今日もワインを飲んでます そして思いついたことを書きつづる

ヨーロッパ最後の独裁国家

プレゼント専門シエル・エ・ヴァンの店長・ハヤシです。
今回はヨーロッパ最後の独裁国家について勝手に語ります。

 

 

ヨーロッパ最後の独裁国家は、アルコール消費量世界最大の国でもあります。
以前に取り上げたことがあります。

 

アルコール消費量1位の国

 

その国は、ルカシェンコ大統領による独裁国家として知られるベラルーシです。
そして、今でもウラジーミル・レーニンの銅像が首都ミンスクの中心部に堂々と立っています。ネザレージナスチ大通り沿いにある独立広場の奥にあります。しかも、この通りには、旧ソ連国家保安委員会(KGB)まであります。
レーニンの像といえば、旧ソ連のシンボルであり、旧ソ連の全領土内には約1万4,000程度あったといわれますが、現在は捨てられたり、放置されたりしています。
それなのにミンスクでは現在でも現役で立っているというのは、何ともいえない光景かもしれません。

 

ベラルーシの住民はベラルーシ人が8割以上で、ロシア人は1割以下です。
それにも関わらず、言語は家庭内では70%の人々が使用し、ベラルーシ語は23%になっています。ただ、53.2%の人が、母語についてはベラルーシ語としています。何とも不思議な国です。
歴史的にポーランドとロシア・ソ連との関係が深く、現在の体制はソ連崩壊によって独立が承認されたことによります。ただ、独立後に行われた大統領選挙では、ロシア連邦との統合を目指す公約によりアレクサンドル・ルカシェンコが当選しました。
ルカシェンコ大統領はロシアのエリツィン大統領との間で、政治・経済・軍事などの統合を目指すロシア・ベラルーシ連邦国家創設条約に調印しました。ところが、ロシアの大統領がエリツィンからプーチンに変わると、ロシアがベラルーシを事実上の吸収合併するような発言を繰り返すようになりました。
これにルカシェンコ大統領は反発し、メドヴェージェフ大統領の時代になってもロシアとの関係改善にはなりませんでした。

 

ロシアの大統領は再びプーチンとなり、さらなるロシアの圧力が強まり、ルカシェンコは協議には応じるものの、ロシアに対して強気の発言を繰り返していました。
国内的にはルカシェンコ大統領とその派閥を除くと政権担当の力がなく、ロシアとは敵対しつつも連携し、中国・イラン・ベネズエラなど反米的要素の強い国々との外交で、経済援助を獲得したりしています。
まさに独裁体制が維持されている状態です。

 

日本人に馴染みの薄いベラルーシですが、ここの出身者として、絵画の世界では日本人にも人気の高いマルク・シャガール(Marc Chagall)がいます。
ミンスクから北東に車で4時間ほど走った先にあるヴィーツェプスク(Ві́цебск)という都市が彼の故郷です。
この街は帝政ロシア時代、ユダヤ人コミュニティであるシュテットル(shtetl)が発達したことで、都市の人口の半分は保守系ユダヤ人となっていました。シュテットルとは小都市を意味し、ドイツ語では「Städtchen」に相当します。
ヴィーツェプスクは第二次世界大戦で壊滅的な被害を受けた都市ですが、シャガールの生家は奇跡的に残ったことで、現在は美術館として一般開放されています。また近くにはシャガール・アートセンターが1992年から開館しています。なんと、このセンターは開館時にシャガールの収蔵作品が皆無だったといいます。それが今では世界中から寄贈された約300点が収蔵作品としてあるといいます。

 

そんなベラルーシがアルコール消費量1位の国というのは、歴史的な背景とは別に理由がありそうです。
ソ連の雰囲気を最も残す国が、アルコール消費を最もしている因果関係は興味深い気がします。

 

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