生意気ですが、私は赤ワインに合わせるメイン料理(お肉)にこだわりを持っています。
それは、牛肉(家畜による食肉)は、本格フランスレストランでのメインディッシュには選択しないということ、代わりに、狩猟により調達する獣肉を必ず食すということです。
この、まさに野生の獣肉料理をジビエ料理といいますが、ジビエをオンリストするレストラン自体が珍しいので、せっかくの本格フレンチならジビエを愉しもうという発想なんです。
まぁ、牛も大好きなのですが、牛を堪能するなら鉄板焼きや焼き肉など、他の食し方で堪能できますものね。
ってことでちょくちょく出かける地元のフレンチレストラン、神戸北野ホテル「アッシュ」での素晴らしいひと時。
ワインリストは
1. ジュヴレ・シャンベルタン・プルミエ・クリュ・レ・コンボット / ピエール・アミオ 09
2. レ・フォール・ド・ラトゥール 05
レ・コンボットはまだ若く、しかも秀逸なヴィンテージ物ということで抜栓後サーヴしても非常に硬く、デカンタすることにしました。
これはこれで素晴らしいピノ・ノワールで、色々なお料理とのマリアージュを存分に堪能できました、が・・・
(続く2本目とメインディッシュとのマリアージュは突き抜けるレベルで・・・)
2本目はご存知、5代シャトーの一角を担うシャトー・ラトゥールのセカンドワイン。
05ということで完熟ブドウのポテンシャルを思う存分堪能できましたが、これにメインディッシュのジビエを合わせると・・・。
※ジビエについて
当日はヨーロッパから空輸で「シギ」が入荷した旨ソムリエールより説明があり、このシギの入荷は年間を通じても非常に珍しいということなので「シギ」をチョイスしました。シギは主にヨーロッパに生息する鳥獣で生息数が少なく、フランスでは禁猟指定されているほど食肉としては貴重。
いやぁ~~、私もそれなりに美食キャリアを自負していますが、その中でもこのシギとポイヤックとのマリアージュは「初体験」とテンションがあげあげになるほどの共鳴感。あまりにも素晴らしすぎて共鳴音が空耳で聞こえてきそうなほど。。
自分の言葉による表現力不足が悩ましいほどに、シギとポイヤックとのマリアージュは本当に本当に最高でした。またシギ入荷の機会には再チャレンジしたいものです。
とかいいながら、、、次回はシカかウサギをいただこう・・・愉しみです。
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