今日もワインを飲んでます そして思いついたことを書きつづる

日本のワイナリー(神奈川)

プレゼント専門シエル・エ・ヴァンの店長・ハヤシです。
今回は日本のワイナリーから、神奈川県について語ります。

 

日本のワイナリー(東京)

日本のワイナリー(埼玉)

 

神奈川県横浜市でワイナリーといえば、2017年にオープンした「横濱ワイナリー」でしょう。
キャッチコピーがなかなかです。
「日本で一番小さな、一番海に近いワイナリー」
「横浜生まれのハマワイン」

 

 

実は横浜のワイナリーは、明治からありました。
保土ケ谷に皇室御用達のワイン製造メーカーがあったのです。場所は現在の峯小学校付近で、ブドウ園は現在の横浜国大と常盤園の間、現在の桜丘高校近などです。
このワイナリーを開設したのは小田原藩士の子だった中垣秀雄で、彼はアメリカでブドウ栽培とワインの製造法を学んできていました。まだ明治の時代です。
順調にワイン製造が進みましたが、1923年(大正12年)の関東大震災では、大きな被害を受けました。醸造兼貯蔵庫が全壊してしまったのです。再建不能かと思われたものの、何と短期間で回復しました。

 

これが帷子葡萄園で、一時期は横浜駅から特別バスが出るほどの人気になりました。また、隣接するゴルフ場に来た外国人なども足を運び、文化人の集う場所にもなっていました。
1928年(昭和3年)には国産振興東京博覧会があり、ここで、皇国赤葡萄酒、皇国ポートワイン、皇国規那鉄葡萄酒が受賞しました。これを機に日本だけでなく海外への販路拡大に進むことになりました。そこでブドウ園の規模を拡大するため、1934年(昭和9年)にブドウ園を現在の相模原市南台に移転しました。
しかし戦争中に、移転先のブドウ園は接収されることになってしまいました。さらに戦災を乗り越えて戦後に復活したものの、昭和30年代前半には廃業してしまいました。

 

現在、このブドウ園の名残としては、「ぶどう園前」というバス停だけのようです。

 

もうひとつ、神奈川で言及したいワイナリーといえば、ゲイマーワイナリーです。
創業は1952年(昭和27年)です。やはり場所は相模原で、ここでもゴルフ場に隣接していました。ゲイマーブドウ農園の広さは16000坪あったようで、首都圏にあるワイナリーであることを考えると、今では想像できない規模であり、しかも本格的ワイナリーでした。
このゲイマーワイナリーでは、収穫祭を行い、フランス大使や、周辺の在日フランス人が集まる場所でもありました。
販売については、都内の港区に販売店がありました。

 

ゲイマーワイナリーは、マーセル・ゲイマー(Marcel Gueymard)の名からできたもので、夫人は戸田康子でした。
マーセル・ゲイマーの実家がフランスのプロヴァンスでワイナリーをしていたことから始まったもので、最盛期には40,000リットルの販売量を誇ったといわれています。

 

残念ながらゲイマーワイナリーも夫妻が他界したのち、後継者問題や環境問題などで廃業となってしまいました。

 

神奈川のワイナリーには独特の歴史があります。

 

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