今日もワインを飲んでます そして思いついたことを書きつづる

ニュルンベルク(Nürnberg)2

プレゼント専門シエル・エ・ヴァンの店長・ハヤシです。
今回はニュルンベルク(Nürnberg)の思い出について勝手に語る第2回です。

 

 

ニュルンベルク(Nürnberg)の思い出は、アンスバッハ(Ansbach)やフォイヒトヴァンゲン(Feuchtwangen)との関連が強く、この二つの都市との個人的な結びつきがなければ語れないといえます。
特にフォイヒトヴァンゲンは常宿があり、行きつけのレストランもある都市でした。ここで知り合ったオランダ人からニュルンベルクのユースホステルは最高だよ、と教えてもらったのでした。もうひとつ、 アンスバッハ出身の女性ともここで知り合い、ニュルンベルクで一緒に遊んだことも思いだされます。

 

ブレーメン芸術大学でAusbildung(職業訓練)をしていた彼女は、夏季休暇を利用して、国内を旅行しながら故郷のアンスバッハへ戻る途中でした。フォイヒトヴァンゲンは隣町ともいえるような距離にある都市ですが、ここで友達と合流したのだとか。話した感じでは彼氏のような印象を持ちましたが、突っ込んだ話はしていないので分かりません。
彼女との出会いは、ガストホフでのことでした。マスターが日本人の新しい常連客ができた、というようなことを他の常連客に話してくれたことで、何となく注目されるようになりました。マスターは初老の男性で、普段は無口な印象でしたが、そのときは陽気で、地元の人たちに紹介してくれたのでした。確かに田舎町での東洋人は華僑を除けば珍しい存在ともいえるのか、酔った地元の人たちから話しかけられるようになりました。
実はそのときの客に彼女がいたのでした。翌日に地元のアンスバッハへ帰る予定だったようです。

 

一方、自分はというと、スイスのバーゼルからハンブルクに戻る途中でした。フォイヒトヴァンゲンは初めてドイツを旅したときから気に入っている町で、途中の宿泊地としては、わざわざ迂回してでもここを選択したいほどでした。戦後のドイツ軍の駐屯地にもなったことで、よそ者がいても違和感のない点も気に入っていました。
実はこのときは、彼女と連絡先を交換した程度で、それも社交辞令の延長のようでした。お互いに美術系の大学にいたことで、酒の肴に共通の話題があっただけで、それ以上のものではなかったといえます。

 

そんな彼女と再会したのがニュルンベルクでした。ウィーンから戻り、ドイツ再統一をどこで迎えようかと考えている途中で、三度目のニュルンベルクへの立ち寄ったときでした。本当はベルリンに行きたかったのですが、当時ハンブルクからベルリンへ向かうアウトバーンが慢性的に渋滞していて、いつも困っていたことを経験しているせいか、どうしても躊躇われていたのでした。

 

カイザーブルク城の隣の宿にチェックインし、クルマをコインパーキングに駐車すると、丘を下り、ニュルンベルクの街中へと向かいました。夜のニュルンベルクは決して治安が良いとはいえません。もちろんドイツの都市なので、他の欧州諸国の都市と比べればはるかに安全ですが、都市の規模からすると悪い印象です。ハンブルクのザンクトパウリやフランクフルトの中央駅近くに比べるほどではないですが、特に夜は怪しい人がそれなりに目立つ街であるのは事実です。
お目当てはニュルンベルクソーセージでした。特に「ブラートヴルストホイスレ(Bratwursthäusle)」という店は有名です。ドイツのソーセージというと太いものをイメージするでしょうが、ニュルンベルクのはミニサイズで、「ニュルンベルガー・ローストブラートヴルスト Nürnberger Rostbratwurst」という小指ほどのサイズの焼きソーセージが定番です。これは原産地名称保護制度で認められたものだけが名乗ることができるものです。クルマで回避してきた中央広場(Hauptmarkt)はクリスマスマーケットが開催されることでも有名ですが、ここにある聖ゼバルドス教会の隣に店があります。山小屋風の店舗です。煙突があり、ソーセージを焼いた煙が出ています。

 

ソーセージと言えばビールですが、ここではワインも飲めます。フランケン地方産のワインです。バイエルン州の北端にある地方で、ブドウ畑の総面積は6.100ヘクタールにも及び、辛口ワインで知られます。

 

 

喧騒の店内ですが、わずかに空いた席があったので、そこに座りました。ビールとニュルンベルガー・ローストブラートヴルストを堪能していると、懐かしい彼女の姿を見かけたのでした。

 

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