今日もワインを飲んでます そして思いついたことを書きつづる

  • ランス(Reims)

    プレゼント専門シエル・エ・ヴァンの店長・ハヤシです。
    今回はランス(Reims)について勝手に語ります。

     

     

    フランス北東部の旧シャンパーニュ=アルデンヌ地域圏、現在のグラン・テスト地域圏マルヌ県にあるランス(Reims)は、シャンパーニュ地方の中でも特にワイン醸造で知られています。ランスを拠点として、多くの有名なシャンパン製造会社がテイスティングやセラーツアーを開催しています。また、それらのシャンパン製造会社は、ランスの地下に、総延長120キロに及ぶワイン貯蔵庫・カーヴが縦横に張り巡らされています。
    そのような都市ということもあり、郊外はブドウ畑が一面に広がっています。まさにブドウ畑の平原であり、シャンパーニュの語源も「平原」を意味するラテン語のカンパニアに由来すると言われています。
    パリからは、東北東に約130kmの場所に位置しています。

     

    かなり古くからの歴史のある都市で、古代ローマによる支配がはじまる以前から、この地に都市ができていたといわれます。当時はガリアで、居住していたのは、レミ族でした。彼らが築いた都市がドゥロコルトルム(Durocortorum)で、これがランスの前身でした。
    古代ローマが支配する時代になってからの遺構も残っています。その代表が、3~4世紀につくられたマルス門でしょう。
    また「戴冠の都市(la cité des sacres)」や「王たちの都市(la cité des rois)」とも呼ばれますが、これは498年にメロヴィング朝フランク王国のクロヴィス1世の戴冠式が関係しています。ここで聖別戴冠式が挙行されたのです。そのようなことから、フランス王家にとっては、聖なる都市ともなっています。歴代国王の戴冠式がここで行われてきたのです。

     

    そのフランス歴代国王の聖別戴冠式が行われたのが「ノートルダム大聖堂」です。これは隣接するトー宮殿、市内の聖レミ教会堂とともに1991年に、ユネスコ世界遺産に登録されました。フランス国内のゴシック様式の傑作の一つといわれています。
    816年にルイ1世がここで戴冠式を行い、その後、1825年のシャルル10世に至るまで、計32人が大聖堂で聖別を受けました。戴冠式では、15世紀、ジャンヌ・ダルクに連れられて聖別を受けたシャルル7世、ルイ13世、ルイ14世、ルイ16世などがいます。
    しかし、ランス・ノートルダム大聖堂は、フランス革命の時の動乱では、彫像を中心に破壊されてしまいました。そこで1875年には、フランスの国会で修復が決議され、彫像の多くが修復されるようになりました。
    ところが次は第一次世界大戦でした。1914年から1918年までドイツ軍により彫像だけでなく、ステンドグラスも半数近くが被害にあいました。大聖堂は壊滅的な被害を受けたのでした。
    20世紀になって、ランス出身の建築家アンリ・ドゥヌの主導により再建が開始されました。現在でも一部はまだ修復作業が行われています。

     

     

    そして、このランスでは、1962年にフランス大統領のシャルル・ド・ゴールと西ドイツ首相のコンラート・アデナウアーがこの地で会見しました。フランスとドイツの歴史的な和解でした。

     

  • ドン・ピエール・ペリニョン(Dom Pierre Pérignon)伝説

    プレゼント専門シエル・エ・ヴァンの店長・ハヤシです。
    今回はドン・ペリニヨンについて勝手に語ります。

     

     

    世界で一番有名であり、しかも高級シャンパンの代名詞ともいえるのがドン・ペリニヨンです。
    これはベネディクト会の修道士だったドン・ピエール・ペリニョン(Dom Pierre Pérignon)に由来します。彼が所属していたオーヴィレール修道院は、ドン・ペリニヨンの貯蔵所を兼ねているほどです。
    彼の功績により今日のシャンパーニュが生まれたといわれ、いわば伝説化しています。彼がオーヴィレール修道院に入ったのは1668年、発泡性のシャンパーニュが発明されたのが1680年ごろとされています。
    しかし、実は本当にそうだったのかというと、その確たる証拠は皆無なのです。

     

    ドン・ペリニヨンの果たした実績として、例えば黒ブドウから澄んだ果汁を得る方法、産地の異なるブドウをミックスすることで高品質にする方法などは、たしかに、その発展に貢献した人物であるのは間違いないようです。
    しかし、発泡性ワインについては、証拠がありません。
    伝説だけが独り歩きしてしまった可能性も捨てきれません。

     

    面白いことに、調べてみると、発泡性ワインはフランスではなく、イギリスで飲まれていた記録のほうが古いようです。1663年以前からなのは確かなようです。
    ただし、生産されていたのはフランスのシャンパーニュで、フランスでの流通となると、1728年以降です。
    つまりフランス産シャンパンはイギリスに輸出することが先にあり、その後に国内に知れ渡ったようなのです。
    19世紀には、北欧やロシアにも輸出が拡大され、一方で産地偽装問題も起こり、「シャンパーニュ」と名乗れるのものは、シャンパーニュ地方で収穫、醸造された発泡性ワインのみと決められることになりました。

     

    この「シャンパーニュ」という名称ですが、フランス語の古語でCampagneに由来します。意味としては「田舎」です。
    地名としては1065年からで、ブロワ伯ティボー3世がシャンパーニュ伯となったことによります。
    「シャンパーニュ地方で収穫、醸造された発泡性ワインのみ」という決定も、厳密にどこからどこまでの地域なのか、という問題も起こったりしました。

     

    ドン・ペリニヨン伝説にしても、シャンパーニュ地方の境界問題にしても、それだけブランド価値のあることが原因といえます。
    発泡性ワインをスパークリングワインといいますが、日本人の中でにはどれもシャンパンと言ったりする人もいるほどなので後世への影響力も絶大というのも頷けます。

  • ワイン留学とトロワ

    プレゼント専門シエル・エ・ヴァンの店長・ハヤシです。
    今回はフランスのトロワについて勝手に語ります。

     

     

    フランスのトロワ(Troyes)は、北部にあるグラン・テスト地域圏のコミューンです。 、パリの南東約150キロに位置します。
    現在の人口はわずかに6万人程度ですが、この都市は日本のワイン生産では重要な役割を担った場所です。

     

    明治初期、日本のワインのパイオニアである高野正誠と土屋龍憲がワイン醸造を学ぶために留学したのがトロワだったのです。
    トロワはボルドーでもブルゴーニュでもなく、シャンパーニュ地方の南端です。
    なぜトロワだったかというと、二人の留学の世話を請け負った前田正名が、当時外務省の二等書記官でしたが、トロワにパイプがあり、留学の受け入れ体制が整っていたからでした。
    ちなみにこの前田正名ですが、のちに山梨県知事になっています。

     

    トロワの歴史は古く、ローマ皇帝ハドリアヌスがトロワに滞在したことがあるとされています。
    その後、メロヴィング朝フランク王国の初代国王だったクローヴィス1世によりトロワ周辺が征服され、シャンパーニュと名づけられました。
    720年にはアラブ軍による征服があったり、889年にヴァイキングにより町が荒廃させられたりしました。
    しかし、1102年に初めてシャンパーニュ伯と自称し、ナバラ女王とフィリップ4世の結婚により、シャンパニュは王家との結びつきに成功し、中世では繁栄を誇る地域になりました。

     

    実はこのトロワには、ユダヤ人排斥の歴史もあります。
    ナチスのユダヤ人迫害よりはるかに前の時代です。
    ときは1288年。トロワ住民によるユダヤ人への血の中傷(Blood libe)が起こったのです。これはユダヤ教徒がキリスト教徒の子どもを拉致し、その生子どもたちの生き血を過越しのパン(マッツァー)という祝祭の儀式のために用いた、という事件です。
    しかしこれは事実関係はわからず、あくまでキリスト教側からの告発や非難です。
    この容疑者とされたユダヤ人たちは火あぶりによる処刑となりました。
    トロワに生まれた有名なラビとして、イサーク・ベン・ソロモンがいます。生誕年は1040年ですから、この頃からユダヤ教の住民が多かったとされています。
    それがこの悲劇的な事件につながったともいえます。

     

    ちなみにナチスは1940年、トロワのあるオーブ県の大半を占領し、トロワにも爆撃をしました。その結果、ナチスはトロワを制圧しましたが、このときに町に残っていたのは約4000人の住民だけだったといいます。
    トロワ開放は1944年で、その直前にナチスはトロワ南部のブシェールで、「ブシェールの惨劇」という63人の住民を処刑していました。

     

    激しい歴史を持つトロアですが、日本のワイン醸造を学んだ記念すべき都市という側面もあるのです。

     

  • そろそろ恋しいシャンパーニュ

    すっかり暖かくなってきましたねぇ~~。

     

     

    一年の中でも一番過ごしやすい時期なのでしょうが、天気の良い日なんかは既に十分暑く、赤ワインもいいですが、キリッと切れ味シャープで繊細なスパークリングワインがそろそろ恋しくなってきますよね。

     

    ってことで、、

    正直余りスパークリングワインには博識でないのですが、お知り合いのインポーターさんで大変シャンパーニュ好き(シャンパーニュしか飲まない・・・とまで言われるほどの方)の諸氏がいらっしゃるので、その方に相談させていただきお勧めどころを購入しました。

     

     

    エグリ・ウリエ EGLY-OURIET

     


     

     

    ご存じ、評論家の評価はすこぶる高く、我々業界関係者が最も信頼を置くワイン評価本「クラスマン」において、クリュッグやドンペリなるプレミアムシャンパーニュと堂々同列の評価を獲得した、どちらかというと玄人仕様のシャンパーニュの最高峰です。

     

     

    まさにムースという表現がピッタリなほどの細かい泡、際限なくわき上がり続ける力強い泡。。

     

    ピノ・ノワールの比率が高く、果実香や味の豊かさはこれ以上は望めないレベル。
    樽をしっかりと効かせた造りで、ワインに深い厚みを与えています。

     

     

    確かに他のグラン・メゾンの特級モデルに引けを取らない、最高品質のポテンシャルは間違いなく持っていました。

     

    とっても美味しかったということを、まずお伝えしておきます。

     

     

    しかし、、、今の私のシャンパーニュへの「旬」はブラン・ド・ブランのような繊細さ、エレガンス。。

     

    なんかご相談している中でうっかりしてて、セパージュや特性を良く確認もせず、ただただお勧めの物を買ってしまいましたが、これからの暑い季節に「キリッとスッキリ☆★」したいという想いがあるので、「今の私の旬」にはマリアージュしていませんでしたね。。

     

     

    例えば・・・サロンのような、、そんなシャンパンが欲しかったのです。

     

     

    しかしエグリ・ウリエが最高品質のシャンパーニュであることに間違いはなく、秋冬のゴージャスなシーンに愉しみたい、

     

    そんなアダルトなシャンパーニュでした。

     

     

     

     

    ■シエル エ ヴァンお勧めコンテンツもヨロシク

    ↓     ↓     ↓     ↓     ↓

    誕生日 ワイン

    「生まれた年と同じ収穫年のワインで誕生日に祝杯をあげる」。こんな素敵な慣習の普及が、年々広まっております。生まれ年のワインには、その人それぞれの人生の郷愁を内包しており、それは味わえば、品質とは異なる別次元の味わいを感じることができるはずです。

    シエル エ ヴァンは、誕生日プレゼントに生まれ年ワインをご提案しております。

  • シャンパーニュ – ラベルの読み方

    前回、「シャンパーニュ – 醸造」からの続き

     

    今回は、シャンパンのラベルの読み方についてです。

    ■ Extra brut(エクストラ・ブリュット)、Brut(ブリュット)、dry(ドライ)、demi-sec(ドミ・セック)
    シャンパンの糖度は「門出のリキュール」によって調整されますが、上記表示の順に糖度の度合いが高くなります。また、ノン・ドゼ(non dose)、あるいはブリュット・アンテグラル(brut integral)という表示はドザージュをしていないことを意味し、その場合、澱抜きで量が減った分はそれより年代の古いベースワインで補われます。

     

    ■ Blanc de blancs(ブラン・ド・ブラン)
    白ブドウのシャルドネのみで造られるシャンパンの呼称。逆にブラン・ド・ノワールは、黒ブドウであるピノ・ノワール、ピノ・ムニエだけで造られるシャンパンとなります。

     

    ■ Grand cru(グラン・クリュ)、Premier cru(プルミエ・クリュ)
    それぞれ格付けを100%、格付け90~99%の畑のブドウだけで造られたシャンパンを意味します。このようなラベル表示をするのはレコルタン・マニピュランだけで、大手メゾンの場合、この格付けは販売店向けの宣伝パンフレットなどには記載されることはあっても、ラベルには取り立てて表示はしません。
    「ブレンドの妙をみくびるなかれ」というスタンスなのです。

     

    ■ Millesime(収穫年)
    シャンパーニュ地方は気候が不安定なため、収穫年が表示されるのはその年の天候が良かったものに限定されます。

     

    ■ Cuvee de prestige(キュヴェ・ド・プレスティージュ:特級品)
    今日では、どの製造元も特級品に特別のボトルを用意し、豪華なラベルを貼っています。これらは、原酒の中でも栽培地の格付けが高く、また長めに寝かせたものを調合して造られている場合が殆どです。こうした特級品の価格との釣り合いとなると、これはいくら論議しても尽きることはありません。

     

    ■ Codes(略号表示)
    ラベルの下部に、虫眼鏡が欲しくなるような小さい文字で記されている略号は義務表示で、ここを見れば実際に誰がそのシャンパンを造ったのか解るになっています。
    R.M.とあればレコルタン・マニピュラン、R.C.とあればレコルタン・コーペラトゥール、C.M.はコーペラティヴ・ド・マニピュラン、N.M.ならネゴシアン・マニピュラトゥール、M.A.はマルク・オーグズィリエールを示します。

     

     

     

    ヴィンテージワイン専門店 – シエル エ ヴァンもよろしく☆

     

  • シャンパーニュ – 醸造

    前回、「シャンパーニュ – 産地」からの続き

     

    ■ ドザージュ
    ワインを発泡酒に変える工程に、瓶から澱を取りだす澱引きの作業がありますが、その際、糖分を加えて甘味を調節し、味わいをまろやかにするのが伝統的な手法です。この工程は「門出のリキュール」とも呼ばれます。
    このリキュール(実際にはシャンパン生地のワインに砂糖を溶かしたもの)の添加によって、この作業を行います。糖分含有量はブリュット(生1本の意味でリキュール無添加と思われがちですが、実際には微量添加)だと5~15g、エクストラセック(極辛口)ならその倍程度に調節します。
    ドザージュのコツは、リキュールとワインをいかにバランスよく調和させるかにあります。また糖分を完全に溶け込ませるには、添加後1年は寝かせた方が良いのです。

     

    ■ ロゼ
    シャンパンのロゼを造りには2通りの方法があります。
    1つは、黒皮ブドウをやや強めに圧搾するか、あるいは黒皮ブドウの果皮を果汁に入れたまま短期間発酵させることによって色を抽出しロゼ色にして、それをベースワインとする方法。
    もう1つは、通常のワインに赤ワインを少し混ぜて(10~15%)ベースワインとする方法です。

     

    ■ 非発泡酒
    シャンパーニュ地方では、少量ですが白及び赤のスティルワインも生産されており、コトー・シャンプノワと呼ばれ、発泡酒と同じような価格帯で販売されています。
    良い年の、それも極限られた名醸醸造家が造る赤ならば、フィネスの極みに達する場合もあります。しかし一般的には、価格に見合った品質は期待できません。

     

     

     

    ヴィンテージワイン専門店 – シエル エ ヴァンもよろしく☆

     

  • シャンパーニュ – 産地

    前回、「シャンパーニュ – 品種」からの続き

     

    <ブドウ畑と地域分布>
    大手メゾンのシャンパンは、大部分が複数の村のブドウを混ぜて造られています。一方、レコルタン・マニピュランは、自社畑のブドウだけでその特徴を活かしたシャンパンを造り、出生の村名を冠して販売しています。シャンパーニュ地方の全ブドウ栽培地は村単位で格付けされ分類されており、その格付けによってブドウの価格が決まります。最上級の格付けは90~100%で、その品種の最高値の90~100%で販売できるという意味です。90~99%の村はプリミエ・クリュ、100%はグラン・クリュと呼ばれます。
    しかし、これはあまり厳密な分類ではありません。あくまでもある村全体の平均格付けであって、特定の畑に対するものではないからです。

     

    ■ Aisne エーヌ県 : ピノ・ムニエを基調としたワイン造りが行われており、品質も向上中。しなやかさが特徴で、アペリティフ向き。ただしこの地域のレコルタン・マニピュランは、大半がまだ技術不足です。

     

    ■ Petite Vallee de la Marne 大マルヌ渓谷 : キュミエール村からマルイユ・シュール・アイ村までの一帯で、ピノ・ノワールを使った極めて贅沢なワインを産します。良い年のものは6年から12年かけて熟成のピークに達します。食事向きで、特に白身の肉(豚・子牛・鶏など)や猟鳥肉との相性は格別です。

     

    ■ Montagne de Reims モンターニュ・ド・ランス : この地区の南部、アンボネ村やブージ村では、コクのある個性的なワインができます。アンボネ村産はバランスが良く、ブージ村産はかなり強い味が特徴。ヴェルジィ村とヴェルズネ村は冷涼で、ピノ・ノワールだけでは酸味の勝ったバランスの悪いワインになってしまうため、ある程度シャルドネを混ぜます。すぐ近くのトレパイユとヴィレール・マルムリィ村は、上質のシャルドネで知られます。一方、シニィ・レ・ロゼス村やリュードの付近では各品種がバランスよく栽培されており、食前から食後までどの段階でも楽しめる万能なワインが造られています。

     

    ■ Cote des Blancs コート・デ・ブラン : フィネスと艶のある色で知られるブラン・ド・ブランの産地。南はヴェルテュ村まで下ると再びピノ・ノワールの産地に変わります。

     

    ■ Aube オーブ県 : 端正で構成堅固な、テロワールの特徴が強く表現したワインを産します。リセ村だけは例外で、北部地区のような類まれなフィネスを備えたピノ・ノワールを産し、熟成させればマルヌ渓谷のものに劣りません。

     

     

     

    ヴィンテージワイン専門店 – シエル エ ヴァンもよろしく☆

     

  • シャンパーニュ – 品種

    前回、「シャンパーニュ総論」からの続き

     

    シャンパーニュ地方では、シャンパンという単一呼称のもとに、年間2億本以上ものワインが生産されています。しかし同じシャンパンでも、ブドウの品種や栽培地によってさまざまな違いがあります。

     

    ■ 品種

    ピノ・ムニエ : フルーティーで酸味が少なく、早熟タイプのワインができます。これをブレンドすると味がしなやかになるばかりでなく、互いに異質な2品種(ピノ・ノワールとシャルドネ)を上手く調和させるのです。
    ピノ・ムニエに適した栽培地は、エーヌ県からマルヌ県入口に欠けての丘陵地帯です。

     

    ピノ・ノワール : ピノ・ムニエよりコクのあるワインができますが、果皮の色がつきやすいので圧搾には工夫を要します。マロラクティック発酵後は酸味も和らぎます。ただし悪い年のものは凡庸な味に終わることが多い。
    栽培地はオーブ県、モンターニュ・ド・ランス地区、およびマルヌ県の中央部にあります。
    尚、ピノ種(ムニエとノワール、あるいはどちらか片方)のみで造られたシャンパンは、ブラン・ド・ノワールと呼ばれます。

     

    シャルドネ : これをブレンドすると、爽やかで洗練され、活力に満ちたワインになります。シャルドネだけで造るシャンパンはブラン・ド・ブランと呼ばれ、味は軽やかでアペリティフ向き。
    栽培地はコート・デ・ブラン地区とマルヌ河左岸が中心ですが、モンターニュ・ド・ランス地区の一部にも点在します。

     

    次回、シャンパーニュ – 産地に続く。

     

     

     

    ヴィンテージワイン専門店 – シエル エ ヴァンもよろしく☆

  • シャンパーニュ総論

    シャンパーニュ地方のブドウ畑は30000ha強におよび、マルヌ、オーブ、エーヌの3県を中心に広がっています。この一帯はブドウが完熟できる北限で、収穫されるブドウは基本的に甘味に乏しくリンゴ酸が強くなりがちです。

     

    しかし、シャンパーニュ地方の人々は斬新なアイデアと工夫を積み重ね、原料であるブドウの弱みをワイン造りの強みに変えて見せました。完熟していない果実特有の酸味を抑え、一方でブドウの繊細な味を活かす技術を編み出したのです。
    つまり瓶内の2次発酵によって泡を生じさせ、酸味を和らげ、白亜質の土壌で育ったブドウ特有のミネラル風味を際立たせたわけです。また、産地の異なるワインを巧みにブレンドし、ノンヴィンテージ・シャンパンのブリュット(極辛口)のように生産年の異なるワインをブレンドする製造法も編み出しました。これは、畑毎や年による欠陥を補って全体の質を上げるために工夫されたものです。

     

    しかし、上質のシャンパンに仕上げるには2次発酵の諸工程に人手と時間がかかり、コストがかさみます。また高級品ともなれば酒蔵に4~5年分のワインを寝かせておく必要があり、余程資金力のあるメゾンでないと補えません。

     

    今日のシャンパン市場は次の3種類の生産者によって支えられています。

    第一はシャンパーニュ地方に古くから続くメゾンで、比較的大きなブドウ畑を所有し、それ以外にも多くの栽培農家からブドウやベースワインを買い入れます。従って複雑なブレンドのシャンパンを造ることができ、また逆にいえば、生産量が多いだけに、ブレンドによる品質安定が必須だということにもなります。
    こうしたメゾンは販売力も強く、ブランドイメージによってシャンパンを世界中に広めました。

     

    第二に栽培農家の協同組合があります。
    一般的にはベースワインをメゾンに販売していますが、最近ではメゾン同様に協同組合合名でシャンパンをを生産販売する例も見られるようになってきました。組合内でブドウをやり取りすれば、自分たちでもある程度複雑なブレンドが可能だからです。
    また自ら生産者を名乗りたい組合員に、醸造したワインの一部を回すこともあります。ただしその場合は、ラベルの下部に「R.C.」(栽培家、協同組合醸造)と表示され、買い手に分かるようになっています。

     

    第三はレコルタン・マニピュランで、自社畑のブドウだけでシャンパンを造っており、当然生産量は少ない。また大規模なメゾンに比べるとブレンドも単純にならざるを得ないが、それでも上質の物には各社固有の簡単には真似のできない味わいがあります。
    こうした栽培農家のシャンパンはあまり輸出されず、約半分はフランス国内で消費されています。

     

    次回、シャンパーニュ – 品種、産地、醸造に続く。

     

     

     

    ヴィンテージワイン専門店 – シエル エ ヴァンもよろしく☆

     

  • 猛暑全開!至高のシャンパーニュで癒されました♪

    いやぁ~~

     

    梅雨明けから今日までほぼ毎日が猛暑日。。

     

    本当に熱いですね。。

     

    他もそうでしょうけどここ大阪も、コンクリートジャングルど真ん中の町なので、もう暑くてたまりません。

     

     

    ってことで、私は基本的に赤ワイン派

    特にブルゴーニュのピノ・ノワールには目がありませんので、今日は白を楽しもうというときも、泡もので渇きを潤そうというときも、最後の締めに赤ワインを飲まなければ物足りない派なんですが、今回はどうしようも無い猛暑ということもあり、スマートにシャンパーニュオンリーで済ませました。

     

     

    今回のお伴は、プレスティージュ感満開のオールドヴィンテージシャンパーニュ

    「ブーブ・クリコ・ラ・グランダム 1995」。

     

     

    このボトルデザインの重厚感がリッチでそそられすね。

     

      

     

     

    熟成を思わせるしっかりした濃い目の黄金で、リッチな色調。

    一発目のアロマには、焦げむしたトースト香が印象的です。

    これは熟成したシャンパンの特徴的な香として知られますが、まさに教科書通りの芳香。

    自然と笑みがこぼれてしまいます。。

     

    シャルドネの比率が高い物と比べ、ラ・グラン・ダムはピノ・ノワールの使用比率が高いことと、それに加え熟成により深い厚みがある飲み口となっています。

     

    泡はものすごくキメ細かく繊細で、ムースという表現がピッタリの域まで昇華しています。

     

    真夏に飲む泡としてはちょっと贅沢過ぎる感もありますが、ものすごく美味かったということだけは間違いありません。

     

    最高!!

     

     

     

    価値あるワインの通販サイト – シエル エ ヴァンもよろしく☆

     

1 2

ワイン通販なら

想い出生まれ年ワイン、デザイン自由オリジナルワイン

スペシャルコンテンツ

オールドワインの魅力

最新のブログ記事

カテゴリー

タグクラウド

月別アーカイブ