により、元老院で決定することになったことで、これに反対する側が再びタルクィニウスを王に戻す動きに出たことでした。しかし、これは失敗に終わり、王政復古は破綻しました。
しかも、周辺諸国との同盟関係はローマ王によるものだったことから、王が追放されたことで、同盟から対立関係にまでなってしまいました。

 

紀元前4世紀になるとガリア人の襲撃もありました。ガリア人はケルト人のことで、アルプス山脈を越えて北方から攻めてきたのでした。このときの有名な戦闘と言えばアッリアの戦いです。最終的にローマ将軍マルクス・フリウス・カミルスによって、このケルト人の襲撃問題は解決へと向かいました。
その一方で、イタリア半島については各都市を征服することに成功し、それとともに街道の整備も進め、ついにイタリア半島を統一することができました。

 

そして共和制ローマにとって、とても大きな戦争だったのがポエニ戦争(Bella Punica)でした。ポエニとは、ラテン語でフェニキア人のことです。紀元前264年にローマ軍がシチリア島へ上陸したことから、紀元前146年にカルタゴが滅亡するまでの期間続きました。3度にわたる戦争でした。
第一次ポエニ戦争は、紀元前264年から紀元前241年でした。シチリア島をめぐる戦闘でした。第二次ポエニ戦争は、紀元前219年から紀元前201年で、このときはハンニバルによるローマ侵攻でした。そして第三次ポエニ戦争は、紀元前149年から紀元前146年のた戦争でした。ここでカルタゴが滅亡しました。ローマ軍はカルタゴの住民を皆殺しにする勢いだったといいます。実際には一部を奴隷にしたようです。

 

このポエニ戦争によるローマの勝利とは、古代地中海を中心とした文明が、世界で初めてヨーロッパに移ったことを意味します。まさに時代の転換点ともいえるものだったのです。
この連載であるヨーロッパの基礎知識でも、歴史的な意味では、これこそが基礎の基礎というべきものだったのです。

 

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