今日もワインを飲んでます そして思いついたことを書きつづる

ボジョレー・ヌーヴォーとフェーダーヴァイサー

プレゼント専門シエル・エ・ヴァンの店長・ハヤシです。
2019年の「ボジョレー・ヌーヴォー」解禁日は11月21日(木)です。
フランスのボジョレー地区でその年に収穫されたブドウを使った新酒のことで、テレビのニュースなどでも「ボジョレー解禁」が報じられることもあります。
でも今回は、Federweißerにも触れます。

 

 

プレゼント用のワイン専門店のシエル・エ・ヴァンでも、ブルゴーニュの名門メゾン・ヴィラージュ・ヌーヴォーを取り扱っています。

 

メゾン・ヴィラージュ・ヌーヴォー

 

ボジョレー・ヌーヴォーの解禁日は、ある種のお祭りのようなもので、日本でもいろいろなイベントが開催されたりします。そのためか、普段あまりワインを飲む機会の少ない人でも、この日はボジョレー・ヌーヴォーを飲んで楽しんだりすることもあります。
この解禁日を有名にしたのは、ボジョレー近郊でワインをつくっていたデュブッフという人物だそうです。彼が1970年代に、パリのオペラ座の近くでボジョレー・ヌーヴォーの解禁を祝うイベントを行い、そのイベントは大人気になったそうです。
その後もデュブッフは、パリだけでなく他の国々でもイベントを仕掛け、ボジョレー・ヌーヴォーを有名にしました。

 

日本でもボジョレー・ヌーヴォーは誰もが知るレベルにまで認知度がアップしましたが、フランスの隣のドイツでは状況が異なります。
まず、ドイツ人はボジョレー・ヌーヴォーを飲みません。
いや、正確な情報ではなく、あくまで個人の周辺のドイツ人情報なので、もしかしたら好んで飲む人もいるでしょうが、少なくとも日本ほど人気でないのは事実です。ただし、ドイツ人がフランスのワインを飲まないという意味ではありません。
ドイツの場合、ボジョレー・ヌーヴォーよりフェーダーヴァイサー(Federweißer)を飲む習慣があるからです。

 

フェーダーヴァイサーとは発酵途中の若いワインのことです。ただワインかというと、必ずしもそうとはいえず、ワインのように発酵した飲料で、ワイン独特の刺激があるものの、ワインの味ではなく、ワインになる手前の濃縮果汁ジュースにアルコールが含まれているものです。
ちなみにですが、Wikipediaで調べてみると「Federweißer」となっていますが、独和辞典で調べると「Federweiße」となっている場合があります。最後に「r」がついているかいないかの違いですが、定冠詞無しで単独で使う場合、語尾が形容詞変化したことで「r」が付いたのかもしれません。ちなみに「Feder」は「羽」という名詞、「weiße」は「白い」という形容詞になります。

 

要するにフェーダーヴァイサーは発酵途中の酒で、「Traubenmost」と呼ばれるものです。その中の「Neuer Wein」(新しいワイン)で、かつ白ブドウ品種のものになります。
ボジョレー・ヌーヴォーも「新しいワイン」ですが、ドイツではさらにその前段階のものをワインとは別に好んで飲むわけです。必然的にボジョレー・ヌーヴォーの解禁日に近い時期にできるので、ドイツではボジョレー・ヌーヴォーよりフェーダーヴァイサーが主役になり、結果としてボジョレー・ヌーヴォーを飲む習慣はない、と、なるわけです。
また、発酵途中のため、そのままにしておくと発酵は続きます。この発酵が現在進行形ということから、フェーダーヴァイサーは長期の保存はできませんん。しかも炭酸が作られているので、ふたを密閉するのも危険です。日本に輸出などできるはずがなく、日本にはボジョレー・ヌーヴォーのほうが向いていることになります。

 

もっともボジョレー・ヌーヴォーとフェーダーヴァイサーは、その年に収穫したブドウでつくられる「新酒」という共通点でしかなく、2つを比較することに意味はありません。その無意味な比較にフランスとドイツの違いが現れるわけで、要するにそれを勝手に語りたかっただけというのが、今回の話でした。

コメントはありません

ワイン通販なら

想い出生まれ年ワイン、デザイン自由オリジナルワイン

スペシャルコンテンツ

オールドワインの魅力

最新のブログ記事

カテゴリー

タグクラウド

月別アーカイブ