ご存じマルゴーの名門クリュ、シャトー・ブラーヌ・カントナックの1978。
造り手、ヴィンテージとも良好。
飲む前から美味いことは誰でも理解できる代物。
30年以上の熟成を示す淡い色調。
蔵で静かに眠り続けた証の綺麗なディスク。
ACマルゴーらしくボルドーでもトップクラスの香り高さ、高貴な魅力で飲み手に迫る。
そのアロマはとても饒舌で外交的なものだが、濃い暑苦しさはなく爽やかなニュアンスでうるささはない。
いくらかの甘み、ミディアムからフルボディ、アフターにピリピリする酸味を帯びてます。
30年の熟成によりタンニンは昇華され、すでに偉大なワインへと成長を遂げております。
完全に「至高のクラレット」といえるでしょう。
旨安ワインにはない貴族的なニュアンスの「高貴さ」があり、感動をいただきました。
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