プレゼント専門シエル・エ・ヴァンの店長・ハヤシです。
今回は韓国人女性とワインの関係について勝手に語ります。
韓国が輸入したワインの内訳は、赤ワインが55%、白ワインが18%、スパークリングワインが27%(2019年データより)でした。韓国は、一人当たりのアルコール摂取量が世界トップレベルといわれているほどですから、かなりワインも輸入されているのだろうと思うかもしれませんが、他の酒類との割合においては、決して高いとはいえません。
それでもワイン需要は確実に伸びているようで、ワイン販売の年間成長率は5~6%はあるようです。特に若い年代がワインを好む傾向にあるようで、しかも赤ワインだけが突出して多かった市場にも変化が表れ始めています。赤ワインの比率が55%ですが、もともとは63%程度だったのです。白ワイン、スパークリングワインが赤ワイン以上の伸びを示していて、その結果として赤ワイン比率が下がったようです。特にスパークリングワインの人気が顕著に伸びているようです。この10年で3~4倍もの増加です。
では、韓国が輸入しているワインの生産国ですが、もともとは日本と同じようにフランスやチリが多かったといえます。特にチリは市場占有率が高く、年々成長しているようです。やはりコストパフォーマンスの良さがチリワインの魅力であり、人気の秘訣といえます。日本でもチリワインが伸びた理由と同じといえるでしょう。同じく新世界ワインとしては、オーストラリアが伸びています。ニュージーランドも絶対数はともかく、同様に伸びています。南米では他にアルゼンチン、北米ではアメリカも増加しています。
新世界だけでなく、ヨーロッパからも、フランスと並ぶくらいに増加したのがスペインとイタリアです。伸び率ではスペインが20%を超えるくらいで、イタリアの場合はそこまで成長していないものの、スパークリングワインの人気が高く、今後の重要が増えるといわれています。
やはり韓国でも、新世界ワインより伝統を誇るヨーロッパのワインのほうが価値があると思われているようです。この点も日本と同じかもしれません。
韓国ではワイン需要は女性に多いといわれています。韓国の酒というと、最も知られているのは日本でいう焼酎で、サツマイモやタピオカ、穀物などの蒸留酒であるソジュです。やはり女性には焼酎よりワイングラスを傾けるほうが似合うのかもしれません。韓国の20歳以上の成人が1年間に消費するソジュの量は、一人あたりの平均が90本だという調査結果もありますが、それでもワインは女性を中心に消費が伸びているようです。