今日もワインを飲んでます そして思いついたことを書きつづる

  • マーガレット・リバー(Margaret River)

    プレゼント専門シエル・エ・ヴァンの店長・ハヤシです。
    今回はマーガレット・リバー(Margaret River)について勝手に語ります。

     

     

    マーガレット・リバーは、西オーストラリア州の南西部にある町です。州都であるパースから南へ277㎞、クルマで車で約3時間の距離にあります。
    マーガレット・リバー地域は、オーストラリアを代表する高品質のワイン産地でも知られます。ただし、この地域のワイン生産量は、オーストラリア全体の3%以下しかありません。それにもかかわらず、最高級ワインの5分の1以上がここで生産されているのです。
    世界レベルのワイナリーとしては、ヴァス・フェリックス(Vasse Felix)、ルーウィン(Leeuwin)、ボエジャー・エステート(Voyager Estate)などがり、その数は120以上を誇ります。

     

    町の名は、1831年に西オーストラリアの初期開拓者だったジョン・バッセルのいとこの名前が由来です。マーガレット・ホワーという名で、彼女の名を川に名付け、その上で、この町の名になりました。
    もともとはこの地域にはヌーンガー族が住んでいたそうです。最初の開拓者はイギリス人で、1850年に到着後、1870年頃頃から材木を伐採していき、1910年までに、町として機能するようになったようです。

     

    第一次世界大戦後には、西オーストラリア州への移住を誘致し、新しい開拓者が集まってきました。1922年には移住者が100人を超え、入植者による地区ができたそうです。
    鉄道は1920年代初頭にバッセルトン-マーガレットリバー鉄道が建設され、1925年にマーガレットリバー-フリンダースベイ線が開通しました。

     

    南北に約100㎞、部分的に幅約27㎞というこの地域は、東側にリーウウィン自然史リッジが囲み、西側にはインド洋があります。気候は地中海性で、ブドウ栽培には理想的な条件です。
    しかも、この気候はフランスのボルドーと似ているともいわれます。
    湿度も理想的で、気候、土壌、ブドウ栽培の実践の組み合わせにより、一貫して高品質の強い風味の果実が生まれます。

     

    また、マーガレット・リバーの見どころとしては、レイク・ケーブ(Lake Cave)の鍾乳洞にある「suspended table」と呼ばれる造形物です。
    この鍾乳洞は石灰岩の結晶で、重さは数トンに及びます。洞窟の天井から地底湖の水面すれすれまで吊り下がっているのは圧巻です。このような岩層は、世界でここにしかないと言われていますので、これは必見です。

     

  • グレゴリー・ブラックスランド

    プレゼント専門シエル・エ・ヴァンの店長・ハヤシです。
    今回はグレゴリー・ブラックスランドについて勝手に語ります。

     

     

    イタリア、フランス、スペイン、アメリカ、アルゼンチン、中国に次ぐ世界第7位のワイン生産量を誇るのがオーストラリアです。
    そのオーストラリアワインで、初めてボルドースタイルのワインを生産した農場経営者であり探検家でもある人物がグレゴリー・ブラックスランド(Gregory Blaxland)です。
    彼は1778年6月17日にイギリスのケント州フォードウィッチで生まれました。父親はその町の首長を務めた人物でした。

     

    1805年に、ブラックスランドは妻と3人の子どもを連れてオーストラリアに向かいました。新天地を求めての移住でした。
    一緒に行ったのは家族だけでなく使用人、労働監督者、さらには家畜の羊、養蜂用のミツバチ、穀物の種子なども含まれていました。
    シドニーに到着したのは1806年4月1日で、4,000エーカーの土地を購入し、シドニーの西方に位置するサウス・クリークで農場の経営を開始しました。
    畜産業と農業を行い、南アフリカのケープタウンのブドウの木をパラマッタ・ヴァレーに植え、ボルドースタイルのワインを生産したのでした。
    そして1822年、彼は醸造したワインを持って、イギリスへと戻りました。翌年のロンドンで書籍を出版したり、彼のワインがイギリス王立芸術協会によって銀賞が与えられたことで、オーストラリアとしては海外で初めて賞をとったワイン生産者にもなりました。

     

    1813年には、探検家としてヨーロッパ人によるグレートディヴァイディング山脈のブルー・マウンテンズ横断探検を行い、その共同指揮を執ったこともあります。
    グレートディバイディング山脈(Great Dividing Range)は、オーストラリアで最も重要な山脈といわれ、その規模としては世界で4番目に長い山脈です。
    全長は3,500キロメートル以上で、オーストラリア大陸の最高峰であるコジアスコ山 (2,228m)を含んでいます。

     

    1963年にはブラックスランドを含めた探検家のブルー・マウンテンズ横断探検の様子を描いた切手が発行されたこともありました。

     

  • オーストラリアワイン探求 Vol.02

    前回、「オーストラリアワイン探求 Vol.01」からの続き。

    多くの新世界ワインの造り手は、フランスやイタリアで造られるクラシックスタイルのワインを、自らのワインに求め目指します。そして、それをセールスにおいても強調します。

    冷涼な気候に恵まれ(温暖な土地の造り手がいう)・・・、奇跡のブルゴーニュスタイルが完成・・・、ボルドーのテロワールに近い・・・、しかしながら、未だかつて新世界において、旧世界の偉大な古典に近づいたワインはないと私は思います。と同時に、フランスやイタリアが新世界で造られる強烈にリッチで、グラマラスで、独創的なワインは造れません。

    どの国のワインも、その固有のテロワール下において、そのテロワールに沿った(合った)ブドウを育てることが大切です。その条件の中で最大限の完熟ブドウを造り、そのブドウの個性を可能な限り活かしたワインを造ることこそが、偉大なワインの完成形であり、ワイン造りが世界規模にまで広がっている意味を成すのでしょう。

    どこかのワインを、そのテロワールがないのに真似ると、ただただごまかしのワインしか生まれません。
    人も自然も、料理も文化も考え方も、土地土地毎に異なるわけですから、ワインだって本来はそうあるべきでしょう。

    フランスやイタリアなど、旧世界のワインをベンチマークとしたり、ワインの「スタイル自体」にヒエラルキーを持ち込む必要はなく、それは世界中のワインの個性を愉しむチャンスを自らが消失させる、愚かな考え方だということに気づけば、より一層ワインライフが愉しくなり、本質的なワインの魅力をより正しく評価できるようになるはずです。

  • オーストラリアワイン探求 Vol.01

    30年程昔は、オーストラリアのワインが市場に殆ど出回っていなかったことが今となっては信じられません。

    今やオーストラリアワインは、南半球で生産されるもっとも偉大なワインの一つであることに疑いの余地はありません。

    現在の栄誉を勝ち取った先鋒は、シラーズやグルナッシュ、またこの二つのブドウ品種とカベルネ・ソーヴィニヨンのブレンドで造られる、クラシックスタイルな古木の南オーストラリアのキュヴェだと私は思います。
    南オーストラリアには多くのアペラシオンがありますが、特に、バロッサ・ヴァレー、マクラーレン・ヴェイル、クレア・ヴァレー、イーデン・ヴァレー、アデレード・ヒルズ、クーナワラが有名です。

    ここで私個人の主観をいうと、「バロッサ・ヴァレーやマクラーレン・ヴェイルのシラーズや、グルナッシュの古木から造られるワインに匹敵する、同セパージュのワインは世界中どこを探してもない」、と結論づいています。

    しかしながら、多くのワイン通からいわせると、「重たすぎる、甘い、アルコール度数が高すぎる、樽が効き過ぎているなど、北半球(ヨーロッパ、特にフランス)産ワインが「優れたワイン」の品質基準であると信じて疑わない諸氏からは批判されるのも、オーストラリアワインの宿命となっています。
    もっとも、私は偉大なフランスワインが大好物であり、オーストラリアワインを飲む機会はフランスワインと比較すると圧倒的に少ないです。また、多くのワイン通が批判する通りのワインが、オーストラリア産ワインに少なくないのも事実です。

    ではフランスワインの多くはどうでしょうか?テーブルワインから偉大なワインまでを一括りで評価すると、過半数以上のワインは残念・凡庸なワインだといえるはずです。もちろん、この場合の残念というのは、そのワインの属性や価格からして当然であるといえるケースが殆どだともいえます。この考え方でオーストラリアワインに向き合えば、「然もありなん」なわけです。

    最上のオーストラリアワインは、若いうちは信じられないほどリッチで、力強く、主張が強すぎたとしても、適正な飲み頃を迎えたワインは、誠に素晴らしいワインに昇華します。そして一番大切なポイントは、そのワインの素晴らしさは、北半球で造られる偉大なワインを品質基準とは決してしていません。テロワールが異なるという絶対条件下において、オーストラリア産ワインに北半球産ワインの品質基準を当てはめること事態が誤りなのです。偉大なテロワールを持つ、バロッサ・ヴァレーやマクラーレン・ヴェイルにおいて、最高の完熟ブドウを育て上げることが、オーストラリアワインの独創的な魅力の元であり、ローヌで造られたようなワインのマネをする必要はないのです。

    ~~~ 続く ~~~

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