今日もワインを飲んでます そして思いついたことを書きつづる

シャンパーニュ総論

シャンパーニュ地方のブドウ畑は30000ha強におよび、マルヌ、オーブ、エーヌの3県を中心に広がっています。この一帯はブドウが完熟できる北限で、収穫されるブドウは基本的に甘味に乏しくリンゴ酸が強くなりがちです。

 

しかし、シャンパーニュ地方の人々は斬新なアイデアと工夫を積み重ね、原料であるブドウの弱みをワイン造りの強みに変えて見せました。完熟していない果実特有の酸味を抑え、一方でブドウの繊細な味を活かす技術を編み出したのです。
つまり瓶内の2次発酵によって泡を生じさせ、酸味を和らげ、白亜質の土壌で育ったブドウ特有のミネラル風味を際立たせたわけです。また、産地の異なるワインを巧みにブレンドし、ノンヴィンテージ・シャンパンのブリュット(極辛口)のように生産年の異なるワインをブレンドする製造法も編み出しました。これは、畑毎や年による欠陥を補って全体の質を上げるために工夫されたものです。

 

しかし、上質のシャンパンに仕上げるには2次発酵の諸工程に人手と時間がかかり、コストがかさみます。また高級品ともなれば酒蔵に4~5年分のワインを寝かせておく必要があり、余程資金力のあるメゾンでないと補えません。

 

今日のシャンパン市場は次の3種類の生産者によって支えられています。

第一はシャンパーニュ地方に古くから続くメゾンで、比較的大きなブドウ畑を所有し、それ以外にも多くの栽培農家からブドウやベースワインを買い入れます。従って複雑なブレンドのシャンパンを造ることができ、また逆にいえば、生産量が多いだけに、ブレンドによる品質安定が必須だということにもなります。
こうしたメゾンは販売力も強く、ブランドイメージによってシャンパンを世界中に広めました。

 

第二に栽培農家の協同組合があります。
一般的にはベースワインをメゾンに販売していますが、最近ではメゾン同様に協同組合合名でシャンパンをを生産販売する例も見られるようになってきました。組合内でブドウをやり取りすれば、自分たちでもある程度複雑なブレンドが可能だからです。
また自ら生産者を名乗りたい組合員に、醸造したワインの一部を回すこともあります。ただしその場合は、ラベルの下部に「R.C.」(栽培家、協同組合醸造)と表示され、買い手に分かるようになっています。

 

第三はレコルタン・マニピュランで、自社畑のブドウだけでシャンパンを造っており、当然生産量は少ない。また大規模なメゾンに比べるとブレンドも単純にならざるを得ないが、それでも上質の物には各社固有の簡単には真似のできない味わいがあります。
こうした栽培農家のシャンパンはあまり輸出されず、約半分はフランス国内で消費されています。

 

次回、シャンパーニュ – 品種、産地、醸造に続く。

 

 

 

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