今日もワインを飲んでます そして思いついたことを書きつづる

ジェルバ島(Djerba)

プレゼント専門シエル・エ・ヴァンの店長・ハヤシです。
今回はジェルバ島(Djerba)について勝手に語ります。

 

 

イスラム教の国家でありながら、世俗的な国家であり、「国家フェミニズム」によって厳格なイスラムの戒律と縁のないチュニジアは、ワイン生産も盛んな国です。
チュニジアと関係する話題も取り上げてきました。

 

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今回はチュニジア南部でガベス湾内にあるジェルバ島(Djerba)です。
この島は北アフリカ最大の島で、リビアとの国境近くにあります。人口は約12万人です。
古代から伝説によって知られていた島です。ホメロスの『オデュッセイア』に記述されていて、この叙事詩の主人公であるオデュッセウスが上陸した島とされています。その『オデュッセイア』によると、この島にはロートファゴイというハス食い人がいたとされています。

 

地理的に古代よりカルタゴ人が数度島を訪れていますが、特徴的なのはユダヤ人の来訪です。
エルサレムの神殿が破壊された後、多くのユダヤ人がこの島へと避難してきたのです。そのためユダヤ人が多く住む島となり、その後、ローマによって都市が建設され、港も整備され、農業も発展させていきました。
ただ地中海世界にある島というのは、様々な侵略の歴史にもなりました。
キリスト教の勢力、ヴァンダル族、東ローマ帝国、そしてアラブ人などが次々と現れ、この島を征服していきました。
第二次大戦後の1960年代を過ぎると、観光地として人気が出るようになりました。
そして、ジェルバ島はイスラエル建国以後、チュニジア国内で最大のユダヤ教徒コミュニティとなっています。

 

アフリカ大陸とはフェリーが往復していて、所要時間はわずかに約15分です。
それほど近い距離にあり、島と本土との間で最も近い場所では、島の南東端で、ここは本土と7kmほどしか離れていません。古代ローマ時代には本土とつながっていたようです。
また、現在は島南東のエル・カンタラと本土との間には橋が架かっています。

 

 

ジェルバ島はチュニジア国内ではベルベル語が話される数少ない地域でもあります。
ベルベル語派はアフロ・アジア語族に属する言語グループで、モロッコ、アルジェリア、リビアで話されている言語です。ただこれらの国ではアラビア語を重要視する政策があり、ベルベル語を話す人々は辺鄙な山間部の村などに多いといわれます。しかも家庭の中でしか話さないこともあるようです。
そのような言語ではありますが、もともと北アフリカでは広い地域で多く話されていました。

 

ユダヤ人に関係した伝説も残っています。
紀元前586年の第一次ディアスポラによってジェルバ島にたどり着いたユダヤ教徒が、海岸にソロモン神殿の石材の一部が漂着しているのを発見しました。シナゴーグを建設する事になり、その建設場所をどこにするかで論争になり、なかなか結論が出ませんでした。そんなとき、過越の祭の二日目に空から聖石が降ってきたのです。その場所に石材を置いてみると、エルサレムへの道が見えたという伝説です。
このシナゴーグはユダヤ教徒の巡礼地となっています。

 

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