言うまでもなく、ブルゴーニュはコート・ド・ニュイの新鋭としてドメーヌ・アルローは輝いています。
既にドメーヌ・アルローのワインは割り当て品になるほどの人気で、特に、土地の個性が表現されており、尚且つ価格的に高過ぎることはない(とは言え1万円オーバーと十分高いが・・・) “村名~1級畑”は我々ワイン流通に携わる立場においても入手が難しいほど常に品薄です。
特級畑はさすがに高過ぎるし、逆にブルゴーニュ広域だと安価だが真の実力は望むべくもなく、やはりプレミアム・スタンダードといえる村名~1級畑、中でも特に村名ワインは超入手困難となっています。
そんな貴重なドメーヌ・アルローの村名ワイン、ジュヴレ・シャンベルタンの最新ヴィンテージ2012年ものを1ケース入荷しました。
忘年会やクリスマスシーズンが近いということで、ちょっと贅沢な泡ものを幾分か調達しようと、私が大好きなシャンパーニュ 「エグリ・ウーリエ」の正規輸入業者へ連絡したところ(この輸入業者はアルローの正規インポーターでもある)、「ちなみにアルローって在庫有りますか?」と尋ねると、「いやぁ~~、村名は完売したはず~~」といいながらパソコンにて在庫チェックをいただくと、「あっありますわ!ジュヴェシャンが12本!!」と。。
クロスカウンターのごとく12本オーダーし、入手に至ったわけです。
(エグリ・ウーリエも上級キュヴェのブラン・ド・ノワールを6本入手・・・忘年会&クリスマスが楽しみ!)
ただ2012年ということで、真の飲み頃からは大きくかけ離れているわけで、本来は少なくとも後2~3年は寝かせるべきなのですが、このような偉大なブルゴーニュが自宅のマイセラーに眠っているとなると自制心が効かず、1本だけということで先日空けてしまいました。確実にまだ未成年状態です。。
とはいえ、アルローのワインは長熟するわりには比較的若いうちから柔らかく、モダンというわけではないがそれなりに外交的で、若い内はガチガチに硬いというスタイルではありません。
デカンタを施しワインの開花を促して、いざテイスティング。
若いピノ・ノワールらしく、イチゴやチェリーなど赤系果実のピュアな香りと味わい、クオリティーの高さを伺わせる酒質、エレガントながら骨格と奥行きもしっかり感じさせ、まだピチピチ弾けるような酸味と、早くも丸さを感じるタンニン。
美味い!!
勿体ないですが、この分じゃ後数本は、ここ半年以内(飲み頃の随分手前)に開けてしまいそうな予感がしますね。
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