今日もワインを飲んでます そして思いついたことを書きつづる

シャトー・クレール・ミロン 2011 テイスティング

ボルドーワイン愛好家にとって5代シャトーという響きは、すでに神格化されるほどの存在にまで昇華しておりますが、中でもムートン・ロートシルトは奇跡を体現したワインとして、日本人にとっては特に注目されるワインではないでしょうか。

1973年、不動のメドック格付け第2級から、最高格付け1級に昇格を果たした唯一のワインなのです。

このムートン・ロートシルトのオーナー会社、「バロンヌ・フィリップ・ロートシルトGFA社」が所有する、同じメドック格付けの第5級にクレール・ミロンがあります。

昨夜はこのクレーム・ミロンを愉しみました。

さて、GFA社が所有するメドック格付けワインは、ムートン、クレール・ミロンの他に、第5級のダルマイヤックもありますが、品質において一般的に評価される序列は、

1. シャトー・ムートン・ロートシルト
2. シャトー・クレーム・ミロン(ダルマイヤックと僅差)
3. シャトー・ダルマイヤック(クレール・ミロンと僅差)

という感じですかね。

まぁ、ムートンの2000年以降のヴィンテージとなると、私のようなワイン流通業者に身を置く者でも、1本5万円オーバーの出費を要するわけで、何か特別なイベントでもない限り、家のみワインにオンリストするわけにはいきません。

ってことで昨夜はクレール・ミロンをチョイスしましたが、このクレール・ミロンは、ムートン・ロートシルトの畑と、同じく第1級のラフィット・ロートシルトの間に挟まれた絶好のロケーションに位置し、そのスタイルもムートンを踏襲したものです。

特に、上記3つのワインの中では最も外交的なワインといわれ、比較的若いうちからそのポテンシャルを堪能できる親しみやすいワインだといわれています・・・が、さて、この2011年は・・・

豊かでコクがあり、おそらくこのニュアンスはメルロの特徴が際立っているような気がします。
古木から古典式で造られるメドック格付けは、力強くはあっても他の産地、特に新世界で造られる同セパージュと比べれば、相対的にスタイリッシュで、いや、エレガントともいえるほど上品で、涼しげな清涼感を明確に感じるもので、あえて誤解を受ける表現をすると、良い意味で「薄い」のですが、このワインは新世界に匹敵するレベルのいわゆる「濃い」ワインですね。

もちろん、メドックのテロワールの特徴であるメントールの香り、最上のフィネスも兼ね備えてはいるので、新世界で造られるワインのような飲み疲れが酷いということはありません。

黒みがかった中にも深みのある美しい赤色が目立つ色調、フルーティーな果実香、特にプラムを強く感じますが、この果実香の中にインパクトのあるスパイスも感じられます。
ベリー系、カシス系の果実味をしっかり感じる味わいで、タンニンや酸味はほどよいレベル。舌触りは丸く太く、とにかくリッチです。

ワイン自体は非常にレベルが高く素晴らしかったのですが、それに合わせたお料理(つまみ)が、醤油だし系だったので、マリアージュ的に失敗し、昨夜のお家ワインは素敵な時間とは総括できませんでした。

素晴らしいワインに対し申し訳ないことをしました。
以後、気を付けます。

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