今日もワインを飲んでます そして思いついたことを書きつづる

アフリカ最古の独立国

プレゼント専門シエル・エ・ヴァンの店長・ハヤシです。
今回はエチオピアについて勝手に語ります。

 

 

フランスのボルドーにあるワイナリー・カステル社は、エチオピアの国営工場・ギョルギス社を買収したことで、エチオピアでのワイン事業を行っていましたが、2007年には現地子会社であるBGIがさらなる新事業を展開しました。
これはカステル社の事業規模拡大と、エチオピア政府の国内産業の多角化という利害が一致したことで実現しました。
これによりエチオピアのブドウ生産が現実化し、しかもボルドーからブドウを運び入れてのスタートでした。

 

とはいえ、アフリカはブドウ栽培に適した地域ではありません。
そこでカステル社は、標高1630mの高地にあるズワイにブドウの農地を開拓し、赤・白それぞれのブドウを栽培するようにしたのです。

 

そんなエチオピアですが、実はアフリカ最古の独立国です。
意外と知られていないかもしれませんが、キリスト教の影響を受けた地域でもあるのです。キリスト教といえばワインが必需品ですが、自国で栽培できなかったものが、ボルドーの力を借りて、現代では生産可能となっているのです。

 

キリスト教は4世紀には入ってきています。
カトリックではなく、東方教会の一派で「コプト正教会」です。
東ローマ皇帝マルキアヌス(Marcianus)によって召集され、開催されたカルケドン公会議では、単性説(Monophysitism)というイエス・キリストが単一の性(natura)のみを有するという説を排斥することが目的でした。
しかし、このカルケドン公会議を承認せず、分離していった教会の一つがコプト正教会です。
非カルケドン派としては、アルメニア使徒教会、シリア正教会、エチオピア正教会などがあり、現在のエチオピアではエチオピア正教会が中心になっています。

 

位置的にイスラム勢力との関係もありますが、ここにもエピソードがあります。
西暦622年前後のことですが、イスラム教の開祖であるムハンマドとその信者達がメッカでの布教を諦めて、アビシニアやヤスリブなどへと移住しました。
その時代はアクムス王国でしたが、ここでムハンマドと初期の時代の信者たちを匿ったといわれています。そのためか、イスラム帝国以降には紅海やナイル周辺はイスラム支配下になり、アクスムは孤立化したものの、侵攻されることはありませんでした。
イスラムとの友好関係が維持され、イスラムへの改心を迫ることもあいませんでした。

 

 

このようにエチオピアの歴史は興味深いことが多く、非カルケドン派も深掘りしていくと思わぬ発見があったります。
そんな国で生まれたワインにも興味を抱かないわけにはいかなでしょう。

 

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