今日もワインを飲んでます そして思いついたことを書きつづる

ヨーロッパの環状線(鉄道)

プレゼント専門シエル・エ・ヴァンの店長・ハヤシです。
今回はヨーロッパの環状線(鉄道)について勝手に語ります。

 

 

大都市には鉄道の環状線がある場合があります。放射線で市街地に入ってきた路線が、環状線と交差したり、そこで終点となってターミナルを形成することがあります。
コロナ禍が続く今年は、ワインでも飲みながら、ヨーロッパの都市鉄道でも研究してみるのも良いかと思います。そこで、まず東京では山手線でお馴染みの環状線を、他のヨーロッパ都市と比較してみます。

 

まず、東京の山手線は、1周の長さが34.5 km、1周の所要時間は59分です。大阪環状線は全長21.7kmなので、山手線より13km近く短いことが分かります。
ロンドンのサークル線(Circle Line)は、かつては日本の山手線のような環状線でしたが、現在はむしろ東京の大江戸線のような路線になりました。2009年にエッジウェア・ロード駅からハマースミス&シティ線に乗り入れたことが原因です。この路線はもともと世界で最初に開業したメトロポリタン鉄道の区間が含まれているため、地下を通るものの、比較的地表から浅い位置を走る区間が多いといえます。 路線の長さは27kmです。
モスクワには2つの環状線があります。地下鉄5号線の環状線と地下鉄14号線の中央環状線です。5号線は19.4kmで、最初は環状線として建設されたものではありませんでした。放射線でモスクワ中心部を貫く路線を複数建設する計画の中で、それぞれ放射線路線を中心部で接続する予定だったからです。いわば都市の「中央駅」を設置し、そこに路線を集約する計画だったわけです。
それが1938年に2号線と3号線が開通してみると、中心部の乗換駅に乗客が集中することになり、多くの弊害が生じてしまいました。そこで、放射線を結ぶ地下鉄環状線の建設が計画されたのでした。これにより、市内の主要駅が結ばれ、人と物の輸送が大幅に改善されたのでした。
中央環状線は、関東でいえば武蔵野線と似た面があります。。もともとは貨物用の鉄道であった路線を整備してつくられたからです。この中央環状線は比較的新しく、2016年9月10日から旅客用として開始されました。環状線より外側を走るので、全長は54kmに及びますから、山手線よりはるかに長い路線です。

 

イタリアのナポリでもナポリ地下鉄1号線と7号線が、まだどちらも未完成ではあるものの、完成後は環状線になる予定です。
そしてベルリンです。ますはベルリン環状線 (Berliner Ringbahn)が山手線より少し長い全長約37kmの路線としてあります。環状線なので円を描いているものの、地図で見る路線の姿から犬の頭(Hundekopf)と呼ばれています。 環状線として運転されてましたが、1961年にベルリンの壁が建設され、分断されることになりました。4分の3の区間は西ベルリンで、それ以外が東ベルリンに属するようになりました。もともとベルリン近郊鉄道のSバーンは東ドイツ国鉄による運営であったため、壁による分断で西側市民のボイコット運動なども起こり、乗降客数は西ベルリンで激減し、ストライキもあって1980年で運行休止となりました。しかし、東ベルリン側は環状線の南北を結ぶ役割が残ったため、依然として重要路線でした。
ドイツ再統一後、大規模な復旧を行い、2002年になって全区間が復旧しました。現在は一周の所要時間山手線と同じくらいの60分という所要時間となり、運行本数もラッシュ時は5分間隔、日中は10分間隔となっています。
もうひとつベルリンにはベルリン外環状線(Berliner Außenring)があります。これは全長125kmにも及ぶ路線です。これはもともと貨物輸送と軍事的理由から誕生した路線で、最終的にナチス・ドイツ時代に貨物線として誕生しました。
現在の外環状線としては、東西分断した時代に、東ドイツが西ベルリンを迂回するルートとして建設を始めたことによります。既存路線だった外環状貨物線やユータボーク-ナウエン線、ミッヒェンドルフ-グロースベーレン線を再利用して建設を続けました。そのためベルリン環状線とは全く性格を異にする路線となりました。
現在は、全線を直通する、つまり環状する旅客運転はありませんが、ベルリンから郊外に出る際には、一部区間を経由することは多くあります。

 

地下鉄かどうかは別にして、東京や大阪に近いイメージの役割を担う環状線はモスクワの5号線といえます。ベルリンの場合は、放射線が環状線と交差して、その先の中央駅などに集約されるため、環状線内に、東京でいう新宿や池袋、渋谷など、大阪では京橋や天王寺などのターミナルがありません。これだけでだいぶ印象が異なります。
ワインを飲みつつ、そのような鉄道風景を思い浮かべるのも旅情があるかもしれません。

 

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