嫌な記事を見つけました。
あの悪名高き2005年ヴィンテージにこりず、またボルドーワイン仕掛け人(貴族、ユダヤ系財閥、アラブの商人たち)たちは、嗜好品であるワインを美術品にでも仕立てあげようとしています。。
09の1級シャトー、1本当たり1000ユーロ!? : ワインニュース : ドリンク&ワイン : グルメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
【【ボルドー2009年ヴィンテージの1級シャトーのプリムール価格高騰を心配する声が、英国のワイン業界で高まっている。 プリムール(先物取引)では、シャトーがネゴシアンに対して、少量づつ売り出し、そのたびに価格が上昇する。2005年ヴィンテージから、売り出し量を制限し、価格上昇の幅を大きくする戦略が一般的になってきた。史上最高のヴィンテージと評価が高い09年については、1級シャトーの消費者への販売価格が、夏までに1本1000ユーロに達するとの観測も出ている。 スーパーセカンズのシャトー・コス・デストゥルネルCEOのジャン・ギョーム・プラッツや、市場に絶大な影響力を有する米国の評論家ロバート・パーカーは、「9月までに小売価格が1000ユーロに達する」可能性について言及した。】】 ~~ 続く ~~ (2010年4月30日 読売新聞)
飲んだら終わりのワインに、しかも最新ヴィンテージが1本10万円オーバーもして良いのでしょうか??
グラフで見たらず~~っと右肩上がりで数十年間推移しているわけですが、じゃぁコストはというとはっきりいって殆ど変っていないのです。
あのペトリュスでさえ、コストは1本3000円半ばといわれています。
もちろん偉大なワインなどは、コストから販売価格を弾き出すような代物ではないのですが、しかし余りにも。。
まぁ、「高いと思うのならどうそお引き取りください」と連中は余裕でおっしゃるんでしょうけど。
何せ、いくら高値の価格が付こうが、世界の高級ワインの代名詞『ボルドー・グラン・ヴァン』などは、買い手は引く手あまたなのでホント強気です。
特にアジアの需要(中国を筆頭に)が爆発的に伸びており、今後も伸び続けることはほぼ確実ですからどうしようもないんでしょうけど。
各シャトーがファーストラベルでリリースするワインなどは、その生産量は増えないわけです。
いくら新たな土地を購入しても、それらは各シャトーの別の「ブランドワイン」としてリリースされるしかないわけですから。
消費量は年々増える >> 生産量は変わらない >> 値段は青天井
困ったものです。。
コメントはありません
コメント