Livining in Wineby 八田浩一

今日もワインを飲んでます そして思いついたことを書きつづる

想い出生まれ年ワイン、デザイン自由オリジナルワイン

想い出生まれ年ワイン、デザイン自由オリジナルワイン

  • 充実のポートフォリオを目指して ~ まずはキャッチアップ ~

    株式会社ヴァンコムは今期で13期目を迎えることが出来ました。

    これまで決して順風満帆というわけでなく、紆余曲折しながら何とか現在に至ったわけですが、ワイン事業をスタートしたのは2009年ですので、ワインの仕事にシフトしてからはまだ7年目ということになります。

    私が目指すゴールは、「日本一のワイン専門商社になる」ことですが、これすらあくまでも第一フェーズでの目標です。現役を引退するまでのゴールはもっと高見に設定しているというのが本音です。(高過ぎるので公言は差し控えようと思います。。)

    とはいえ、「日本一のワイン専門商社になる」という目標設定さえ、周りからすればウソぶいていると評価されるでしょうし、実現性においては「無理」だと思われることでしょう。実際、前期は赤字という事業結果となりましたし、その内容も売上低下という低品質な赤字です。将来のリターン原子となる新規投資負担増による赤字ではないので、質的によろしくありません。(それが重なったというのもあるのですが・・・)。なかなか想定通りには行かないものです。

    そんなのは無理だ・・・という評価は正しい評価であり、いつ、どんな時でも、大きな達成事項についてはサプライズなものなのです。

    ヴァンコムはこれまで、「ワイン事業で成り立つ為」のビジネスモデルとして、B to C向けにヴィンテージワイン事業を展開して参りました。今後も同ビジネスモデルにおいては、恒常的な最適化作業を定例タスクとしながら、収益の最大化を図り、僅かながらでも昨対比で増収を実現して行くことに努めます。

    とはいえ、ヴィンテージワインの販売が、私にワインビジネスを起こさせたモチベーションの筈もなく、ワインの仕事で食えるようになった今、次のフェーズへとステップアップしなければなりません。

    今期13期は、我々ヴァンコムが、国内におけるワイン流通の「総輸入元」というポジションに立つ、ステージ②です。
    ある意味、ワインで事業を成すと決心した時点の夢が、日本未入荷のワインを開拓し、市場へ流通させることだったので、そういう意味では夢は叶ってしまいました。
    しかしながら、夢は常に「more」なもので達成感はゼロです。

    ヴァンコムが独占契約を結び、市場へ流通させるワイナリーは現時点で4社確定済みで、年内中に10社との独占契約を必達タスクに設定しました。1社辺りリリースブランドが平均7種として、70種類のワインの総輸入元になります。

    インポーターとしては既に多くの先行企業が存在するわけで、当然ながらヴァンコムは周回遅れMAX状態。。

    燕雀安くんぞ鴻鵠の志を知らんや

    まずはキャッチアップを目指します。

  • ジュヴレ・シャンベルタン / アルロー・ペール・エ・フィス 2012年

    言うまでもなく、ブルゴーニュはコート・ド・ニュイの新鋭としてドメーヌ・アルローは輝いています。

    既にドメーヌ・アルローのワインは割り当て品になるほどの人気で、特に、土地の個性が表現されており、尚且つ価格的に高過ぎることはない(とは言え1万円オーバーと十分高いが・・・) “村名~1級畑”は我々ワイン流通に携わる立場においても入手が難しいほど常に品薄です。

    特級畑はさすがに高過ぎるし、逆にブルゴーニュ広域だと安価だが真の実力は望むべくもなく、やはりプレミアム・スタンダードといえる村名~1級畑、中でも特に村名ワインは超入手困難となっています。

    そんな貴重なドメーヌ・アルローの村名ワイン、ジュヴレ・シャンベルタンの最新ヴィンテージ2012年ものを1ケース入荷しました。

    忘年会やクリスマスシーズンが近いということで、ちょっと贅沢な泡ものを幾分か調達しようと、私が大好きなシャンパーニュ 「エグリ・ウーリエ」の正規輸入業者へ連絡したところ(この輸入業者はアルローの正規インポーターでもある)、「ちなみにアルローって在庫有りますか?」と尋ねると、「いやぁ~~、村名は完売したはず~~」といいながらパソコンにて在庫チェックをいただくと、「あっありますわ!ジュヴェシャンが12本!!」と。。

    クロスカウンターのごとく12本オーダーし、入手に至ったわけです。
    (エグリ・ウーリエも上級キュヴェのブラン・ド・ノワールを6本入手・・・忘年会&クリスマスが楽しみ!)

    ただ2012年ということで、真の飲み頃からは大きくかけ離れているわけで、本来は少なくとも後2~3年は寝かせるべきなのですが、このような偉大なブルゴーニュが自宅のマイセラーに眠っているとなると自制心が効かず、1本だけということで先日空けてしまいました。確実にまだ未成年状態です。。

    とはいえ、アルローのワインは長熟するわりには比較的若いうちから柔らかく、モダンというわけではないがそれなりに外交的で、若い内はガチガチに硬いというスタイルではありません。

    デカンタを施しワインの開花を促して、いざテイスティング。

    若いピノ・ノワールらしく、イチゴやチェリーなど赤系果実のピュアな香りと味わい、クオリティーの高さを伺わせる酒質、エレガントながら骨格と奥行きもしっかり感じさせ、まだピチピチ弾けるような酸味と、早くも丸さを感じるタンニン。

    美味い!!

    勿体ないですが、この分じゃ後数本は、ここ半年以内(飲み頃の随分手前)に開けてしまいそうな予感がしますね。

  • 独占インポート(ほぼ)決定 「ICARIA / アイキャリア」

    ヴァンコムはこれまで、一般消費者を対象としたBtoC事業を展開してきましたが、本年7/29日に輸入ワインの卸売ライセンスを取得し、来年には本格的に卸売事業がスタートします。

    現在は、来年に向けた準備期間というところですが、ワインの卸売ビジネスの醍醐味は、何といっても

    「ワイン発掘 ⇒ 独占輸入」

    これにつきます。

    未だ日本では流通していない、しかしながら世界には、高品質な素晴らしいワインはまだまだ溢れるほど存在します。これらのワインを自らが試飲し、市場が求めるニーズ(味わい・価格・ボトル(ラベル)デザイン等)と対比させ、これだ!というワインを見つける。そしてワイナリーと契約し、独占的にターゲットワインを日本へ流通させる。またブランディングを行う・・・。

    私はワインが好きでワインの会社を起業しました。

    多くの経営者は、自らのキャリアや市場規模、時流や成長性等々色々ありますが、まぁ一言でいってしまえば、

    「小資本・低リスク・高い成功率・・・」

    といったことを中心に、何を手掛けるかを決めるケースが大半ですが、私はそういったことは頭の片隅にもなく、ただただ

    「ワインが好きなのでワインの仕事をやる!」

    という思いのみで起業しました。

    そんな私にとって、己が発掘したワインを独占輸入するということは、一つの大きな夢の実現なのです。

    株式会社ヴァンコムにおいて、初の独占輸入契約を結ぶワイン(ワイナリー)が決定しました。

    ICARIA / アイキャリア

    まだ正式な契約書等は交わしておりませんが、エージェントによる下準備は進んでおり、当事者間においても了承済みで、実質的に決定したと発表できる段階になりました。

    世界的に見ても、今やプレミアムワインの一角を担うカリフォルニアワイン。そのカリフォルニアにおいても、特に銘醸地として名高いソノマカントリーのブティックワイナリーが育んだ素晴らしいワインです。

    特に、カベルネ・ソーヴィニヨンをセパージュとするワインは、あのオーパス・ワンよりも個人的には美味しいと思えるほどの実力を持っています。

    何といっても、甘く、巨大なカリフォリニアのカベルネ・ソーヴィニヨンの中で、このワインにはフィネスがあるのです。爽やかで、清涼感ともいうべきエレガンス。まるでボルドーのメドックから産まれるワインのようなのです。

    実際、アルコール度数も毎年のようにどのヴィンテージも13%台と、新世界で造られるカベルネの中では珍しく低く、やはりメドック格付けの味わいを持っています。

    ブティックワイナリーということもあり、更に収量も低く抑えられるので生産量は極少量です。
    最終的な数量はまだ決定していませんが、カベルネ・ソーヴィニヨンとジンファンデルの2種類を合わせても100ケース未満となることは確実で、間違いなくカルトワイン的な存在になることでしょう。

  • 久しぶりの北野ホテルは本格フレンチ「アッシュ」

    先日、10月2日は、わが社ヴァンコム草創期メンバーの一人、加藤くんのお誕生日祝いということで、彼を引き連れ私と一対一にてディナーに出かけました。

    場所は超お久しぶりの北野ホテル、本格フレンチレストラン「アッシュ」。

    スタッフ側にとっては、年に一度の私との「2人っきり」で過ごす、ブレスト形式の共有共感タイムなので、いつもこの機会だけは奮発するよう心掛けています。

    さて、例のごとく、当日は私の大好物である白ワインはシャルドネ、赤はピノ・ノワールを持ち込んだわけですが、ワインリストは以下の通りです。

    白ワイン:
    コルトン・シャルルマーニュ・グラン・クリュ / ドメーヌ・ラペ・ペール・エ・フィス 2011
    赤ワイン:
    ポマール・プルミエ・クリュ・クロ・オルジュロ / クロ・デュ・ムーラン・オー・モワーヌ 2011

    ここへ来た時はいつも、メニューオーダーの際にジビエの入荷があるかどうかを確認するのですが、当日は残念ながら入荷なし・・・ここのところ3回連続でジビエにありつけておりません。
    何だかヨーロッパの方でも、動物愛護の波がさまざまな領域に広がってきており、昔ながらの食文化にまでその波は押し寄せてきているようで、最近は調達が難しいようです。

    ってことで当日は仕方なく、家畜肉=牛肉をメインディッシュにチョイスしました。

    家畜肉ならここへ来なくてもどこでも食べれるんだよなぁ~~。

    先ずワインは、レストランご用意のグラスシャンパーニュは「ボランジェ」をアペリティフに一杯。
    グラン・メゾンの有名どころなので、当たり前のように満足の一杯。

    しかし、グラススパークリングにボランジェとは、さすがは北野ホテルですね。

    アスティなんかを出された日には、じょぼじょぼ~~って・・・やめときましょう。

    軽く一杯食前酒を楽しんだ後は、メインのワイン。
    まずは白から。
    こちらはシャルドネの聖地、コート・ド・ボーヌの特級畑、コルトン・シャルルマーニュ。ドメーヌはラぺさんで、古くからペルナン・ヴェルジュレスのトップ生産者として白ワインでは有名です。

    オーク樽熟成14ヶ月と、白ワインの造りとしてはしっかり長めの熟成で、しかしながらハイ・プライスなグラン・クリュとしては新樽比率は30%と控えめで、八田浩一的には好みのエレガントなスタイルです。

    特に香り高いとか、リッチでふくよかなテクスチャーとか、そんな大げさな表現はマッチしない、しかしながらスタンダードなシャルドネでは表現できない世界観が確かにあり、自らが主張し過ぎない、お料理を引き立てる、トータルバランスに優れた白ワインです。

    いよいよメインのメイン、そう赤ワインです。

    私のデイリーワインの1本にオンリストされているオー・モワーヌのピノ・ノワールですが、最近はイタリヤやスペインの土着品種(サンジョヴェーゼやモレリーニョ)を主に飲んでいましたので、ちょっとだけ久しぶりに向き合います。

    こちらも素晴らしい古典で、オーク樽熟成は最長で20ヶ月もの期間を設けますが、新樽は30%とこちらも控えめ。やはり最近流行りのモダンスタイルではなく、昔ながらの古典式にてワイン造りに励んでおり、これまた古典でしか表現できない最上のフィネス、エレガントがあり、やっぱりモワーヌさんのワインは格別です。

    ビオということもり、グラス1杯目あたりは独特の、余り好ましくない香りがしないこともないですが、まぁ土の香りという褒め言葉にてごまかせなくもないレベルなので何の問題もありません。

    ビオならではの味わいは確実に表現されており、エレガントなわりに物足りなさは皆無です。

    しかし、最近の日本の星付きフレンチのお料理は、いかんせん和のテイスト(ダシなんかを使ったり、妙にライトな食感や味付け)がふんだんに落とし込まれています。

    確かに、多くの日本人にはそれが良好で、美味しく、実質的なお店の評判や売り上げに貢献するのでしょうが、それが本格フレンチなのかどうか、イエスかノーで答えろといわれたら、やっぱり答えは「ノー」なわけです。
    ※それは当のシェフ本人もわかってはいるんだろうけど。。

    それに比べ、北野ホテル、アッシュのお料理は、良くも悪くも本格フレンチに近く、他のグラン・メゾンといわれるハイ・レベルなフレンチレストランとの比較なら、間違いなくアッシュは本格フレンチだといえます。

    今や、和テイストのフレンチの方が実は多く、北野ホテルのような本場に近いスタイルを頑なに踏襲しているレストランは滅多にありません。そこら辺の欧米系一流ホテルのフレンチなんかでも、やっぱり和のテイストが前面に押し出されており、良くも悪くも「フレンチはこんなにライトではない!」と突っ込みたくなります。

    今では返って珍しい、北野ホテル「アッシュ」は、やはり素晴らしいグラン・メゾンだったことを改めて再認識しました。
    ※もっとジビエの調達に力を入れてはいただきたいが。。

  • カワサキ401走行会参加 2014年9月10日

    またまた行ってきました、カワサキ401会主催のサーキット走行会。
    場所はいつもの通り、岡山国際サーキットです。

    (そう、今回はワインねたではありません。。)

    前回はカワサキが誇るスーパーミドル、ZX-6Rだったのですが、今回は新しく納車しましたBMW S1000Rにてチャレンジ。
    間違いなく、現在地球上に存在するネイキッドスポーツバイクの中で最速のマシンです。

    まだ納車したてで、走行距離が600Kmそこそこと慣らし中なので、8000rpmを上限とした走り方をしなければならず、ちょっとフラストレーションがたまります。

    ただ、仲間内からはもちろん、同じピットを使用する知らない人達からも、「S1000Rやっ!」、「初めて見た!」という憧れと羨望の眼差しを一身に受け、ちょっと得意げ~~、快感でした。

    最新の超人気バイクということで、納車も4~6か月待ちで、日本全国でもおそらくまだ100台も流通していないでしょうから、事実、街中でもサーキットでも他には見たこともなく、既に手にしている自分は幸せだなぁ~~と再認識しました。

    ありがとうございます、ありがたくいただいときます。

    当日は残暑が厳しいといえるほどの晴天で、絶好の走行会日より。

    サーキットは何回走っても、1本目はやっぱりドキドキ緊張します。

    走っているときは気づきませんでしたが、バイクを降りた後、妙に胃が痛いことに気づく。

    「あれ、何かめちゃくちゃ胃が痛い。。」

    きっと1本目ということで、緊張や恐怖感で極度のストレスがかかったのでしょう。

    まぁ、バイク走行の緊張感や恐怖感は、ストレスでもあり快感でもあるので、1本目はどうやらストレスが勝ったようです・・・諸刃ですね。。

    当日は最高のお天気に恵まれていたはずなのですが、そこはやはり「山」。
    夕方前から雲行きが怪しくなり、ラスト走行の3本目は雨の中のスタートとなりました。

    微妙だなぁ~~、と思いながら走っていると、とある左コーナーでリアタイヤがズリズリ~~って・・・思いっきりスライドするではありませんか。。

    しかし、そこは電子制御デバイス満載の最新最強わがマシン!

    間髪入れずに、トラクションコントロールとアクティブサスペンションDDCが作動し、何とか無事にクリアできました・・・まるでガンダムかトランスフォーマーのようです。。

    まだ納車したばかりの新車で転倒なんて勘弁勘弁。

    既に2本を気持ちよく走ったし、高校生の走り屋でもないのだから雨の中まで走りたくないわってことで3周ほどでピットイン。

    ほんの少しケチがつきましたが、それでも前2本は気持ちよく走れたし、やっぱりサーキット走行は最高に楽しいです!!

    前回同様、日中興奮状態だった全身の細胞を落ち着かせるべく、夜は最高のワイン、

    ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ / サルヴィオーニ 2009

    をじっくりゆっくりといただきました。

    あぁ~~、思いっきり走った日の夜に、陰性の大人びたワインを飲むと・・・もう病みつきになりますね。

    バイク最高!ワイン最高!!

    といつものように締めくくらせていただきます。


    ブレーキング直前。しかし車格のあるバイクだなぁ~~。
    180cm ある私が乗ってもバイクちっちゃく見えないもんね。


    フルブレーキング!!
    視界は歪むわ、狭くなるわ、けたたましいノイズは響くわで・・・一番怖くてストレスな瞬間。

    でもこれが「抜ける」「抜けない」に大きく影響するのでビビらず突っ込みます。


    ひざすりすりハングオン。

    こちらはノーストレス!コーナリング派の私には一番気持ちいい瞬間です。
    ストレートじゃないんだよねぇ~~、バイクは。
    ハーレー乗りさんごめんなさいね。

    まだ寝かしてる途中ですよ・・・一番深いバンクショットが欲しかった。。
    まぁ、ただで撮ってもらってるんで文句言えないですね。
    カメラマンさんありがとう!

    ウォンッ!ハクッ!グバッ!!
    バリ伝見てた人には懐かしい響きですね。

  • オークセイ・デュレス / クロ・デュ・ムーラン・オー・モワーヌ 2011年

    先日に引き続き、最近お気に入りのドメーヌ、「クロ・デュ・ムーラン・オー・モワーヌ」のピノ・ノワール テイスティングです。

    まぁ、寄稿は同じ生産者が続きますが、実際にはほぼ毎日ワインを飲んでおりますが・・・毎日テイスティング記事をアップするほどマメではありませんので。。

    さて、前回は同ドメーヌのトップ・キュヴェだったわけですが、今回は中級キュヴェのオークセイ・デュレス村名です。ただ、村名ワインとはいってもヴィエイユ・ヴィーニュであり、古木から造られる見事な古典、また畑はモノポールものということで、単なる村名以上に気持ちは高ぶります。

    同じ生産者の同じセパージュ、同じ地区ということもあり、八田浩一レベルの味覚では前回のトップキュヴェとの差はさほど感じません。(ってか完全なブラインドだと絶対にわからないと思うし、殆どのソムリエもわからんだろうなぁ~~)

    しかしながら、こういうことをいいだすと否定されるかも知れませんが、ワインを愉しむ要素の一つに間違いなく知識が含まれます。

    そう、ワインについて何の知識もない人が、本当の意味でワインを堪能することは難しいと思うんですね。
    そのワインがどこの畑で造られたのか、どんな生産者がどのような志で?どんな栽培方法、醸造方法、熟成期間は?フレンチオーク樽使用ですか?SO2含有量はどれくらい?等々、こういった素性を理解した上でワインを愉しむ方が、まったく何も知らずにただただ自らの味覚のみを頼りに嗜むより明らかにワインを愉しめます。

    これは別にワインに限ったことではないと思うんですね。
    お料理だったら、例えばその食材の素性、「ヨーロッパにしか生息しない貴重な野生の鳥を空輸し今朝入荷したものです。」とか、「隠し味に南米産の大変珍しいスパイスを使っている。このニュアンスはこれでしか味わえません。」とか、そういったことを知ったうえで料理をいただくのと、何も伝えられずにいただくのとでは心の振れ幅が違うはずですよね。
    違いなんてないという方が逆に感性に乏しいというか、寂しいですよね。だって知性をもった人間なのだから。。

    ってことで、やはり前回のポマール・プリミエよりは深遠さ何かが落ちるのかなって感じがしましたが(抽象的ですみません)、それでもそれはトップキュヴェとの相対的な評価であり、絶対評価としては「リピート決定!」との結論ということで素晴らしいピノ・ノワールに間違いありません。

    例のごとく、ピチピチしたラズベリーの芳香、赤系果実の甘い香りも格別です。こだわりたい酸も良好良好。ブルゴーニュ産らしいキュッと引き締まった酸で大好きです。

    酸やタンニンは引き締まってはいますが、飲み味は意外と立体的でマイルド。
    う~~ん、やっぱりオー・モワーヌさんのワインは美味いなと納得の1本でした。

  • シャトー・クレール・ミロン 2011 テイスティング

    ボルドーワイン愛好家にとって5代シャトーという響きは、すでに神格化されるほどの存在にまで昇華しておりますが、中でもムートン・ロートシルトは奇跡を体現したワインとして、日本人にとっては特に注目されるワインではないでしょうか。

    1973年、不動のメドック格付け第2級から、最高格付け1級に昇格を果たした唯一のワインなのです。

    このムートン・ロートシルトのオーナー会社、「バロンヌ・フィリップ・ロートシルトGFA社」が所有する、同じメドック格付けの第5級にクレール・ミロンがあります。

    昨夜はこのクレーム・ミロンを愉しみました。

    さて、GFA社が所有するメドック格付けワインは、ムートン、クレール・ミロンの他に、第5級のダルマイヤックもありますが、品質において一般的に評価される序列は、

    1. シャトー・ムートン・ロートシルト
    2. シャトー・クレーム・ミロン(ダルマイヤックと僅差)
    3. シャトー・ダルマイヤック(クレール・ミロンと僅差)

    という感じですかね。

    まぁ、ムートンの2000年以降のヴィンテージとなると、私のようなワイン流通業者に身を置く者でも、1本5万円オーバーの出費を要するわけで、何か特別なイベントでもない限り、家のみワインにオンリストするわけにはいきません。

    ってことで昨夜はクレール・ミロンをチョイスしましたが、このクレール・ミロンは、ムートン・ロートシルトの畑と、同じく第1級のラフィット・ロートシルトの間に挟まれた絶好のロケーションに位置し、そのスタイルもムートンを踏襲したものです。

    特に、上記3つのワインの中では最も外交的なワインといわれ、比較的若いうちからそのポテンシャルを堪能できる親しみやすいワインだといわれています・・・が、さて、この2011年は・・・

    豊かでコクがあり、おそらくこのニュアンスはメルロの特徴が際立っているような気がします。
    古木から古典式で造られるメドック格付けは、力強くはあっても他の産地、特に新世界で造られる同セパージュと比べれば、相対的にスタイリッシュで、いや、エレガントともいえるほど上品で、涼しげな清涼感を明確に感じるもので、あえて誤解を受ける表現をすると、良い意味で「薄い」のですが、このワインは新世界に匹敵するレベルのいわゆる「濃い」ワインですね。

    もちろん、メドックのテロワールの特徴であるメントールの香り、最上のフィネスも兼ね備えてはいるので、新世界で造られるワインのような飲み疲れが酷いということはありません。

    黒みがかった中にも深みのある美しい赤色が目立つ色調、フルーティーな果実香、特にプラムを強く感じますが、この果実香の中にインパクトのあるスパイスも感じられます。
    ベリー系、カシス系の果実味をしっかり感じる味わいで、タンニンや酸味はほどよいレベル。舌触りは丸く太く、とにかくリッチです。

    ワイン自体は非常にレベルが高く素晴らしかったのですが、それに合わせたお料理(つまみ)が、醤油だし系だったので、マリアージュ的に失敗し、昨夜のお家ワインは素敵な時間とは総括できませんでした。

    素晴らしいワインに対し申し訳ないことをしました。
    以後、気を付けます。

  • カワサキ401ミーティングに参加 2014年7月16日

    私、プロフィール紹介にも記載していますが、大のバイク好きなんです。

    ワインの仕事自体、「好きこそものの上手なれ」をドンピシャで体現している私ですが・・・

    空前のバイクブームであった80~90年代初頭、高校生という青春ど真ん中を過ごした私にとって、「レプリカ」や「峠」、「バリバリ・・・」という響きは、もう反応せずにはいられないワードであり、おっさんになった今でも、いや、おっさんになった今だからこそ、もう一度あの頃のトキメキを欲してしまうのです。

    ・・・そうです、八田は今流行り?のリターンライダーなのです。

    ってことで先日、F1が開催されたこともある日本有数のサーキット、岡山国際サーキットの走行会に参加してきました。

    走行会の主催は、バイク業界では有名な「Kawasaki401会」です。

    カワサキが誇るミドルクラス最新最強マシン、Ninja ZX-6R 636 2013年型を駆り、サーキットを思う存分楽しんできました。

    さすがにこの年になると、若いころのように峠を攻めるのは怖くてできません。

    当時は、GパンとTシャツという軽装で、危険が一杯の峠をガンガンに攻めていましたが(ヒザすりすり)、今となっては信じられませんね。

    今は、プロテクター機能の高いライディングスーツに加え、内にはプロテクターもしっかり付け、グローブも安全性の高いもの、ヘルメットは最高品質のもの、しまいにはバイク用エアバックシステムまで装着し、それでいて公道とは比較にならないほど安全走行が可能なサーキットでしか、まともに攻めようという気にはなれません。

    まぁ、抱えているものが当時とは違いますのでね、プライベートでもビジネスでも。。

    サーキットラン・・・もう楽しくって楽しくって。

    楽しすぎて嫌になる!

    ってくらい、苦しいほど楽しくて、バイク最高!!です。

    次回、9月10日開催のKawasaki401走行会にも絶対参加します。

    その夜は、日中アドレナリンMAX状態で過ごした分、静寂なピノ・ノワールの代表であるシャンボール・ミュジニー特級を、お気に入りのジャズを聴きながら静かに愉しみました。

    やっぱりワインも最高だね!!


    ピットで走行前の待機中。保安部品外したりテープ貼ったり、空気圧チェックしたり。


    Ninja 揃い踏み。さすがカワサキ主催。


    しげしげと見つめられるMyマシン。そんなに僕のマシンはカッコいいですか?


    コーナリングは進入での向き変えが大切です。


    クリッピングポイント直前、クゥ~~、楽しい!!ステップノーマルなのでガリガリ擦ってます。


    この一枚だけとなる貴重な逆アングルショット。撮影ありがとうございました。


    最後はやっぱりピース。


    バイクって最高のオモチャですね。次も絶対に参加します。

  • セブ島英語留学

    英語・・・。

    私にとって、いや、おそらく多くのビジネスパーソン、いやいや、各々のビジネスや生活環境、趣味や志向に関係なく、いわゆるスタンダードな価値観を持つ日本人にとって英語は、出来ることならマスターしたいスキルの一つであることに間違いないでしょう。

    海外旅行の際に、ホテルに日本人スタッフ、もしくは日本語が話せるスタッフが居るのかどうか?
    英語が話せればそんなことは考えなくていいのです。

    日航やオークラでなく、リッツやインターコンチネンタルなど、欧米系のホテルを迷うことなく選択できるようになるのです。

    レストランシーンやショッピングシーン、タクシーでも困ることはありません。
    それこそ街中で現地の人に声をかけ、お勧めのレストランや観光スポットを聞いたり、はたまた世間話なども出来たりするわけです。

    もちろんビジネス的にも断然有利。
    特に私のようなワインの会社を経営している者にとっては、英語が話せると活動の幅や自由度が飛躍的に広がります。ワインの調達やインポート、海外のワイナリーやブローカー、ネゴシアンとの交渉に、通訳を介してではなく、自らが直接やり取りを行えるようになると非常にビジネス効率が上がります。

    もちろん、ワインカンパニーの経営者という立場において、経営やマネジメント、ウェブやマーケティングに財務理論、そして大好きなワインの知見を深めなければならず(趣味のバイクも)、英語学習だけに時間をさくことなどできるわけもなく、今さらビジネスレベルの英会話をマスターしようなどという思いはありませんが、せめて日常英会話レベルのスキルは習得し、相手との交渉事において、相手と通訳の2者間だけでなく、そこに私も当事者として参加し、難しい言い回しの時や、話の内容の確認という意味で通訳担当を利用するというスタンスを目指したいのです。

    ということで、子供たちの春休みに合わせ、家族4人で海外英語留学にセブ島へ行ってきました。
    日程は2014年3月22日~4月5日の2週間。

    いつものように何カ月も経った今更というタイミングでのブログアップですが、まぁ、自分史記録という意味合いも当ブログは兼ねてますのでお許しください。

    たったの2週間ですから、私程度の凡人がどうあがいても英語マスターに至らないのは始めから解っています。
    いくら日常会話レベルといっても、最低1年間、毎日必死で勉強&トレーニング(実際のヒアリングとスピーキング)をやらないとマスターなんてできません。

    私はこの留学を、「英語学習のキッカケ」にするつもりでチャレンジしました。
    結果的に、1日4~5時間、英語の勉強&トレーニングを行うことに対する「感覚」を得ることができました。

    それまではどうしても、英語学習に毎日4~5時間も向き合うということがイメージできなかったのです。

    それがこの留学をキッカケに、その感覚を得ることが出来たので、取りあえずこの留学は成功だったと総括しています。

    現実には経営者という立場において、想定外の問題や多忙という言い訳から、毎日長時間休むことなく英語学習が続いているかと問われると、答えは「No」ではありますが、この「感覚」とそれが「イメージ」できる自分に変われたことは、非常に大きな成果だったと確信しています。

    まだまだ時間はかかるでしょうが、2016年辺りの八田浩一は、本目標を達成済みであることをイメージして頑張っていきます。


    留学先スクール、「ブリリアント・セブ」の卒業式
    卒業生である私たち家族4人は、迎えの檀上に座っています。


    ブリリアント・セブの卒業証書です。
    朝から夕方まで、みっちりマンツーマンでのレッスン・・・
    思いのほか辛かったです・・・かなり。。


    喧噪感ただようセブの下町。


    どこかノスタルジーな雰囲気を感じなくもないですね。


    この退廃的な雰囲気も嫌いじゃありません。


    バスケットで遊ぶ少年たち。


    いつもはスクール設備のコンドミニアムで生活していましたが、週末だけはホテルステイを
    楽しもうということで、インペリアルパレス・ウォーターパーク・リゾート&スパに滞在。
    朝から夜まで子供たちとプール遊びで・・・癒されるどころか、逆に普段よりも疲れました。


    セブ島も街中にいけば結構栄えています。
    フレッシュマンゴージュースを毎日1本以上は飲んでいたな。
    日本なら500円~はするものが、セブなら70円くらいなので。


    もはやフィリピン料理?ともいえるほど、フィリピンでは超ウルトラスーパー大人気のジョリビー。
    ファーストフード業界のマンモス、マクドナルドさえも、ジョリビーには太刀打ちできません。
    我が娘たちもジョリビーのチョイ甘テイストに、メチャクチャ美味しいとハマっていました。

  • オーストラリアワイン探求 Vol.02

    前回、「オーストラリアワイン探求 Vol.01」からの続き。

    多くの新世界ワインの造り手は、フランスやイタリアで造られるクラシックスタイルのワインを、自らのワインに求め目指します。そして、それをセールスにおいても強調します。

    冷涼な気候に恵まれ(温暖な土地の造り手がいう)・・・、奇跡のブルゴーニュスタイルが完成・・・、ボルドーのテロワールに近い・・・、しかしながら、未だかつて新世界において、旧世界の偉大な古典に近づいたワインはないと私は思います。と同時に、フランスやイタリアが新世界で造られる強烈にリッチで、グラマラスで、独創的なワインは造れません。

    どの国のワインも、その固有のテロワール下において、そのテロワールに沿った(合った)ブドウを育てることが大切です。その条件の中で最大限の完熟ブドウを造り、そのブドウの個性を可能な限り活かしたワインを造ることこそが、偉大なワインの完成形であり、ワイン造りが世界規模にまで広がっている意味を成すのでしょう。

    どこかのワインを、そのテロワールがないのに真似ると、ただただごまかしのワインしか生まれません。
    人も自然も、料理も文化も考え方も、土地土地毎に異なるわけですから、ワインだって本来はそうあるべきでしょう。

    フランスやイタリアなど、旧世界のワインをベンチマークとしたり、ワインの「スタイル自体」にヒエラルキーを持ち込む必要はなく、それは世界中のワインの個性を愉しむチャンスを自らが消失させる、愚かな考え方だということに気づけば、より一層ワインライフが愉しくなり、本質的なワインの魅力をより正しく評価できるようになるはずです。

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