今日もワインを飲んでます そして思いついたことを書きつづる

高貴なる腐敗

プレゼント専門シエル・エ・ヴァンの店長・ハヤシです。
今回は貴腐ワインについて勝手に語ります。

 

 

貴腐ワインという文字を見ていると、「腐」という字が目立ち、あまり良い印象を持たないかもしれません。
それでも「貴」と組み合わせることで、なんとも不思議な語感があります。
これは日本語では「高貴なる腐敗」を意味しますが、フランス語で「pourriture noble」、ドイツ語で「Edelfäule」、ハンガリー語で「nemesrothadás」というように、すべて同じです。というより、日本語でそのように訳したのが正解です。

 

貴腐ワインで使われているブドウは、「腐る」というよりカビに感染した状態です。
カビなら何でも良いというのではなく、ボトリティス・シネレア(Botrytis cinerea) という菌によるもので、灰色かび病によるものです。
この病気が発生するのは25℃前後が適温といわれ、高湿度も条件のようです。

最初は褐色に腐敗し、やがて灰色のカビに覆われていきます。そのため、しなびたような状態になりますが、果実ではエキス分が凝集されることになり、糖度が増し、香りも良く、独特の甘みが生まれます。

 

どのブドウ品種でも病気になる可能性がありますが、白ワイン用の品種、特にセミヨンやリースリングなどが感染した場合に、貴腐ワインとなることが可能となります。
もともと狙ってつくったものではなく、偶然によって誕生したワインです。

 

貴腐ワインに関する逸話としては、1779年に、マリー・アントワネットの母で知られるマリア・テレジアが、貴腐ワインをウィーン大学で分析させたことが有名です。
科学的な糖度上昇の研究・分析ではなく、貴腐ワインが黄金色に輝くことから、この成分に金が含まれているのではないかとマリア・テレジアが思ったことによります。

 

貴腐ワインを探す

 

デザートワインとしても貴腐ワインは人気ですが、アイスワインと並んでこの甘さを楽しむのも良いと思います。

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