今日もワインを飲んでます そして思いついたことを書きつづる

トルファン(吐魯蕃)

プレゼント専門シエル・エ・ヴァンの店長・ハヤシです。
今回はトルファン(吐魯蕃)について勝手に語ります。

 

 

ウイグル語で「人と物が豊かな地域」を意味するトルファンは、中国の新疆ウイグル自治区にあります。ウルムチからだと車で3時間程度を要する距離です。
トルファン郊外にはアイディン湖がありましたが、ここは-418mの死海、ガリラヤ湖の-214m、アッサル湖の-155mに次ぐ、-154mで、中国の最低標高地点です。現在は干上がっていて、湖の跡地となっています。
このような内陸部の特殊な地域にあるトルファンですが、実はブドウ栽培が盛んな地域なのです。市街地の「青年路」という通りには観賞用のブドウ棚まであります。アーケードならぬ、ブドウ棚の通りです。

 

トルファン産ブドウは日本にも輸出されていて、中国産グリーンレーズンは、ほとんどトルファン産になります。トルファンでは干しブドウを作るのは、「涼房」というレンガ造りの小屋の中です。
小屋の内部では、細い木を柱のように何本も立てています。この木に上から下まで放射状に小枝が刺してあります。ここにブドウの房を吊り下げます。
壁が格子状になっているので、外から壁を吹き抜ける風がブドウを乾燥させるのです。
トルファンというと、酷暑であり、また乾燥の地でもありますが、ブドウは灼熱の外で干すわけではなく、風による乾燥で丁寧に干していることが分かります。

 

ワインもブドウだけでなく、風で乾燥させた干しブドウから作られるワインもあります。甘みが凝縮した状態の干しブドウなので、甘いのは確かですが、かなり上品だといいます。

 

また、トルファンといえば『西遊記』を忘れてはいけません。
三蔵法師と孫悟空たちが旅をする物語ですが、その中に火を吹く山が出てきます。その「火焔山」があるのがトルファンなのです。
山がまるで炎のように見えることから「火焔山」と名付けられたそうです。ここには孫悟空と三蔵法師の像もあります。
他にもトルファンには見どころとなる仏教遺跡もありますが、イスラム教のモスクもあります。230年前に建造されたもので、蘇公塔が持つミナレットは44mで、中国最大のものです。礼拝堂も巨大で、1,000人収容可能な規模です。

 

シルクロードの歴史を抱えるトルファンがブドウの産地であることは、あまり知られていないかもしれません。しかも現在はイスラム教の地でありながら、ワインまで生産されていることも意外かもしれません。
世界にはまだまだこんな場所が多くあります。

 

コメントはありません

ワイン通販なら

想い出生まれ年ワイン、デザイン自由オリジナルワイン

スペシャルコンテンツ

オールドワインの魅力

最新のブログ記事

カテゴリー

タグクラウド

月別アーカイブ