今日もワインを飲んでます そして思いついたことを書きつづる

バローロ(Barolo)

プレゼント専門シエル・エ・ヴァンの店長・ハヤシです。
今回はバローロ(Barolo)について勝手に語ります。

 

 

最高級のイタリアワインとして知られるバローロは、イタリアのピエモンテ州クーネオ県にある小さな自治体です。人口はわずかに約700人の基礎自治体(コムーネ)です。以前に「ラ・モッラ(La Morra)」でも触れましたが、今回はその中心地です。

 

ブドウ畑に囲まれた小さなバローロ村を中心とした指定地区で栽培されるネッピオーロ種で造った赤ワインが、「D.O.C.G」原産地統制保証名称ワインです。1981年に指定されました。
長期熟成でも問題のないタンニンを多量に含まれ、色は濃いルビー色になっているワインです。重厚な味わいで、優雅さを醸し出すほどの高級感があります。指定エリアは狭いものの、年代や作り手による違いも明確に出るほどの繊細さもあります。まさにイタリアの珠玉ワインです。

 

バローロがどのように成立したかはわかっていません。ただ、歴史の古い地域であるのは事実で、先史時代からケルト系のリグリア人が暮らしていたのではないかと考えられています。
史料として確認できるのは中世からで、ランゴバルド王国(Regnum Langobardorum)やアルバ伯国に支配されていました。ランゴバルド王国はゲルマン系のランゴバルド族による王国で、イタリア語の音訳ではロンゴバルド王国ともいいます。774年にカール大帝によって滅ぼされました。その後にトリノ侯国(it:Marca di Torino)の領土となり、この時代にバローロ城の中心部が築かれました。
1250年には、ファッレッティ家がアルバからバローロへと移り住んできました。その結果、1300年頃までにピエモンテ地方の多くの村を勢力下に置きました。
しかし、1461年にモンフェッリーノ、1631年にサヴォイア家が領主となり、支配者の変遷がありました。そして1730年になると、バローロは侯爵領となりました。

 

ワインについていうと、この地域一帯で生産されていたワインは、今と違って、甘いものでした。フルーティーなワインを中心に醸造されていたのでした。
これが変化したのは19世紀中ごろでした。後のイタリア王国初代首相となるカブール伯爵カミッロ・ベンソがフランス人醸造家のルイ・ウダールの力を借りて、新しいスタイルのワイン生産を始めました。これが現在のバローロの原型でした。これから辛口のワインとなっていきました。
貴族たちが所有していたブドウ畑は、没落によって分割されたり、譲渡されたりして、ブドウ畑は一般の人々に広がっていきました。1964年には「収穫共有法」が廃止され、この地域独特の稀有なワインが生産されるようになっていったのです。

 

 

バローロのワイナリーを訪問しようとすると、実は結構不便だと感じるかもしれません。バローロを生産するワイナリーは、大規模なものではなく、家族経営の小さなところが多く、しかも点在しているため、公共交通機関では難しいといえます。レンタカーが最も適している気がします。自分で運転できない人はタクシーです。バスは極めて少ない本数なので、注意が必要です。
電車だと最寄りはアルバになりますが、そこから15キロ程度は離れています。
ワイナリーをめぐるツアーもあるそうなので、もしかしたそれが一番かもしれません。

 

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