プレゼント専門シエル・エ・ヴァンの店長・ハヤシです。
今回はモーニントン・ペニンシュラ(Mornington Peninsula)について勝手に語ります。
オーストラリアのメルボルン(Melbourne)は、シドニー(Sydney)と並ぶオセアニアを代表する都市です。 人口508万人の巨大な都市で、ヴィクトリア女王時代の建築物がロンドンに次いで多く残っていることから、歴史的な文化都市といえます。
そのメルボルンから南下したところにあるモーニントン・ペニンシュラ(Mornington Peninsula)がワイン産地です。ここには大規模なワイナリーはなく、小規模なブティックワイナリーが点在しています。気候は冷涼で、海に囲まれた地域です。海から冷涼な風が吹き、その気候に最適なブドウ品種のピノ・ノワールやシャルドネなどが栽培されています。
メルボルンからは、車で南へ約1時間程度で行くことができます。鉄道も便利で、メルボルン中心部にある全ての駅から行くことができるのです。フランクストン行きの電車は、約15分ごとに出ています。また、メルボルン空港かなら、フランクストン方面行きのシャトルバスも運行されています。
モーニントン・ペニンシュラは半島になっていて、小さな半島に50以上のセラードア(cellar door)があります。このセラードアですが、ニュージーランド、オーストラリア、アメリカなどでよく見られるもので、「ワイナリーに併設されている試飲直売所」のことです。もともとは、「ワイン貯蔵庫の扉」を意味するものでした。このセラードアではワイナリーが製造しているワインを試飲することができます。流通させていない限定販売のワインを扱っていたりもします。
モーニントン・ペニンシュラの名産であるピノ・ノワール、シャルドネだけでなく、最近ではシラーズやピノ・グリ、ピノ・グリジオも評判が高くなっているようです。
またペニンシュラ温泉もあります。
オープンしたのは2005年6月で、オーストラリア最大級の温泉施設です。実はこのオーナーは、世界30か国以上のスパを研究した人物で、特に日本の温泉に着目していました。源泉は半島の地下637メートルから湧き出るもので、湧出した天然温泉の温度は約50℃です。温泉施設もオーストラリアでは唯一の天然温泉の総合温泉施設です。露天風呂や洞窟風呂などもあります。
こんな温泉に浸かって、モーニントン・ペニンシュラのワインをじっくり楽しむのは最高の贅沢かもしれません。