今日もワインを飲んでます そして思いついたことを書きつづる

キリストの血入門 15

プレゼント専門シエル・エ・ヴァンの店長・ハヤシです。
ワインが「キリストの血」であることから、キリスト教について勝手に語っていく第14回です。今回もワイン屋の店長が宗教学者になって語りますので、誤りがあっても許してください。

 

 

前回はネストリウス派に関連する、ある種の「トンデモ説」をまじめに語りました。今回は東方諸教会についてです。

 

公会議によって教義の確認が行われ、正統教義の確立へと進んでいたキリスト教ですが、前回までの話のようにネストリウス派をはじめ、異端とされた教派も多く、ローマ教会から分離する動きも多くありました。
さすがに異端の烙印を押されたものは、その後の歴史の中で消滅したものが多くありました。それでも正統派といわれるキリスト教勢力が及んでいない地域では、そこに根をはり、独自進化をとげていくケースもありました。
ネストリウス派と並ぶアリウス派などは、ゲルマニアで勢力が拡大した時期もあったほどです。

 

その中で、現在まで継続している教派もあります。
それが東方諸教会です。
この「東方」というのは、西欧から見て「東」方向ということを意味し、ローマのカトリック教会にも、東ローマ帝国の正教会にも属さない教会の総称です。そのため、東方諸教会の中でも教派が異なります。
厳密にいうと、カルケドン公会議で異端とされ、東ローマ帝国の教会(いわゆる正教会)から分離した教派のことで、単性論と看做された教派に、ネストリウス派を加えたものになります。

 

ここで重要なのが「単性論(Monophysitism)」です。
イエス・キリストが単一の性(natura)のみを有するという説です。カルケドン公会議では、イエス・キリストは神性と人性という二つの本性を持つという両性論が正しいとされ、単性論は否定されました。しかし、この単性論は皮肉なことに、同じく異端とされたネストリウス派に対抗するものでした。それがカルケドン公会議で退けられのです。
ただし、「単性論派」とされた諸教会は、自らを「単性論」とはみなしていませんでした。むしろ単性論教会と分類されることを拒絶していました。
また、「非カルケドン派」もありました。非カルケドン派教会の特徴は、聖母マリアの扱いです。マリアを神の母として崇敬していますので、ネストリウス派教会とは対立的思想といえます。修道院制度が確立され、聖職位階制度もありますが、修道会はありませんでした。

 

では、東方諸教会にはそのような教派があるのでしょうか。
代表的なものを紹介していきます。
ます、コプト正教会です。「エジプトとワインとコプト」「アフリカ最古の独立国」でも紹介しています。
アルメニア使徒教会、シリア正教会、エチオピア正教会なども東方諸教会で、トマス派のインド正教会や、ネストリウス派が起源のアッシリア東方教会も含まれます。

 

コメントはありません

ワイン通販なら

想い出生まれ年ワイン、デザイン自由オリジナルワイン

スペシャルコンテンツ

オールドワインの魅力

最新のブログ記事

カテゴリー

タグクラウド

月別アーカイブ