今日もワインを飲んでます そして思いついたことを書きつづる

オーパス・ワン 2010 テイスティング

ワイン愛好家の多くが羨望の眼差しをむける、カリフォルニアのプレミアムワイン「オーパス・ワン」。

私がビストロで食事していると、隣のテーブルの紳士・貴婦人が「ワイン談義に花を咲かせている」なんてシーンは珍しくもないわけで、そういったシーンで頻繁に出てくる会話が、オーパス・ワンを「THE 高級ワイン!」、「オーパス・ワンが飲みたい!」、「オーパス・ワンこそこの世のワインの中で一番美味い!」など、とにもかくにもこれ以上ない程に、多くのワイン愛好家がオーパス・ワンを神の如く崇め倒しているのをよく目(耳)にします。

まぁ、はっきりいってオーパス・ワンは素晴らしいワインです。
10年ほど前の南(大阪の繁華街)のとあるクラブで、友人のバースデーパーティーを行ったのですが、その時お店のママが友人へバースデープレゼントということでオーパス・ワンをご馳走してくれました。(ヴィンテージは覚えてません)。

当然ながら私もいただいたわけですが、友人たちやホステスさんとの会話に夢中で、出されたワインが何なのかわからないまま・・・グラスを傾けた瞬間の「アラっ!これメッチャうまいわ♪」とナチュラルに湧き出てきた感想が、このワインのポテンシャルを物語っているわけです。

そうでなくても、フィリップさんとモンダヴィさんというワイン界の重鎮が手を組んで、世界一のワインをカリフォルニアから発信すると意気込んで造られたワインなのですから、超高品質なのは至極当然ですね。

・・・あれから10年の年月が流れ、手前味噌ですが、数えきれないほどのワインを飲み倒してきて今思うことは、誤解を恐れずにいうと「ワイン初心者以上中級者未満」の人にとっては最高の赤ワインなんだろう・・・ということです。

香り高く、力強く、、濃密で巨大で円やかで、それでいて外交的でカジュアル。
誰にでも、解りやすい確かさがあるのです。

っでもって、私の正直な感想をいうと、「それほど興味の引かれるワインではない」というのが本音。

それでもワインの仕事をやっているわけで、年に数回は飲んでみたりもするわけで、そしてその度に、「美味いことは美味いけど、ボルドーの方が俺は美味いな!」と毎回思うわけです。。

何せ、オーパス・ワン1本のお値段で、メドック格付けの中でも上位に序列される偉大なワインが2~3本程買えるわけですからね。
(いきなり蔵出し価格上げ過ぎやろ~~)。

まぁ、今回は取引のあるインポーターさんが「オーパス・ワンが入ったから~~」と営業をかけてきたので、「・・・じゃぁ3本だけもらうわ」ってな感じで購入しました。

接待にはウケがいいし、スタッフに勉強として飲ませたいし。

さぁ、テイスティング。

カリフォルニアのカベルネ・ソーヴィニヨン主体物の特徴はやはりこのワインも踏襲しており、深く濃いガーネット色。非常にマチエールの濃さを感じる色調で、このワインが巨大で立体的なんだなということは見た目からも想像に難くありません。

ブラックカラント、ブラックベリーなど黒果実の強烈なアロマ、魅惑的なバラの香りや、アダルトな深みのあるコーヒーやエスプレッソ、ビターチョコ、黒胡椒などの良好なスパイス、そして過剰なほどに樽は効いておりヴァニラも強く感じます。

カベルネ・ソーヴィニヨンにとって大切な要素であるタンニンは、まぁ巨大なクセに何ともまん丸まろやか。俗にいうベルベットのテクスチャーの典型ですね。(このレベルのニュアンスはボルドーじゃ無理・・・要らんけどね。。)。このタンニンは強烈で、しっかりとした渋みを感じさせるが、その対極にある極甘感もどっぷり味あわせてくれます。

ん~~、やっぱり濃いな・・・そして、オーパス・ワンが世間で大人気なことに納得しつつ。。

CSの聖地はやっぱりボルドーやね。
グラステイスティングじゃなくボトルテイスティングだとその違いが明確に解るねん!

という持論でもって、このブログを締めくくろうと思います。

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