今日もワインを飲んでます そして思いついたことを書きつづる

  • ローランド島 (Lolland)

    プレゼント専門シエル・エ・ヴァンの店長・ハヤシです。
    今回はローランド島 (Lolland)について勝手に語ります。

     

     

    ワインベルトの北緯30度~50度よりもわずかに北に位置するデンマークのワインについては、以前にとりあげたことがあります。(デンマークワイン
    今回は、デンマークで小規模ながらブドウを栽培しているローランド島 (Lolland)をご紹介します。

     

    ローランド島はバルト海の西端で、シェラン島の南西、ファルスター島の西という位置にあります。
    実はこの島は、ハンブルクとコペンハーゲン間を結ぶ鉄道ルートで、「渡り鳥ライン」や「渡り鳥ルート」と呼ばれるライン上にありました。これは日本では体験できないもので、乗車してきた列車がそのままフェリーに乗船し、そのまま航送されるものです。
    列車内で寝ていたら、いつの間にか海の上にいた、という経験は、何とも衝撃的なものでした。列車がそのままフェリーの船倉に積み込まれるのは、これ以上にない変化で、しかも乗客は船の客席の方に移ったり、船内のレストランなども利用できました。
    残念ながら、このルートは変更され、フェリー経由ではなくなり、ローランド島 (Lolland)を通過することはなくなりました。

     

    このローランド島は面積が1,243km2で、沖縄本島とほぼ同じ面積です。人口は6万8千人で、起伏の少ない平坦な島です。標高が最も高いところでも25mしかありません。
    ファルスター島とは可動橋(跳開橋)のフレゼリク9世橋で結ばれ、ドイツのフェーマルン島との間には海峡の海底を潜るトンネルを建設する構想があります。これが完成したら、かなり便利になると思われます。
    そして、このローランド島が有名なのは、風力発電です。この島の電力エネルギーのほぼ全てが自然エネルギーで賄われ、その中心にあるのが風力発電なのです。その電力量は52億キロワットで、ドイツにも供給しています。自然エネルギー100%、自給率600%の島なのです。

     

    隣のファルスタ島とあわせると、発電用の風車は500基以上になります。驚くべきことは、その風車を所有しているのは、半数が島民だということです。個人で風力発電を行っているわけです。
    さらに、風力だけでなく、バイオマス発電やゴミ発電なども行っています。
    しかし、1973年のオイルショック以前のデンマークは、エネルギー自給率は日本より低い国でした。そのため、原発建設を推進する機運が高まっていました。それが、このように再生可能エネルギーへと舵を切ったので、日本も見習いたいものです。
    そしてデンマーク政府は「2050年には化石燃料からの完全脱却」という目標を掲げています。

     

    また、自然エネルギーやワインだけでなく、マリボー(Maribo) を発祥とするチーズでも有名な島です。
    意外に知られていない島ですが、ハンブルクからもコペンハーゲンからも行けるので、ぜひ、この先進的な島を訪れてみてください。
    わざわざ行くだけの価値はあります。

     

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