今日もワインを飲んでます そして思いついたことを書きつづる

ニュルンベルク(Nürnberg)3

プレゼント専門シエル・エ・ヴァンの店長・ハヤシです。
今回はニュルンベルク(Nürnberg)の思い出について勝手に語る第3回です。

 

 

ニュルンベルク(Nürnberg)のブラートヴルストホイスレ(Bratwursthäusle)で見かけた彼女は、フォイヒトヴァンゲン(Feuchtwangen)で知り合ったときより、かなり地味な印象でした。たまたまビールのお代わりを頼もうと、店員の姿を確認していたときに、その姿が視界に入りました。思わず声をかけました。しかし、その一瞬後には後悔しました。一人で来ているとは限らす、むしろ誰かと来店している可能性が高いといえます。もしデート中だったら、とんでもない邪魔だと思ったわけです。

 

彼女が視線をあわせ、一瞬だけ訝しい表情をしたあと、すぐに笑顔になりました。思い出すのに少し時間を要したようです。わざわざ席を立ち、こちらへと近づいてくれました。久しぶり、というありきたりな挨拶をしたものの、彼女はこちらの名前までは思い出せないようでした。日本人の名前など、なじみがないのが当然なので、別段、ショックではありませんでした。覚えていてくれただけでうれしいものです。
聞けば、同僚と食事をしているようでした。一度、そのテーブルに戻り、二言三言声をかけたあと、ビールのジョッキを持って、こちらのテーブルに移ってきてくれました。

 

3年近く前、しかも一度しか会っていない人ですが、お互いに強烈なイメージだったのか、純粋に再会を喜ぶことができました。ドイツの再統一直前に再び会えたことになりますが、お互いのフォイヒトヴァンゲン以降の話に花が咲きました。
彼女はブレーメン芸術大学を出た後、ニュルンベルク美術館(Kunsthalle Nürnberg)に関連する職場で働いているとのことでした。この美術館は1967年に、市内中心部に設立された市立美術館です。行ったことはありませんが、芸術大学出身者が働くことは容易に想像できます。ここに通勤するなら、彼女の出身地のアンスバッハ(Ansbach)からでも無理のない距離といえます。しかし、彼女はニュルンベルクの隣町のフュルト(Fürth)で一人暮らしをしているとのことでした。フュルトはカイザーブルク城の北北西の位置にあり、ニュルンベルクと同一都市圏を形成しています。環状線の「4R」からフュルト通りの8号線に出れば、クルマでも数十分です。確か記憶によればモスクもある街だったはずです。後で調べてみると正しくて、1977年以降にできたモスクで、市内のシュヴァーバッハー通りにあります。トルコ協会による運営されているので、トルコ人の多いドイツならではといえます。

 

 

今思い出しても、この日の再会は楽しいものでした。
利害関係の全くなく、お互いの人脈も交差しない相手なので、異国の地で単純に楽しめる会話と、大好きなニュルンベルガー・ローストブラートヴルスト(Nürnberger Rostbratwurst)にビールです。

 

この何でもない再会の場所がニュルンベルクだったことで、この街の思い出は、カイザーブルク城などの観光要素より強いものになりました。
よくよく考えると、バイエルン生まれの彼女でしたが、訛りがあまりなく、特に「s」+「母音」の発音も濁っていました。これが心地よいドイツ語に聞こえたことで、より好印象を持ったかもしれません。日本語のように自由に使いこなせるレベルのドイツ語であれば、また違っていたかもしれませんが、その当時は、この地方でそのようなドイツ語を聞くだけでうれしかったきもします。何とも単純なものです。

 

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