プロヴァンス総論 Vol.1 の続き
まず60年代に、北アフリカからの帰還者がこの地に辿り着き、驚くような開拓をやってのけ、ブドウ畑を広げることによって、この現象が始まりました。そしてその仕事は、各生産地の人々によって受け継がれました。
親の仕事を継ぐときに、その子供は親の世代がブドウを持ち込んでいた協同組合から離れ、自らで瓶詰めをするという冒険を始めたのです。そして、プロヴァンス地方を愛する実業家や突如ワイン造りの魅力に取り付かれた人々がここ数年華々しく入ってきたことによって、この現象が再び見られるようになりました。
もちろん、この3つの典型的な例では、しばしば失敗がありました。しかし、この人々の終わりなき動きは、ブドウの質を大いに発展させたのです。
従って、今日のプロヴァンスでは、多くの興味深いワインを見ることができるし、それらはしばしば野心的なスタイルを見せます。ある時は大袈裟で、そのブドウ栽培地の伝統的な特徴とはほとんど関係なく、値段が高すぎることもありますが、常に愛好家達の想像力と好奇心を掻き立てています。
簡単にいえば、残念なことに、この地方のワインには、確かな価値観や、愛好家にとって確実に目印となるような標石がいまだに欠けています。しかし、稀ではありますがそれは存在はします。
ある家族はしっかりと根を下ろし、一貫して質の揃ったワインを出し、強力なブランドを創り出すことに成功しました。これらの造り手たちは、絶えず変化する環境の中で決して路線を変えることなく、流行や経済情勢にも左右されず、プロヴァンス地方のワイナリーのイメージを確固たるものにし続けているのであって、それは称賛に値します。
年々生産量の増加しているロゼの誘惑に負けることなく、ムールヴェードルの偉大な赤ワインという旗を高く掲げることにこだわり、バンドールの真のスタイルを休みなく追及していることは、もはや個人のレベルというよりは共同体のレベルで称賛すべきことだと思います。
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