今日もワインを飲んでます そして思いついたことを書きつづる

豊穣とブドウ酒と酩酊の神

プレゼント専門シエル・エ・ヴァンの店長・ハヤシです。
今回は豊穣とブドウ酒と酩酊の神について語ります。

 

 

豊穣とブドウ酒と酩酊の神といえば、ギリシア神話に登場するディオニュソスです。
別名はバッコス。これはリュディア語に由来する名で、ローマ神話ではこの別名で呼ばれています。
また、豊穣神のリーベルと同一視されました。エジプトでもオシリスと同一視されました。日本の神話に登場する神々が仏教世界の「神」などと同一視されるのと似ているかもしれません。

 

実はこの神話で、ディオニュソスの生誕から発育過程の物語は、かなり特殊です。
生まれたばかりディオニュソスは、イーノーに引き渡され、娘として育てられたのです。夫のアタマースも黙認していました。
このことが悲劇を生みました。
ヘーラーが、ディオニュソスを娘として育てることに反対し、憎しみからアタマースに狂気を吹き込んだのです。そのため、アタマースが狩りで鹿に矢を射たつもりが、実は鹿ではなくイーノーとの息子レアルコスでした。狂気に満ちたアタマースは、次にレアルコスの体を八つ裂きにしてしまいます。
イーノーはもう一人の息子であるメリケルテースとともに逃げます。しかし、アタマースは、親子を追いつめ、親子で海に身を投げることになってしまったのです。これには別の説もあり、それはもっと残酷です。イーノーも狂気になってしまったという説です。そのため、イーノーも息子メリケルテースを殺し、その遺体を抱いていたというものです。しかもその殺害方法が沸騰したお湯に入れたというのですから、何とも後味悪いものです。
このような状況で、ディオニュソスも発狂してしまいます。

 

神話には残虐なことがありますが、豊穣とブドウ酒と酩酊の神の生誕から発育過程でのこの逸話は、何ともいえません。
ディオニュソスは、キュベレーによって狂気を解かれ、ゼウスによって、イーノーを女神レウコテアー、メリケルテースは海神パライモーンとなりました。

 

ワインはキリストの血でもありますが、ギリシア神話の神・ディオニュソスは、ワインの神になる前に、このような悲惨な状況で誕生したのです。

 

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